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アンニュイって響き好きなんです

どーも。ファッションクリエイターの福元です。

なんかね。昔から「アンニュイ」って言葉の響きが好きなんですよね。

なので、ここらで少し深掘りしてみようかと思うんですけど。
#え …何で?ww

そもそも「アンニュイ」って耳にしたことはあっても、意味や定義がよく分からないですよね。笑

日本語では「ミステリアスな魅力」「物憂げな雰囲気」を意味しているんですが、表情や感情だけではなく、今ではファッションやビューティーのスタイルの1種としても定着しています。

「アンニュイ」の語源はフランス語の「アンニュイ(ennui)」なんですけど。
本家本元のフランス語の「アンニュイ」は「疲労」「倦怠」「退屈や不満」を意味してして、英語で「迷惑」を意味する「アノイ(annoy)」とは共通のラテン語のルーツを持っていてます。

なので、英語にも外来語として「アンニュイ」という言葉は存在しているんですけど、フランス語同様にポジティブなニュアンスで使われることはほとんどありません。

フランスや英語圏の国に行った時はあまり使わない方が良さそうですね。笑

ところが、日本だと「褒め言葉」として使われる事が結構多くて、「ファッション」「ヘアメイク」など多岐にわたってメディアでも取り上げられています。

例えば。
ファッションでは、襟付きシャツなどクラシカルな雰囲気を残しつつ、ゆったりとしたシルエットでこなれ感を演出するスタイルや、くすみカラーの使用などが「アンニュイ」の例としてあげられます。

メイクでは、ムーディーな下まぶたのアイシャドウやファッション同様のくすみカラーの使用、そばかすを書き足して抜け感を演出することなどが特徴です。

ほかにも、無造作に見せるためにウエーブを作るヘアスタイルや、色素を薄く見せるカラコンなどが「アンニュイなビューティー」として知られていますが。
いずれもこなれ感や抜け感を故意に作る「あえての美学」が根底にあるといえます。

最近では、身に付けたものや一時的な感情や表情だけではなく、個人のスタイルや雰囲気を形容するためにも「アンニュイ」という言葉が使われるようになってきているので。

本当の意味で「アンニュイ」を習得するのは時間がかかりそうですね。笑

こんな感じで「アンニュイ」は日本独自の発展を遂げたために、単語自体は存在するフランス語圏や英語圏でも通じません。

でもね。近いアイディアは存在するんですよ。

それが英語の「サッド・ボーイ」「サッド・ガール」。
哀愁や気だるさをファッションや音楽などのライフスタイルで表現する人々を現しています。

ネガティブな感情を、「美しさ」や「オシャレ」として解釈するプロセスが「アンニュイ」に通づるものがありますよね。

私が「アンニュイ」という言葉になんか惹かれてしまうのも、この辺りにあるんだなと。
今回言葉の意味を整理してみて改めて感じました。

「よし!私もアンニュイになる!」といった感じで、すぐに取り入れられるものではないと思うんですけど。

この概念を知っていると、オシャレの幅も広がると思いますし、ネガティブに捉えてしまっている部分をポジティブに楽しめたりすると思うので。

頭の片隅に置いておいてもらえたらなと思います♡


以上、「アンニュイ」って結局なんなの?というお話しでしたー!

では、またねー!



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