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HSPの私が舌と目で楽しんだヨーロッパ鉄道の旅②[イタロ]

イタロって?フェラーリ??

伊太郎?
初耳のタイミングで、江戸時代の男の人みたいと思ったAyahoです。

日本でも新幹線に乗ることが好きな私は、イタリアの超快速列車イタロ(Italo)にもドキドキ。

イタリアには、鉄道会社が大きく2種類あります。

①国鉄:トレニタリア
②私鉄:イタロ←こっち

②は、あのフェラーリのルカ会長の会社なのです!
知らなかった・・

だから、こんなに車体がスタイリッシュで、遠くから目を引く美しいレッド。
イタリアのトマトのよう。


イタロの車体

私は、フェラーリが関係していると知らずに「イモムシさんみたい」「可愛い」と思っていました。

おそらく、車体先頭の空気抵抗のことを考慮したこのお顔つきだと思います。

線路には、フレッチャロッサなど、他に準快速などの列車も停まっていますが、
赤い車体なんです。

同じ赤でも、イタロ様のお顔つきは大変威厳があるので、駅構内でも目立つ存在です。

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出発の10分前になると、多くの乗車客でごった返していました。
(なぜ10分前に人が殺到するのか、別の記事にする予定です)

下の車体の写真に「Smart」とありますが、これは二等級車を意味します。
つまり、きめ細やかなサービスはないけれど、リーズナブルに乗れる車体。

もちろん、私もSmart車両に乗り込みます。

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2回に1回は、私の予約席に違う人が座っています。
(フランスのTGV(新幹線)でも同じ目に遭ったのであまり驚かない自分)

丁重に、私のチケットを見せて、
片言の英語で
「ブォーンジョルノー!(ここだけイタリア語。笑顔で心の壁をとる)
私、この4番席なんです。見てみてください、私の切符。
coach4の4番席って切符に書いているでしょう?」

そしたら、悪気のないお相手さんもご自分の切符を見せてくださり、
「Wow!隣のcoach3の4番席だったわ!Sorry-!!」

その後、お互いに「Grazie! Ciaaaaao!」みたいな感じになって、
席を移動してくれました。

困った時は、黙っていないで交渉する。遠慮は美徳でない。
ここは日本ではない。

と頭の中で唱えなくても、笑顔でサラリと自己表現する日常でした。
(派手に顔色を変えて相手に伝える術もあるけれど、基本的には言葉にしないとなかなか伝わらない肌感覚)

腹ごしらえ

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時系列が逆になりますが、
お腹が空いたので、フィレンツェ・サンタマリア・ノベッラ駅の近くの市場で腹ごしらえ。

イタリア版ハンバーガー(ランプレドット)を注文

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私の大好きなモツ煮込みバーガー。
「ブロード」と呼ばれる野菜と肉のお出汁で長時間コトコト煮込んだものです。

今日は、店頭のおじさんに「赤いソースはいらない」と言いそびれてしまいました。
おじさんのタトゥーには、もう驚かなくなった私。
人間、反復ののちに「慣れ」というものが訪れるのですね。

何度かお伺いして、ランプレドットへサンドするソースには、
下記の選択肢があることがわかりました。

・緑のソースのみ(私のオンラインベーグル専科I「パセリオイル」のレシピヒントはここから来ています。)
・赤いソースのみ(唐辛子オイル)
・両方のソース ←この日の私はこれ

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パン生地は、バンズではありません。
フォカッチャ!
生地が硬めで、ボソボソしているんです。笑

でも、モツの汁と緑・赤のソースが染み込んで、しっとりしてきます。

赤いソース、ペペロンチーニという小さな唐辛子。
額からじんわり汗が出てきます。
日本の鷹の爪の辛さ最高レベルを軽く超えてきます。

パンチのあるソースは、優しいモツとフォカッチャとバランスが考えられていて、
このランプレドットはフィレンツェに行ったら必ずお召し上がりいただきたいほど。

テイクアウトもイートインもできました。(2019年当時)


はぁ〜。

野菜やお肉やスパイスそのものの味をうまく使ったイタリア内陸部のフィレンツェ料理。
こういうとびきり美味しいものが、街や生活に自然と溶け込んでいました。


この後、ベネチア行ってみる?

移動前に寄り道しても大丈夫なくらい、私が住んでいたフィレンツェはベネチアまでは遠くないのです。
たったの2時間。
広島ー大阪を新幹線で移動するような感覚でした。


それくらいイタロは速いのです。

腹ごしらえも無事に終えたので
明日は、そんなベネチアへ日帰りで足を伸ばしてみましょう。


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【HSPの私が舌と目で楽しんだヨーロッパ鉄道の旅】
https://note.com/ayaho_lcb_bagle/m/m1d2841e124f5

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