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「不知火」は「しらぬい」と読む果物と地名の謎

愛ある優しいみなさまへ

冬~春にかけては、みかんや八朔を筆頭に
数多くの柑橘系の果物がでまわります。

最近、我が家ではらでぃっしゅぼーやの配達を週に1度お願いしています。
無農薬の野菜の配達はとても便利で、新鮮なお野菜を配達してくれる。
なおかつ知らない野菜に出会わせてくれるからとても刺激的です。

今の時期は、果物にミカンやリンゴそして大きな柑橘系の果物が届きます。

今回は、「しらぬい」という柑橘の果物が届きました。

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「しらぬい」という果物をはじめて知ったんですが、
みなさん知っていましたか?

なまえだけ「しらぬい」と聞いていたから、どんな字を書くのか
知らなかったのですが、「不知火」という字を書くんですって!

(無知ですみません・・・。)

これでしらぬいって読むの?!いや、読めないよ!!

って全力で突っ込みましたww

しらぬいは、ポコンと飛び出た上部の凸が特徴で、「デコポン」と呼ばれていますが、品種名は不知火(しらぬひ)です。

デコポンって愛称だったんですね!!(知らんかった)

大きさは8~10cmくらいかな。
ちなみに、日本で1番生産しているのは熊本県で、2番目が愛媛県、3番目が和歌山県だそうです。愛媛と和歌山はみかんでも有名だから想像つきましたが、熊本県が生産量1位なのは想定外でした!

ミカンの品種「しらぬい」とは?

「不知火(しらぬい / しらぬひ)」は、1972年に長崎県で清見オレンジと
中野3号ポンカンを交配して誕生したみかんの一種。
ごつごつした見た目が良くないとの理由で品種登録されませんでしたが、
保存方法によって甘くなることがわかり、熊本県宇土郡不知火町
(現・宇城市)で栽培されることになりました。
その後、愛媛県や鹿児島県などへと普及しました。

ほうほう・・・。

地名から「不知火」という名前がついたんですね!!
でも、地名で読める自信はありません・・・。

どうしてこの地名が生まれたのか気になったので、調べてみました。

不知火の言葉の由来

熊本県と鹿児島県、そして天草諸島の間にある内海の
八代海(やつしろかい)、もしくはその北部にある有明海では
暗闇に浮かぶ幻想的な発光現象が発生します。
これが「不知火」と呼ばれる現象です。

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不知火の正体

海に光が見えるこの現象は蜃気楼の一種だと考えられています。

八代海と有明海は遠浅の海が続いています。そのため日中干潟の砂は温められますが、日が沈んでからは冷たい水路の水が流れ込んでくるため、場所によって温度が変わります。温度が場所によって変わっている海の上に微風が吹くと、空気がレンズの役割を果たし、本来は遠く、水平線の向こうにある漁船が灯す光が海岸からも見えるようになります。

この八代海や有明海の地形が起こす蜃気楼現象が不知火の正体なんだとか。

初めて見たら、驚きそうですね・・・。

不知火の正体が蜃気楼の一種と考えられるようになるまで、その正体は謎に包まれており、それ故にその正体に関して、様々想像を働かせていました。

かつては不知火の正体は妖怪だと考えられていました。
(やっぱり!!)

「親火」と呼ばれる沖合に突然現れる光と次第に増えていく様や、
そして近寄ることができない蜃気楼ならではの様子から
龍神が引き起こす怪火だと昔の人々は考えたようです。


蜃気楼は、わたしはいまだ人生で見たことないのですが
知識も何も無い状態で見たら、とっても驚いてしまいそうです。


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