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【アメリカ生活】駐妻になって出会った「Buy Nothing」という考え方① ~「紫蘇(しそ)外交」をした話~

こんにちは、claraです。

みなさんは「Buy Nothing Project」という活動をご存じでしょうか。

簡単に説明をすると「自分にとっての不要品は誰かにとっての必要品」という考えのもと、地域内で無料で不要品を譲ったり、いただいたりすることで資源の無駄をなくす。

SNS上の日本人の「Buy Nothingグループ」に参加したことで私はこの活動を知りました。

今回は私が「Buy Nothing」と出会い、成長した話。

「紫蘇(しそ)外交」の話

アメリカで次男を出産した頃に母が日本からお手伝いに来てくれました。
その頃の私に母がFarmer's Marketで紫蘇の苗を買ってくれました。

紫蘇は「1年草」。
四季を1周すると種を残して枯れてしまいます。

紫蘇の性質を知らなかった私は「大事な紫蘇を枯らしてしまった…」と落ち込みました。ひとまず土の中に新しくできた種を落とし、水をあげ続けました。すると春にはたくさんの紫蘇の子どもが発芽したのです。

ホームセンターで土と種まきポットを買って、1株ずつ長男と一緒に取り分けていくと苗の数は100個超え…。

こんな数どうしよう…と思う中で思いついたのが、例の「Buy Nothing」グループに投稿すること。あまり期待をせずにいたら「ぜひ譲ってください」という声が殺到!

連日、苗を取りに来てくれた方々のおかげで100個以上あった紫蘇もあっという間に新しいお家にもらわれて行きました。

その後

実は紫蘇の苗を譲ったことで私の交友関係もちょっぴり広がりました。

基本的に苗の受け渡しは非対面でしたが、車まで苗を届けに行ったことがあります。その方は偶然子どもの年が近く、後日会って意気投合、今では大事なまま友の1人です。

他にも公園ではじめてお会いした友達の友達に「いただいた紫蘇、今でも元気に育ってます!」というお言葉をいただいたり、代わりに別の植物の種をいただいたりしました。

日本のスーパーで当たり前に手に入る薬味も日系スーパーで買うと何倍ものお値段がする海外生活。紫蘇という植物のチョイスも元駐妻の母ならではだったのではないかと思います。

今度は茗荷(みょうが)等を育てて、「Buy Nothing」を通して別の「〇〇外交」をしてみたいと思う今日この頃です笑


「紫蘇外交」のお話いかがでしたでしょうか。

次回また別の形で「Buy Nothing」に関わったお話を書こうと思います。

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