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10月の日報

10月1日
来週から子どものサッカー教室が始まるのでウェアなどを調べている。ただそれだけなのに、まだサッカーを始めていないのに、ウェアの一覧を眺めているだけで「こんなに成長して……」と泣けてくる。
産後、涙腺がぶっこわれてる。

10月2日
すごくよく消える!という黒い消しゴムを持たせていたら、先生に「色つきの消しゴムはだめだよ」と注意された、と子ども。
なんか……すごく……「しょーもな……」と思ってしまった。「…」の×100くらいぼんやりしてしまった。消しゴムに色がついているかどうか……?
どうでもいい……(宇宙を見つめるほど遠い目)

10月3日
そういえばわが家には「人がつくった料理に文句を言うな」「理由は、わたしがそういう人間がきらいだから」という絶対ルールがあって、破る人は嫌いになると脅している。(どんな教育)

10月4日
ミランダジュライの「あなたを選んでくれるもの」ちょっとずつ読んでいるが、おもしろい…おもしろいわ… 自分から望んで会いに行っておいて、その人たちの相手をするのに疲れたりする(そしてそれを書く)ジュライがたまらなく好きだわ…

10月5日
鳥羽和久さんの言葉ってなんでこう「ずしん!」と心にくるんだろう。子どもの頃の自分が「そうなの!なんで先生わかるん!?」って叫んでる。親が言ってることよりもやってることを見ていた。そこに矛盾があることに気づいてた。子は親をすごく見てる。親の立場で思い出すと怖ろしいほど…

10月6日
取材のため、小城へ。「聞き役」のA氏が脱線しつづけ「おれが書くんじゃないからまいっか、と思って!」と言っていた。笑(書くのはわたし)
でもすごくおもしろかった。

10月7日
幼稚園の運動会(卒園生競技に参加)のあと、サッカー教室。
疲れたな…さすがに…

10月8日
もうすぐ、6歳のこの子とはお別れなんだなぁ、と噛み締めるように過ごす日々。ほんとうにあっという間だ。
0歳から6歳までのこの人とずっとずっと一緒にいたかった。

10月9日
本日の資さんうどんは丸天うどん。心が平和になる…

10月10日
自分の子が良い子であることとわたしが良い母親であることは関係ない。だから、わたしが大した母親じゃないから、できないからといって落ち込むことはないし、子どもが褒められているのを=自分が褒められていると思わない。自分の親の影響がすごく大きい。

10月11日
起き抜けに「まま、なんのゆめみた?」って聞かれる朝。おはよう。

10月12日
相方、子どもの誕生日の朝イチで「〇〇くん、7歳になったから、何をがんばるの??」と聞いていて、謎にやる気を奪う選手権第一位だった。
ハイテンションだった子どもは無言に。

10月13日
子どもの誕生日旅行。ハウステンボスへ。フォレストヴィラという小さな住宅地みたいな宿泊施設に泊まった。あんな街に住みたいな…(行くたびに思う)

10月14日
誕生日プレゼントに念願のマイクラを買ってあげた。わたしはわからないので放っておいたら、洞窟で行きづまってる様子。どうしたの?と聞いてみたら、「穴掘ってたら、自分が掘った穴に落ちて動けなくなった」と。
ことわざとかであるやつやん!爆笑してしまった。

10月15日
ヨーロッパ企画の舞台を観劇。めちゃんこおもしろかったし、ヨーロッパ企画の集大成、という感じがして、最後に上田さんが挨拶しに出てきた時に涙出そうだった…子どもも初観劇を楽しんでいた。永野さんの滑舌すごかったな。(「すすまな〜い!」の言い方が大好き)
声もよく出てる…皆さん尊敬だわ。
#切り裂かないけど攫いはするジャック

10月16日
子どもが、つまらない授業の時に全身で「……つまらない……」というオーラを発していて、というか魂が抜けたようになってるのを授業参観で目撃しているので(授業参観なのに自然体すぎん?)、絶対に先生にはバレてるから申し訳なさもあるし、色々心配だけども笑ってしまう…

10月17日
大牟田市動物園へケモノートの取材に行ってきた。大牟田市動物園に行くようになってから、動物園で動物がどのようなコンセプトで飼育展示されているかに目が行くようになった。ペットショップを見る目も変わった。大牟田市動物園に訪れる子どもたちもそういう「目」を自然に育てられているだろう。とても素晴らしいことだなと思う。

10月18日
眠る前の子。
「ままー、ぎゅっとして。ままがぎゅっとしないと、いやなゆめ見るんだよー。きのうはね、ままと別れるゆめと0点とるゆめをみたんだよ…」
嫌な夢の内容がかわいい。

10月19日
「子育ては孤独が最大の敵だから」ほんとにその通り。子育てをメインで担う人を孤独から救ってくれるのは肉親やパートナーとは限らない。一人にならない、させないような社会であってほしい。その一員でありたいと強く思う。

10月20日
友だちと電話で話してたら、ピンポーンとインターホンが鳴り、「あ、出前館?」と言われて恥ずかしかったです。(相方がいないので浮かれて出前館しました)

10月21日
オーバーザサンで二人が「地方にあちこち行くのが楽しい!」という話をしているのを聴いていると、自分も50近くなったらあちこち動いて仕事できるようになっていたい、って楽しい想像が膨らんで、とっても精神に良い。

10月22日
来福を楽しみにしていたSNOW SHOVELING(旅する本屋)さんに会いに大濠公園に行ってきた。散歩中の人、遊びに来た子どもたちもふらりと立ち寄るオープンな雰囲気がとても良くて、この本屋の空気感そのままの店主も素敵で一瞬で好きになってしまった。夫婦で質問攻めにしてしまった。

10月23日
朝から子どものぐずりで夫婦して疲弊… みんなどうやってるんだ…
数日前、マイクラで迷子になったと言ってた子に「どうなった?村にもどれた?」と聞いたら「ううん。まいごになって、もうそこでずっとくらしてる」って。おもしろすぎる。

10月24日
朝、子どもを送っていく時に「ぱぱ、ばんごはんはシチューがいい」と言われたそうで、相方は昼休みをはやめにきりあげ材料を買いに行き、夕方打ち合わせの合間をぬってシチューをつくってあげていた。なんか泣きそうになる。優しいな…(人類の中で子どもにだけ)

10月25日
女の道って年齢を重ねるごとに分岐していく、けれどもいつしかまた同じところに帰ってくる… と言っていたのはオーバーザサンのジェーン・スーさんだったか。まったく違う人種のようにも思える女たちの道が重なるさまに胸が熱くなる…(ドラマ『セクシー田中さん』を観て)

10月26日
お腹が痛くて白湯を飲んでぼんやりしてたら、寝室から「ままー」と呼ぶ声がするのでもどる。何かごにょごにょ言っている子どもの頭と耳をなでる。はやくねて。

10月27日
ニュース観てて、「お父さんお母さんがたくさん稼いでるお家は、子どもへのお金がもらえないんだよね」とつぶやいたら、子どもが「は!?子どもはお金かせいでないのに、なんで!?」と言っていた。せやねん。その通りやねん。小1でもわかること…

10月28日
うちの子は、朝起きた瞬間から寝る直前まで何かしら本を読んでいるな。

10月29日
夜、子どもにすごく傷つくことを言われた。どう対応していいかわからなくてとりあえず気持ち(傷ついたことと怒っていること)を伝え、その場を離れる。すこし経って子どもが謝りに来てくれたので、「家族は友だちよりも長い時間を一緒に過ごすから、いちばん気をつかう存在だとわたしは思っている」「家族のあいだにも礼儀は必要」と伝えた。
話をきいた相方が「それは…(自分が言われても)むかつくな…」と珍しく共感を示し、コンビニに行くけどなにかいる?と聞いてくれてすこし心が救われた。
家族のあいだにも、親切は必要だ。

10月30日
学校って子どものプライドを傷つけることをやらせるよなぁ…
今日(時間の件で)本人は納得していないのにみんなの前で謝らされたらしい。些細なことのように思えたけど、よく考えたらわたしなら絶対嫌だわ…と思い、まじめに話をきいた。
子どもは子どもなりに時間に気をつけていて、それが今日たまたま上手くいかなかっただけ、という言い分がある。だけど結果的に(ほんのちょこっとでも)クラスのみんなに迷惑をかけてしまった。そこは分解して考えて、後半の方に関して「ごめんなさい」と謝ったのだということにしよう、と伝えた。

10月31日
夕方帰宅した子どもに、「がんばってるぼくに、ハロウィンないの!?」と激怒された。ごめん…(でもハロウィンて家で何するん)

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