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「ズレ」こそがイノベーション

どーも。福元彩です。

AIアートを制作したり、デザインや物語制作の勉強をしたり、あれやこれやとやっておりまして。
その中から、体験した出来事や考えていること、日々学んだことなどを共有しております。

今日は「自分でやれるっちゃやれるけど、他人を挟むことで生まれるズレが面白いイノベーションを生むことがあるよね」という、ここでほぼ内容を言ってしまったんだけどこの先どーすんのよっていうお話を。笑

敢えて手間をかける

音楽劇「ウレシパモシリ」リーディング公演の背景アート制作も佳境に差し掛かっており、毎日ドタバタと過ごしております。

こちらの背景アートは、AIを使って制作しているわけなんですが。

AIを使っているということは、ワードさえ打ち込めば誰でも作れてしまうので、こんな事を言うと元も子もないですけど、よしつぐさん(「ウレシパモシリ」製作総指揮の阿部よしつぐさん)が自分で作ることだって出来るわけです。

よしつぐさんが自分の中にあるイメージを言語化して、それをAIアートとしてアウトプットした方が、イメージ通りのものが早く出来る可能性も高いかもしれません。

だけど、私が間に入っていることによって面白い事が起きているなと思っていて。

当たり前ですけど、よしつぐさんと私の頭の中は違うわけなので、同じシーンでもイメージしているものにズレが出てくる事があるんです。

そのズレを修正していくことに時間がかかる事もあるんですけど。
#逆に一発OKなことも結構ある

逆にこの「ズレ」によって、新しいアイディアが出てくることもあって。

例えば、劇中のある歌のシーンに使われる背景アートを制作した時に、私は1枚のアートを歌の間に背景として映したままにするイメージで提案したんですけど。

私が出したアートを見たよしつぐさんが、「このイメージのアートを20枚くらい制作して、音楽に合わせて変えていきたい」と仰って、追加で制作させて頂いたんです。

これって、イメージの完成形を持ち合わせている人(この場合だとよしつぐさん)が1人で制作していたら、出てこなかった可能性もあるわけで。

私自身、今までは自分の作りたいものを作りたい様に作ってきていて、誰かのイメージを形にする事って初めての経験なんですけど。

今回の背景アート制作を通して、他者のイメージと自分のイメージの『ズレ』が、AIを使って絵を描くことの面白さの1つだなと思ったし、そういう所にこそ価値があるんじゃないかなと思いました。

AIを使えば誰でも簡単にクオリティの高い絵を描くことが出来る様になったからこそ、どこに価値が出るのか?どうやったら価値が付くのか?という事を、しっかり考えて活動していかないといけないですね。

何かの参考になれば。

では、また!!





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