大切なものに気づいたら、好きなことが仕事になった。maiさんが理想の生活に近づけた理由
「自分に自信が持てた」「説明がわかりやすい」と、星読みセッションが大人気の西洋占星術師maiさん。
maiさんの西洋占星術師としてのキャリアは、なんと1年未満。それでも、予約が開始されるとまたたく間に満席に。
キャリアの短さをものともせず、maiさんのもとにはいつも人が集まります。
このインタビューでは、maiさんの強みや魅力を探るとともに、それを活かして自分らしい働き方を見つけたいきさつをお聞きしました。
思い込みや固定観念に埋もれてしまったあなたの「自分らしさ」や「大切にしたいもの」。
この記事を読んで、もう一度思い返してみませんか?
悲しい体験を反面教師に
ーーmaiさんは西洋占星術師とのことですが……西洋占星術ってどんなお仕事なんでしょうか?
いわゆる星占いですね。星座から、その人の才能や資質を導き出します。
私のセッションでは、それをただ伝えるだけではなく、どう活かすかというところに比重をおいています。
仕事や恋愛などでの困りごとをヒアリングし、お客さまが実用的に使えるようアドバイスをしています。
ーーなんだか、コンサルティングやカウンセリングみたいですね!
西洋占星術師になる前に、悩みがあって占いを受けに行ったことがあったんです。
でも、そこではなんのアドバイスももらえなかった。
「こんなに高いお金払ったのに!」って大泣きしました(笑)
その経験があるから、私のセッションに来てくれる方には、理由や解決策を伝えるようにしています。
そこが、コンサルっぽく感じられるのかもしれませんね。
仕事は、理想の生活をかなえるための「手段」
――maiさんは西洋占星術師として大成功されていますが、なぜライターの道を志したのですか?
私が西洋占星術師という働き方を選んだのは、自分の時間や、家族と過ごす時間を大切にしたいと思ったからなんです。
そのための手段が起業でした。
起業してからは、SNSやブログで発信して、お客さまからお申込みいただいて、その対応をして……と、自分ですべて考えて、すべて決めてきました。
あれもしなきゃ、これもしなきゃとやるべきことに追われるうちに、今の働き方に疲れてしまったんです。
でも、当時の私は、「自由に働くには起業しかない」「起業をやめたら生活できない」「だから、この働き方を続けていかなきゃいけない」というマインドに縛られていました。
いつの間にか、起業は「手段」ではなく「目的」にすり替わっていたんですよね。
それに気づいて、別の働き方を模索しているときに、ライターの仕事にたどり着きました。
自分が応募する側になってお仕事を受けていくスタイルなら、自分の大事な時間と両立することができる。もともとブログを書くのも好きだから、自分の好きなことを仕事にできる。
まさに、私が求めていた働き方だったんです。
――数多くの職業のなかから、ご自身の理想のお仕事にめぐりあうなんて運命を感じますね!
実は、育児休暇中に時間を持て余していて、クラウドソーシングに登録したんです。そこで、ライティングのお仕事を何件か受けたことがあります。
ライターになるまで、そのことをすっかり忘れていたのですが(笑)、今も昔も、私は書くことが好きなんだなって思いました。今、またライターの仕事を選んだのは、自分の原点に戻ってきたような気持ちです。
こだわりがないから、何色にでもなれる
――すでにライターとしてのご経験もあり、ブログやインスタグラムでも日々発信されているmaiさん。書くことが本当にお好きなのが伝わってきます。
maiさん自身が、書く仕事に向いているなと思うのはどんなところですか?
私、その分野をまったく知らない人でもわかるように文章を書くのが得意だと思っています。これは西洋占星術のお仕事でも気をつけていることなんですが、専門用語や業界用語のような、その道に詳しい人しか知らない言葉は使わないようにしています。
私のところに来てくれる方たちは、占星術のプロになりたいわけではないんですよ。ご自身の話や悩みを聞いてほしくて来てくださる。
私の仕事は、お話をうかがって、お客さまの未来につながるような解決策をしめすことだと思うんです。
――maiさんは、相手の求めているものや自分の役割を理解されているんですね。
自分ではあまりそう思ったことはないのですが、私自身を占星術でひも解くと、私のなかには「客観的」という要素があるんです。だから、相手のことや場の状況などを一歩引いた視点でみているのかもしれません。
……そういえば、周りの人によく「悟りをひらいてるよね」って言われます(笑)
――私もmaiさんと初めてお話ししたとき、「この人悟ってるな」って思いました(笑)
客観的でいられるっていうのはライター向きの資質ですよね。クライアントさんの立場からも、お仕事を依頼しやすいと思います。
ブログで自分の考えや思いを書くのも好きですが、「こういう記事を書いてほしい」という要望にこたえるのも好きなんです。良い意味で、私は私の書く文章に強いこだわりがないというか。
依頼に対して柔軟に対応できるところは、クライアントさんのお役にたてると思います。
私の言葉を必要としてくれる人のために
ーーでは最後に、maiさんはどんなライターを目指していますか?
やっぱり、自分の書く文章が誰かのためになったらうれしい。特に女性が読んで前向きになれるような記事を書けたらいいなと思います。
セッションでは限られた人にしか言葉を伝えられないけど、文章ならもっと多くの人の目にとまる。
悩んでいる人、必要としている人に私の思いが届くように、これからもライターを続けていきます。
maiさんに理想の生活をたずねると「ワーケーションするのが夢なんです!」と目をキラキラさせて答えてくれました。
無邪気な一面を持つmaiさんがつむぐのは、重みがあって整然としている言葉。
インタビューを通じて、そのギャップこそがmaiさんらしさ、maiさんの魅力なんだなと納得しました。
ワーケーションの夢は、もう目の前ですね。
maiさん、ありがとうございました。
maiさんのnoteはこちら。
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