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買う以外の応援 農業ボランティアはやっておいた方がいい 新潟市南区中村農園さんのお手伝いで得られたもの
日本は
・食糧自給率が低く、輸入に頼っている
・農業人口が高齢化+激減
↓
だから今、危険な状況なんですよ。
って聞いたことありませんか?
![](https://assets.st-note.com/img/1666062879912-s4QKzHulqU.png?width=800)
状況をなんとなくは理解している人も
多いと思うんです。
それに加え
農家さんは大変だ
という”話”も聞いたことあると思います。
でも、農家さんのご苦労を本当に知っていますか?
私自身、本当の現状はどうなっているのか
生で見たことはありませんでした。
それが引っかかっていて
どこかで当事者意識が足りないんじゃないか
と感じていたんです。
農家さんを守らなきゃ
農家さんを助けなくちゃ
っていう想いはあっても
実際に自分に何ができるんだろうと不明確で
商品を「買う」ことで応援するしかできない
と思っていました。
でも、そんなとき
農家さんを直接助けられる制度がある
ことを知りました。
それが「農業ボランティア」です。
![](https://assets.st-note.com/img/1666063002276-9QUCRwJMXB.png?width=800)
ボランティアなんて偽善じゃない?
と実はこっそり思っていた節があるんですが
今は
「農業ボランティアはあえてやる価値があるものだ」
と考えが変わりました。
今回は私の考えを変えた
実体験をお話してみたいと思います。
新潟市の農業サポーター制度
全国的にも
農業ボランティアを斡旋するところはありますが
新潟市独自の市内在住者向けの
農業ボランティア制度がありました。
それが「農業サポーター制度」です。
農業サポーターとして登録すれば
登録されている受け入れ農家さんの中から
好きなところへお手伝いに行くことができる制度なんです。
お米の新潟だから米農家さんだけかと思いきや
・稲作
・園芸
・野菜
・果樹(柿・ぶどう・なしなど)
・大豆
など様々なジャンルの農家さんの中から
自分の興味のあるところを選べるんです。
野菜作りたいなら野菜農家さん
園芸を学びたいなら園芸農家さんにいけば
ボランティア活動が”学び”の場にもなりますよね。
私も登録したは良いもののどこに行こうかと
迷ったんですが
最終的に私が選んだのは・・・・
南区のブドウ農家さんに決定!
![](https://assets.st-note.com/img/1666063895849-oh01DEj4DI.png?width=800)
新潟市南区の中村農園さんに潜入
この度、お手伝いさせていただいたのは
新潟市南区茨曽根にあります
「中村農園」さんです。
受け入れ農家一覧を眺めながらどこに行こうかな
と考えていた私の目に飛び込んできたのが
「ルレクチェ」という言葉。
※新潟産の洋ナシで私の大好物
好き過ぎてこんな投稿もしてます↓
ルレクチェの言葉に惹かれ
中村農園さんに興味を持ちました。
ですが、残念ながら
今はルレクチェは辞めているそうで(´;ω;`)しょんぼり
それでもいいからとお邪魔することにしました。
さて、代々農家を営んでいるという中村農園では
現在、お米の他にワイン用のブドウを育てています。
![](https://assets.st-note.com/img/1666062275706-G0njHGhSVm.jpg?width=800)
新潟市でワインと言ったら
「カーブドッチワイナリー」が有名ですが
そのこだわりのワインを生み出すための
ブドウを手掛けているのが
中村農園さんなんです。
春にも一回、お邪魔させていただいたときは
ブドウの苗を整えるお手伝いをさせていただきました。
初心者の私にも優しく教えて下さって
微力ながらもお手伝いをさせて頂いた
経緯があります。
そんな中村さんからメッセージが。
以前貴方が手入れをして下さった
ワイン葡萄の収穫を
来週の8,9日の両日に行いますので、
お手伝いに来て下さいませんか?
あのときのブドウが収穫の時を迎える!
それは是非お伺いしたい。
ということで
収穫のお手伝いにお邪魔してきた次第です。
新潟市南区中村農園で初めてのブドウ収穫体験
時は10月8,9の2日間。
1日だけですが
お手伝いさせていただくことになりました。
2日間にわたっての収穫作業とのことで
ある意味一大イベントです。
「初めてなんです」という方や
ご家族連れだったり
大勢のボランティアさん達がお手伝いに来ていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1666062363187-965xLlaGi4.jpg)
ブドウの収穫なんてしたことがなかったので
私でもできるか心配はしたのですが
結果、初心者でも大丈夫でした。
ハサミで枝の根元からチョキンと切るだけ。
ぶきっちょさんでも小学生でもできる作業なので
ただただ楽しく収穫させていただいた感じです。
収穫されたブドウたちが
次々とコンテナに溢れていく様子が
なんだかすっごく嬉しくて
![](https://assets.st-note.com/img/1666062385618-B3Wk8zXAC1.jpg)
こんなに実ったんだぞ!って
ブドウたちが誇らしげに見えたり
知らない方々と一緒に同じ作業をしていく
なんか仲間感みたいなものも感じました。
途中雨に打たれながらの作業でしたが
雨なんか気にならないんですよね。
「早くブドウをもぎたい」という欲に駆られて
きっと鼻息が荒くなっていたかと思います 笑
![](https://assets.st-note.com/img/1666062407018-y8UqHsf7eR.jpg)
以前お伺いしたのは春。
そのときはブドウの枝にはまだ実はついておらず
枝がまっすぐ伸びるようにサポートする作業でした。
そこから時が流れて
そのブドウの木には
たわわに実ったブドウたちがひしめき合っているんです。
ぎゅーっとたっぷり実が詰まった
ブドウの房。
生命力の塊です。
![](https://assets.st-note.com/img/1666062420013-1vXXCPzhbR.jpg)
あの細かった枝から
こんなに重量感のある立派なブドウがなるなんて
想像を超えていました。
収穫の喜びは他に何物にも代えがたい喜びなんだ
と、中村さんがお話しされていたんですが
ほんの少ししかお手伝いしていない私ですら
こんなにも収穫が嬉しいものだなんて
ここに来る前は思いませんでした。
本当にブドウたちが輝いていて
生命力が満ち溢れているんです。
![](https://assets.st-note.com/img/1666062462247-diFPBhAthG.jpg)
そのブドウに触れさせていただくだけでも
逆にエネルギーをもらってるみたいな感じでした。
ただお手伝いに行くだけ
と思っていたんですが実際は違いました。
「手伝い」をしているようで
むしろ私の方がたくさんのものを受け取っていたんです。
自然の力強さだったり
ブドウの生命力だったり
自然の摂理だったり
言葉ではうまく言い表せないのですが
「ブドウの生育」という一つの事象から
何かとてつもない大きな体感が実感できたと言いますか
もうね、とにかく素敵な時間だったとしか言えないです。
(最後言葉を諦めた)
これは体感した人にしか分からないものが
その場にはありました。
収穫され、山積みになったブドウたち。
![](https://assets.st-note.com/img/1666062481233-HHvi0Sj9Vh.jpg)
これが明日、ワイナリーに届けられ
今度は美味しいワインへと変貌していく・・・。
あぁ、想像するだけでワクワク。
すっごく楽しい時間を過ごさせて頂いて
「来て良かった」
心からそう思えたんです。
貴重な新潟産生はちみつまで付いてきた
作業させていただくだけでも
十分満足だったのですが
さらに嬉しいオマケがついてきました。
それが中村さん自家製の生はちみつ。
実は中村さんは農業の傍ら
ミツバチの養蜂もされているという多才ぶり。
まがい物が多いはちみつが溢れている
今の日本では珍しい
「本物のはちみつ」を作っているんです。
![](https://assets.st-note.com/img/1666064109628-BonofDmOkA.jpg)
濾過しただけの純粋な天然はちみつで
栄養がそのまま詰まっているという逸品。
こんな価値あるはちみつを
こんな近くで作っていたとは知りませんでした。
この貴重なはちみつは
北方文化博物館などで購入することができるんだそうです。
※オンラインですとこちらで買えるみたいです↓
オーガニックエクスプレス
https://organic-exp.com/products/detail.php?product_id=1881
その特別なはちみつを
お礼にと頂いちゃいました。
もう、本物のはちみつは香りが違って
本当に美味しいんです。
こんなに嬉しいお土産もいただいて
ホクホクの1日でした。
農業ボランティアには参加した方がいい
私はほんの数回しか立ち会っていませんが
その裏では毎日ブドウや農作物と
向き合っている人がいます。
自然相手ですから
予想通りとはいかない難しさもあると思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1666062679669-Te4kDk7wwD.jpg)
中村農園さんは
基本的にはご夫婦中心に作業をされているそうです。
ときに息子さんなども手伝いに入るそうですが
お勤めがあって毎日は難しいんだそうで。
そんな時ボランティアさんの存在が
どれだけ助けになることか。
家族経営という農家さんが多い中
やはりボランティアの存在価値は大きいはずです。
陰で日本の豊かさを支えて下さっている
農家の方々。
「買う」ことで応援するというのも一つです。
ですが、その場に出向いて
直接お手伝いすることの方が
もっと大きなサポートになると思うんです。
![](https://assets.st-note.com/img/1666062760617-97llQecnIC.png?width=800)
初心者だけど
体力もないけど
頻繁にはいけないけど
それでもお手伝いしたいっていう想いがあれば
少しはお力になれるんだと思います。
だから
農業ボランティアという制度を
多くの方に知ってもらいたいし
たった1回でもいいから
実際に体験してみて欲しいんです。
データだけ見て農家さんが大変だ
と言うだけなら誰でもできると思います。
生の行動体験をしてこそ
日本の農業の実情を知ることができます。
そして
作る喜びだったり
生命への感謝だったり
自然の尊さだったり
農業ボランティアで得られるものは
果てしなくあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1666062814424-EpFXXpqVRs.png?width=800)
そしてあなたの一歩は
日本を助ける一歩になるんです。
自分で野菜を育てるのも良いと思います。
でも農家さんを手伝ってみることも
一つの選択としてアリだと思います。
一度、農業ボランティアをご検討ください。
単なる一市民の立場ではありますが
ぜひお願いします。
新潟市の農業サポーター制度はこちら↓
全国の農業ボランティア情報はこちら↓
今日は
勝手に農業ボランティアを推す会でした。
一人一人の意識がこれからの日本を作ります。
農業に関して何か考えるきっかけに慣れたら幸いです。
火曜金曜更新中
綺麗道こと古川綾子でした。
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新潟屈指のワイナリーの話はこちらで↓
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