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がんの検査から治療まで寄り添う中医学

健康診断で、腫瘍マーカーなどのオプションが付けられますが、皆さんはどうされているでしょうか?
私は今回初めて、尿検査で全身がンのリスク検査をすると言われる線虫検査を受けてみました。
結果はC判定、因みにDE判定はがん検診が必要とされています。
他、腫瘍マーカーとは別に抗P53抗体検査、遺伝子検査やにも興味がありますが、近いうちに受けてみようかと思いまうs。

腫瘍マーカー検査について、どれだけの検査をしておこうか迷うところです。腫瘍マーカー検査の特徴について、まとめてみました。

腫瘍マーカーは、がんの増殖度合いで増える

腫瘍マーカーは腫瘍から血液や尿に検出されたタンパク質、ペプチド、糖鎖などです。
がん細胞の量が増えると腫瘍マーカーが上昇します。
なので手術の後、腫瘍マーカーが減ります。
術後の経過や再発を見るときの指標となります。

以下、代表的な腫瘍マーカーと特徴的ながんについて

CEA(肺、食道、胃、大腸、膵、乳、子宮体がんなどの線がん)
CA19‐9(消化器系がん、膵臓がん)
CA125(卵巣がん)
AFP(肝臓がん、一部の精巣腫瘍)
PSA(前立腺がん)がんは病理組織を細胞診をして診断します
CYFRA(肺がん)

病理診断の細胞診でがんの確定診断をする

がんの組織を一部取り細胞診をしてみると、
がんの細胞は、配列が乱れています。
悪性度が高いほど、形が大型で不整形、
配列が大きく乱れた形になっています。

最近は病理組織検査で、がん細胞の遺伝子検査を測定し、
薬の選択をすることで、副作用をなるべく少なくする薬物療法を目指しています。

腫瘍の分類をして、病期の判断をする

がんの診断には、腫瘍そのものを分類して、病期を判断していきます。
腫瘍の分類にはTNM分類があり、
T(Tumor )は原発がんの深さと広がり、N(Node)は所属リンパ節転移のがあるかどうか、M(Metastasis)は他の臓器に転移があるかどうか、数値が大きくなると悪化度合いが大きくなります。


がん治療はステージ(病期)が治療方針の目安となる

ステージは、がんの広がり方を基準として、大きく0期、Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期、Ⅳ期の5段階。がんの部位によっては、もう少し細かく分けることもあります。
がんのステージは、国際的な基準の「TNM分類」に沿って決められます。
T、N、Mのそれぞれの項目を数値化し、その組み合わせでステージを決めます。決定したステージは、治療方針を立てる際などに役立てられます。

詳しくは↓↓

バイオマーカーでがん細胞の種類が分かる

バイオマーカーとは病理組織学検査や遺伝子検査で測定していくものです。腫瘍マーカーとは違い、がん細胞のバイオマーカーとして、がん細胞の表面に特徴的なもので、バイオマーカーを分子標的薬として抗ガン剤の新薬がここ数年出てきました。

イレッサなどの分子標的薬や、オプシーボなど免疫チェックポイント阻害薬が注目されました。

診断されてからは睡眠の確保が、がんの拡大転移を防ぐ自己防衛策

病院でがんと診断されるまで、沢山の検査をされ、治療中も検査漬けです。
母に付き添ってよく分かりました。

その間、母はとても不安感が強く眠れていませんでした。
舌は紅くなり亀裂も出てきました。
これは相当の心労が強い状況です。

ストレスで睡眠がとれなくなると、免疫力が落ちます。
ストレスのある環境では、がん細胞は交感神経を発達させて、増殖のスイッチを入れてしまいます。

2020年のNatureで、がん細胞は周囲の感覚細胞を交感神経に変えて、その交感神経ががんの進展を促すことが発表されました。以前から、がん組織中の神経線維の密度が高い場合は患者の生存期間が短いことが明らかになっていました。詳しくは↓↓

寝不足はがんの増殖、転移に大きく関係する

ストレス脳にならないように睡眠をしっかりとれるようにしてあげることはとても大切です。
漢方薬の安神(あんじん)薬を体質に合わせて飲んで、まずはストレスの回避と睡眠がとれるようにしてあげることからケアしていくことは大切です。

睡眠は長ければよいわけではありません。
睡眠をとる時間帯が大切です。
子午流注(しごるちゅう)という24時間を十二支をあてて、2時間おきくらいに六臓六腑を割り当てます。

詳しくは↓↓

まずは夜10時までに床にはいる、8時間近く睡眠をとることから、精神安定や免疫力向上に必要なこと。

次回は、予防と治療を中医学と現代医学を合わせて考えていくことについて書きたいと思います。

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