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ユニクロのシャツがアメリカに輸出出来ない?

どーも。145cmのパーソナルスタイリスト福元です。

今回は、「福元のちょっと気になったニュース」をテーマにお話しさせて頂きます!


中国ウイグル地区と新疆綿

数年前から問題になっている「新疆綿(しんきょうめん)」

中国のウイグル地区という場所で採れるコットンの事ですが、中国政府による生産現場での強制労働などが問題視されていて、ここ数年は欧米などで新疆綿を使用した製品の不買運動などが起こっていました。

新疆綿は世界的にも普及率が高くて、日本でも洋服だけではなくてタオルやベッドシーツなど幅広く使用されているもの。

当然、日本のアパレル企業の製品にも多く使われている訳ですが、人権問題を取扱うNPO法人から名指しで指摘された事を受けて「ユニクロ」や「無印良品」が取り立てて突っ込まれていたんです。


アメリカの禁輸措置

そんなすったもんだしている中で、今年の1月15日にアメリカ・ロサンゼルス港の関税が、ユニクロの男性用のコットンシャツの輸入を差し止めました。

それに対してユニクロが3月30日付で異議を申し立てていたけど、それをロサンゼルス港の関税が却下した事が分かり、今騒がれているといった感じです。


このタイミングで騒がれているのは、人権問題を重視するバイデンさんが大統領になって、米中対立が一段と激化しているのも背景にあると思います。

が。

そもそも、アメリカの法制は強制労働に関わる全ての物品の輸入を禁止しているんです。

つまり、フェアトレード(公正な貿易)が担保されていない、強制労働の存在が疑われる国や地域が関連する物品をアメリカに輸出する場合には、今回のユニクロと同じリスクがあるって事なんです。

直接は関係なくても、輸出入が制限されると、商品が買えなくなったり、自分が勤めている会社と取引のある会社が経営難に陥って自分の会社の仕事も減ってしまったり。。

と、間接的に影響を受ける可能性はありますよね。

なので、消費者としても知っておいた方が良いんじゃないかなと思って、今回お話しさせて頂きました。

そして。
製品を作る過程に関わる事はなくても、商品を買う時に「どこで作られているのか」「どんな材料が使われているのか」など、その過程を知る事は大切だなと改めて思いました。

消費者として「物を買うこと」は意思表示をする事です。
最近は、食品や化粧品などの日用品もフェアトレードの商品が増えてきているので、出来るところから意識していけると良いですよね(^.^)

以上、ユニクロのシャツがアメリカに輸出出来ないの??というお話でしたー!

では、またねー!



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