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小さな気遣いって大事じゃない?

私が地下鉄を利用している時に
遭遇して思った出来事。

地下鉄ではエレベーターが付き物だ。
車椅子を使用しているので必ず乗ることになる。
その時、大体人が混んでいて、一発では乗れないことが多い。

ある日のこと。
改札口からホームへエレベーターに乗ろうとする。大通駅からなので、改札口前のエレベーターは人で混んでいた。
私の前には、ベビーカーの親子が2組、車椅子の人が二人、おばあちゃん数人が既に待っていた。
わー混んでるなー、、これは3回くらいは見逃さないと、乗れないなー。
でもこれしかエレベーターが無いので待っていた。
私の後ろにはまた違うベビーカーの親子が待っている。

この感じだと、4回目くらいで
私と後ろの親子も一緒に乗れるかな?と思いながら5分以上は待つ。

待っている間に、
完全に後から来たピンピンしているおばあちゃん方(2人)が横入りしてエレベーターを待ち始めたのだ。

おいおいおい・・・
え?後ろずっと待ってるの見えてる?

確かに早く乗りたいのも急いでいるのも分かる。
でもそれはみんな同じなのよ。
私らはこれしか上に上がれないのよ。
横入りはやめてくれ・・・

しかも2人ともさりげなくスっと割り込んできて凄くピンピンしている。動くのめっちゃ速いし。
エスカレーターへどうぞ。
って言いかけたし、
後ろの人も完全に「え?」って感じになっていたけど、そのまま待つ。

一人がそんな感じだったとしても
普通もう一人の人止めないかい?
2人ともかよ!

3回目に来たエレベーターで
その割り込んできたおばあさんらも
空いてる隙間にスっと乗りこんでいたので
予想通り、私と後ろにいた親子は
無事に4回目のエレベーターで乗れた。

本当に横入りだけはやめて欲しい・・・


次に、電車に乗る時の話。
電車乗り降りする際、
一人の時は必ず駅員さんに簡易スロープを頼む。

この時も駅員にスロープを頼んで
ホームに着いた時。
たまたま同じタイミングでもう一人車椅子の人が待っていた。
どうやら2人まとめて同じスロープから電車に乗る流れになるようだ。

電車が到着して
簡易スロープを電車の入口にセットしてくれる。
そうすると簡易スロープの厚さで微妙な段差ができる。
ちょっと踏ん張って軽く助走を付けていかないと
つまずく感じ。

私は電動車椅子の為、
その電力ですんなりと登れたが
もう一人の車椅子の人は手動車椅子。
登り始めはつまずいていた。
スロープも言っても坂だし、登っていくのも辛そう。

それを駅員さんは、、
スロープを足で支えながらただ見ていた。
いや、、後ろから軽くでも押してあげてよ・・・
躓いてるじゃん。

そういう光景も
何気に何度か見かける。

その度に、何だかなあ。
って思うのである。

そういうさりげない小さな気遣いって
大事だよなあ。

そもそも、
電車とホームの間の境目の溝?段差?無くなればいいのに!
カナダだと、電車は段差がなく一人で乗り降りできるだとか。
グローバル系女子からそんな事を聞いてしまうと羨ましくもあるが、それを言い出すとキリがない。

少しでも、どんな人に対しても
暮らしやすくなるようになるといいなー
なんて思うがそんな未来はまだ遠いのである。


おわり。

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