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変化を積み重ねた二年間、そしてこれから|#よりみち奮闘記


「生きることは、変わること」

あなたにとって、生きること は?
食べること。悩むこと。たくさんの答えがありますが、私が南相馬での生活で一番実感するのが「変わること」です。

畑の師匠が語る真理

「よりみち」のメンバーは、週に一回、地元の「師匠」に教わりながら畑を耕しています。

もともとは2021年の南相馬への移住後、地元の方と外の方とが関わるきっかけとなる場所を作りたいと、農家民宿いちばん星さんへご相談し、長年農業を営む師匠と繋いで頂き始めた畑。

大好きな師匠と星さん、そしてよりみち畑隊長のこみさん


3期目の今はパクチー、トマト、ナス、春菊、白菜、人参、小松菜、ビーツ…と毎季何かしらがある、豊かな場所になりました。

収穫祭は毎回満員御礼

野菜は毎日、あっという間に変化します。
それを見て、師匠はよく、野菜と人間に共通する真理を語ります。

「野菜は毎日変わっていく。人間もそう。
要は、変わっていくことをどう捉えるかなんだ。あいつは変わった、だとそれまでの関係。お互いに変化していくことを楽しめるかどうかだ」

一番大きい 師匠の背中


変化の渦中で生きている

「変化」という視点で今の南相馬での生活と仕事を見つめると、まさに私たちはその渦中で生きています。

「よりみち」の事務所を眺めると、移住した頃は2名だったチームも、いつの間にか7名になり、8名になり、1年前とは全く異なるチームで仕事をしています。

よりみちメンバー

2年前に知り合った人や、5年前に東京で飲んでいた人が今、南相馬にいて、
主力メンバーとして働いています。

それぞれの人生がながれる中で離れる人もいますが、別れも含め、全く予想できない接点があることは何と面白いのだろうと思います。

みんな、自分で決めて、いま、ここにいる。
そんな清々しさが気持ちいいチームです。

そんな仲間と一緒に取り組む仕事も、マニュアルがない、変化に富む毎日です。
朝起きて畑に行ってから、夜のオンライン会議まで、みんな体と心をフルで使いながら、南相馬での暮らしを楽しんでいます。

もちろん変化ばかりの日々は、苦しいときもあります。
しかしそんな日常を過ごすうちに、怖さを感じるのは、新しい方向へ向かう良い兆候だと少しずつ思えるようになりました。

この夏一番の思い出、野馬追盆踊り
「チームよりみち」26名で出陣。みんな南相馬が好きで関わり、東京から何度も通っている。
こんな瞬間があるから働いている!


「変わる」機会に思い出される南相馬へ

変化を楽しんでいることは、思いの外遠く離れた人にも届いています。
先日は熊本に住む旧友が、自分と組織を変えようと悩む中で、私のチャレンジを見たいと、はるばる会いに来てくれました。

昔からの私を知っている人が「変わる」機会に思い出してくれるようになったことは、今の仕事を始めた大きな副産物です。

また、スキルが不完全で発展中だからこそ、応援していると言ってくれる方もいます。
変化を共に面白がる方がいるのは何よりもの心の支えです。

そして、こんな日常で改めて考えた、私と「みなみそうま移住相談窓口よりみち」のミッションは、
「誰かが『変わること』を選んだときに、共に歩める存在でいること」。

変わりゆくみんな

「移住者」と紹介されるたびに思うこと。
移住は人生のある変化の切り取りでしかありません。

常に変化する私たち「よりみち」メンバーだからこそ、
出会うみなさんを来る人・去る人と切り取るのではなく、それぞれの人生の流れの中で巡り合う面白さを大切に、ご一緒していきたいと思います。

では明日も、よりみちでお待ちしています!


マガジン「福島県南相馬|中のひと、外のひと」では、みなみそうま移住相談窓口よりみち移住コンシェルジュ7名(中の人)と南相馬を訪問した人たち(外の人)とが、それぞれの視点で南相馬での生活や体験を切り取っています✍️

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