見出し画像

動物たちが癒しに来る土壌の不思議 自然治癒力を高める糖鎖とは?

動物たちが癒しに来る土地がありました。

動物たちは、その土地を聖なる場所として、けがをしたり、病気になった時にその土を食べ、傷に土をかけ、治して帰っていくと。

その土壌に注目して調べていったのが始まりだったそうです。

それは数億年かけて堆積した地層でした。
海から隆起した土地の間にある海水に土石流や火山灰が海に覆いかぶさりふわふわした堆積した地層、その下には海水が閉じ込められたままで存在しています。

堆積した地層には、魚介類・海藻・苔・海水中のミネラルや微生物などが、ともに棲み、また生物は土に戻り、発酵分解されます。

古代から積み重なった海のミネラルや、人体に欠くことができない必須アミノ酸が豊富に含まれています。

この珍しい地層を分析していくと、なかでも糖鎖に注目が集まりました。
糖鎖とは、細胞膜の表面に出ている「糖たんぱく」の先についているアンテナのようなものです。
細胞にとって、手足や顔のような役目が糖鎖で、ホルモンや異物のウイルス、とにかく相手の細胞を認識する働きがあります。

糖鎖は体に必要な修復機能のかなめをしていることが分かり、研究が始まりました。

貴重な地層から原料を丁寧に取り出し、あくまで自然の力を利用しながら熟成したものを銀河水に溶解させて、特殊な製法で活性化させた抽出液として、糖鎖栄養素の濃縮されたものがカタライザーというものです。(この文章はこの商品の宣伝ではありません。)

銀河水とは?

カタライザーとは?


60兆個の細胞のネットワーク

体は60兆個の細胞から組織を作り、臓器となり、その60兆個の細胞どうしのネットワークには糖鎖というアンテナが付いています。

糖鎖は細胞の周りに産毛のような形で1個の細胞に10万個存在すると言われ、情報ネットワークを作っています。
しかし現代人は汚染やストレスなどにより、もとになる糖鎖栄養素を作る力が低下して半分以下の3万~4万個くらいに減っていると言われています。

このネットワークは自己と非自己を見分け、ウイルスやがんなどを見つけて処理したり、ウイルスから身を守ったり、傷の自己修復機能、細胞へ有用物の取り込みなどの情報管理をしています

糖鎖の自然治癒力があってこそ、感染症、傷の修復、がんの抑制などができます。

現代人は食生活や環境により糖鎖の摂取量の減少に加え、ストレスや過労により活性酸素が増大しています。

糖鎖とは何?

糖鎖の働きや影響は多種にわたります。

①高機能アンテナ
②免疫システムのかなめ
体の防衛隊の白血球の免疫システムを担う
③がんや免疫低下に深い関係
④糖鎖異常が起こす疾患
自己免疫疾患、糖尿病、自律神経失調
⑤免疫・内分泌・神経の連携

糖鎖はどのように働く?

①高性能アンテナ

糖鎖は細胞どうしをつなぐ連結をしています。

連結しているところで、細胞間で情報交換しています。
ウイルスや細菌など外的の情報だけでなく、生命維持に必要な酵素・ホルモンが細胞に過不足しないように管理もしています。

糖鎖が元気であれば、細胞は元気。
細胞が元気であれば、体も元気になります。

病期の予防、健康を保つために、糖鎖が正常に保つことが大切と言えます。

②免疫システムのかなめ

体内に異物が侵入してくると、細胞表面にある糖鎖は自己と非自己を見分けます。
免疫の防衛隊の白血球のマクロファージの糖鎖がキャッチして、免疫システムが発動します。

白血球にはマクロファージの情報キャッチを受けて、さらに糖鎖で顆粒球(好中球)に伝わると細菌・カビを食べて排除します。

他、リンパ球のT細胞とB細胞にマクロファージから糖鎖を介して、情報を伝えます。

T細胞は免疫の司令塔で、ヘルパーT細胞がサイトカインを出して情報を伝えたり、キラーT細胞が外敵を直接攻撃しています。
B細胞はキラーT細胞を誘導したり、外敵のデータを蓄積して同じ相手には抗体を作って対戦します。

③がんと免疫

60兆個の細胞が毎日1兆個が入れ替わり、そのうちの半分近くがDNAのコピーミスや活性酸素に傷つけれるなどして、がん細胞に変わっていくと言われます。

そんな中、細胞同士のネットワークをしている糖鎖が働きだし、がん細胞を攻撃する情報伝達に糖鎖が大切な働きをしています。

がん細胞の近隣細胞が糖鎖のアンテナでNK細胞にSOSを発信して、NK細胞の糖鎖がSOSをキャッチします。

そうして、NK細胞やキラーT細胞が駆け付け、がん細胞を一掃します。
死骸はマクロファージが処理します。

1個のがん細胞は分裂・増殖し続けると約10年で1㎝の大きさになると言われています。
以前の記事「がんは身近な病気」でお話を書いています。

健康なひとの体の中では、増える前に免疫細胞ががん細胞をやっつけてくれるので、ほとんどの場合、がんの発生までには至らないのです。

がんの芽を摘むこと、これが未病で治療する漢方薬や食物、養生が注目されています。

他にも体内の糖鎖が弱るとがん以外にも色々な影響があります。

④糖鎖異常(不完全)が起こす疾患

糖鎖異常があると、細胞間のコミュニケーションが不完全になり、自己と非自己の見分けがつかず、自己の細胞を攻撃したり、攻撃中止もされない、一方で過剰防衛で正常な細胞まで攻撃してしまうこともあります。

こうして、自己免疫疾患を発症します。
リウマチ、アレルギー、ぜんそく、花粉症など。

またホルモンがうまく受け取れないと起こす疾患もあります。
たとえば糖尿病は、インスリンホルモンを糖鎖がうまくキャッチできず、ブドウ糖を細胞に取り込めず、余ったブドウ糖が血液中にあふれ出し、高血糖になります。

他には、不妊については、受精に糖鎖が関係していること、やはり糖鎖の減少が関係していることも推測されます。

受精と糖鎖については

他に自律神経のバランスを崩すことも、過度のストレスによる糖鎖の減少により、神経の情報伝達異常が関係します。

⑤免疫・内分泌・神経系の連携が自然治癒力を高める

自然治癒力とは、自然体に戻り本来の力を発揮して治癒できる力です。

糖鎖がこの3系統(免疫・内分泌・神経)をコントロールできていると、自然治癒力がアップし、とても快調に感じます。
糖鎖のおかげでウイルスや細菌、がんにも負けない健康をキープできます。

しかし糖鎖が減ったり傷ついたりすると、自然治癒力がダウンして、不調になります。

加齢により、免疫細胞の発動する胸腺は萎縮し、機能低下して免疫力が弱まります。20代をピークに50代から免疫力の低下が明らかになってきます。

免疫力を維持するには元気な糖鎖が必要です。

元気な糖鎖を保つには?

糖鎖の活性化には8種類の「糖鎖栄養素」がポイントになります。

糖鎖をつくる単糖は8種類、いろいろなパターンでつながってできています。
単糖とは、ブドウ糖など自然界に200種以上あり、砂糖はグルコース(ブドウ糖)と果糖(フルクトース)がつながった二糖類、白米などのデンプンはブドウ糖がつながった多糖類で、糖鎖はそのうちの8種類の単糖で、つながり方の違いでさまざまな情報を分別・整理して伝えています。

そのつながり方は約5,000種類が見つかっていますが、最終的には20,000種類ほどあると予測されています。

糖鎖を構成する8種の糖鎖栄養素

8種の単糖はそれぞれ栄養素として特徴がありますが、さらに手をつないだ糖鎖となると、体の情報管理という大切な働きをするのです。

1、グルコース(ブドウ糖:おもにエネルギー源になるとともに免疫活性化作用)ほとんどの植物や穀類に含有。

2、ガラクトース(乳糖:がんの成長や転移を阻止するなど免疫系に重要な働きをする)乳製品、つばめの巣などに含有。

3、キシロース(食物繊維:殺菌作用、病原体アレルゲンの結合の阻止)穀類や植物の皮などに含有。

4、マンノース(マンナン・ゴムに含まれる:マクロファージの活性化)アロエベラ、ツバメの巣などに含有。

5、フコース(海藻類に含まれる:がんの成長・転移を抑える)めかぶ・もずくなどの海藻類に含有。

6、Nーアセチルグルコサミン(カニ・エビなど甲殻類:がんを抑制し関節炎を改善)ツバメの巣、甲殻類などに含有。

7、Nーアセチルガラクトサミン(血液型の物質をつくる:がんの進行を抑える)ツバメの巣、牛乳などに含有。

8、N-アセチルノイラミン酸(シアル酸:細胞間の情報伝達のオンオフを決め、脳の発達に欠かせない)ツバメの巣、母乳などに含まれる

以上8種の単糖は食事だけで補うのが困難になってきました。
ツバメの巣は数種の単糖を含み、高級薬膳料理に入っている理由が分かります。

現代人は精製した穀物を主食にしているため、ミネラルやビタミンが不足しています。
肝臓で炭水化物を原料に作り出すための酵素は、ミネラルやビタミンの不足により働けず、体内で糖鎖を生成しにくくなっています。

さらにストレスや環境の悪化で糖鎖栄養素は慢性不足になっています。

できるだけ野菜、果物、海藻、玄米などからビタミン・ミネラルを摂って欲しいですが、現代の食材には残念ながら相当に含有量が減っています。

サプリも上手に使って摂取すべきですが、吸収はやはり食材からが一番良いです。

最初にお話しした動物が癒しに来る土壌は、天然の糖が10種がかなり含まれ、糖鎖に必要な8種すべての糖鎖が含まれたまれにみる土壌だったため、その土壌から精製することで、効率よく体に届ける液状に抽出したものが、免疫やがんなど難治性の治療に注目されています。

私自身は、できるだけ食べ物から摂取すべきだと思いますが、食べ物ですべてを摂れない現実があります。

もし不調があるなら、助けにサプリや抽出液を摂取して、早く回復を目指していくことが、悩みの解消や快適な生活に繋がると考えます。

今回、糖鎖についてまとめてみて、思うことがあります。

もともと地球の恵みを享受してきた人間は、資源の枯渇を知り、人工物を代替として利用してきました。

やはり人工品では得られないものが、天然物にあり貴重なもの、大切に守りつ、享受したいです。

限りある資源を大切にするSDGsが注目されていますが、この土壌も有限であるが、今後の継続には、海や土地の自然を守る努力が必要だと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?