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インプット

3月
アウトプットに偏ったのでインプットが欲しいと美術施設や植物園に駆け込む。

水木しげるの妖怪展(横浜そごう美術館)、ゴッホアライブ(天王洲アイル寺田倉庫)、渋谷区ふれあい植物センター(渋谷)

東京においては山手線の池袋から御徒町までの1/4が主な活動範囲のわたしにしてはよく足を伸ばした。

わたしにとってのアウトプット。
より、暮らし(経済活動、生産性、ひととの関係性)をよくするために、たくさんのひとを巻き込んで、応援して。
好きなものは好きと言い続けて表現して、周囲に伝染させてひとつのムーブメントを作ること。最近でいうと朝ごはん。
早起きして仕事の準備をして時間を十分に作ってまでして朝ごはんを食べに行くことが大好きだし、自分の店でも朝ごはんの日をつくる。
時は金なりとするならば、朝の時間の開拓はだれしもが持つ原石なのだ。

3月に見たアートや施設は、自分の好きなものの再確認。

妖怪や、目に見えないものの世界が好きだ。
子どものころはそれこそゲゲゲの鬼太郎やぬ〜べ〜をみて育った。
目に見えないものがいるほうが納得できることもあるし、いて欲しい。

黄色が好きだ。
ゴッホが描く黄色は、光を放つ。
『ひまわり』の夏の温度や生命を感じる橙がかった黄色も好きだし、『夜のカフェテラス』の黒を使わない夜空のなかに、人々の活気を映し出すランプの光の黄色も好きだ。

植物が好きだ。
鉢植えもいいが、根を張り自分から貪欲に陽の光を探しに行く、意思を持っていそうな巨大な樹がとくにいい。
沖縄のガジュマルも、屋久島の屋久杉も、小豆島のシンパクもいい。



好きなものに触れると心が満たされる。
満たされれば、またほかのだれかにも優しさや思いやりを分けてあげられるだろう。

仕事も料理も暮らしも同じで、決して専門性を突き詰めればいいというわけではない。
それ以上に、自分のルーツを知り、満たすことで最大のパフォーマンスが発揮される。
と、わたしは思う。

今週は科学博物館に行く予定だ。
哺乳類の進化と、巨大な恐竜の骨格標本がわたしを待っている。

インプットとは、先人たちの話を聞くだけではない。
むしろ劣等感や焦りになるならそれこそ聞かないほうがいい。
今はそのときじゃないだけ。

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