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2週間後、2週間のワーケーションに出掛けます

2022年4月下旬に、2週間のワーケーションを予定している個人事業主、Aya です。まだ行っていないのでどうなるか分かりませんが、今のところ、リモートで仕事ができる環境にいる方々にもワーケーション企画をオススメしたくて、出発前のこの高揚感を記してみることにしました。

そもそものきっかけ

私は旅が好きだ。また、旅行ではなく、旅と呼ぶことにこだわる。

初めて旅に出たのは、たしか高校1年生の夏だった。「青春18きっぷ」を買って青春した。東京に住む友達に会うために、1人で、鈍行列車で、往復した。大学生になると、年中バイトに明け暮れて、夏には1か月前後のバックパッカー旅に出掛けた。2回生の夏はヨーロッパ、3回生の夏はインド、4回生の夏は再びヨーロッパ+ちょっとモロッコ。(1回生のときはお金がなかった。)

その後、社会に出るつもりはなかったけれど、大学を出てしまったから社会人になってしまった。まとまった休みがGWと盆正月だけになってしまった。航空券がバカ高い。だから、会社員を辞めるまでは旅封印!と決めた。が、長くは続かなかった。たしか2、3回目の夏には、海外旅行に出掛けていた。そのうちにバカ高い航空券にも慣れて、とにかく直行便!というマイルールが生まれた。

そんな生活を20年近く続けたら、チャンスがやってきた。会社を辞めるチャンス。だから、そのチャンスに乗った。

そして、無計画に、41歳の秋に会社を辞めた。会社を辞めたその日の退社した夜の解放感は今も忘れられない。"Free at last!" (とうとう自由の身だ!)という表現が頭の中を巡った。その後、1年くらいは遊んで暮らそうと思ったかと思いきや次の瞬間、42歳になるとほぼ同時に、開業届を出していた。でも、そのときに決めた。これからは縛られない仕事をする、と。

仕事を辞めたその1か月後に、友達と酒の勢いで決めた「みんなで石垣へ!クラブメッドだ!レッツゴー!」旅の約束があった。全員が関西から旅立つけれど、飛行機はそれぞれ勝手に取って現地集合ね、というお気楽なオトナの友旅だった。そして私は航空券の購入作業中に、日程通りに帰ってこなければならない理由がないことに気づき、片道だけを買った。(こういう生活に憧れててん!!とウキウキだった。)

その旅で「離島」というステキなデスティネーション(目的地)に出会ってしまった。その中でも、大好きになってしまった島がある。そこに、昨年も一度帰った。そのときに決めた。(私は何かと決めることが好きらしい。)飽きるまでは、リセット旅として年2回ここに帰ってこよう、と。

そして、2022年の1回目のリセット旅のときがやってきた。

「縛られない仕事をする」という決め事

縛られない仕事をしようと決めた、と先に書いた。何事にも縛られたくなかった。特にひとに。人間関係にかなり疲れていたのだろう。絶対に、1人で働きたかった。個人事業主になってみて痛感する会社の中で働くメリットはたくさんある。でも、毎日毎時毎分毎秒、ひととの繋がりから切り離されないことの負担が私には大きかった。(とはいえ、1年半の休息を経て今は、将来的にはひとと協働できるようになりたいと考えている。)

そして、場所と時間の縛りから自由になりたかった。だから、オンラインで英語レッスンを提供する道を選んだ。働くことは好きだ。多分、旅と同じくらいに仕事が好きだ。でも、いつどこで働くのか、いつ働かないのか、を自分で決めたかった。

実際に開業してみたら、見事に24時間勤労体制になった。寝ても覚めても仕事のことを考えている。楽しくて仕方がない。そして飽きたら、または嫌気がさしたり疲れたりしたら、働かない。まったく仕事をしない日は月に1日あるかないか。好きなように生きているので最高に気楽だ。

だが、私は、無意識のうちに、自分を仕事部屋と仕事用PCに縛り付けていた。働くときはそこにいなければいけない、と思い込んでいる私がいるのだ。

そしてその仕事部屋で越冬する中、鬱屈とした気持ちが溜まってしまっていた。自由に、楽しく、働いているはずなのに、なんだかモヤモヤする。なんとしたことか。このモヤモヤも会社員時代の閉塞感も、自分が自分を縛っていたのが原因か…と情けないオチに気づいた。

だから、今回のリセット旅のための航空券購入作業中の私は、大胆な行動に出た。もともとは9日ほどで帰ってくるつもりだったのだが、まるまる2週間滞在しちゃえ~!え~い!と、ノリノリに土曜日往路からの土曜日復路の決済をポチった。

40を過ぎると考え方が保守的になるようだ

若いころは、まったくの無計画で、1泊目の宿も決めずに旅立っていた。そんな私も大人になったものだ。四の五の考えてしまう。

2週間の動きを決めずにはいられず、全日程の宿を予約した。今回は、大好きな島も含めて3つの島で均等の日数を過ごす。レッスンの都合上ゆったりと移動しやすい日がおのずと定まり、また3回目の八重山方面への旅なので、計画を立てるのは簡単だった。そして、宿が確定し、計画を立て終わったときの安心感に、若干動揺した。え?私、今、安心した?面白くないんじゃなくて?マジ?と。

今は、何を持って行くのか、を絶賛考え中だ。旅の荷物が重いと最悪。服は洗濯すれば済むから2日分を持てば十分。そうとわかっているけれど、テンションが上がる荷物にしたいと思ってしまう。水着は何着いるかな~。毎日走るからランニングシューズを履いて行こ~。あとは赤いビーサンを持って行こ〜。ワンピースが軽いよな、いや、タンクトップのほうがいいかな~。暇さえあればパッキングのシミュレーションばかりしている。そして最大の悩みは、スマホとタブレットに加えてラップトップも持って行くか。

若かりし頃は、1か月の海外旅であっても、出発日の朝に、二日酔いで荷造りしていた。若い時には若い時の良さがあり、中年には中年の良さがある。

まとめ

2週間後、非日常の2週間が始まる。でも、私の日常であるオンラインレッスンという仕事も、この非日常にブレンドさせることができる。21世紀の文明と文化に感謝しかない。

場所を変える。すると、見えるものが変わる。気づくことがたくさんある。だから旅をやめられない。

そして自宅を離れると、一切の家事から解放される。最高だ。ちなみに、欧米人にとってバケーションとは、ビーチや森林、山間などで、すべての日常の要素から離れ、のんびりと過ごすものだ。しかし、私は何もしないのが苦手だ。だからワーケーションというスタイルを選ぶ。

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