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「プロボノ」に参加して、考え方がちょっと変わった

2020年5月末から約半年間、「プロボノ」として活動しました。

「プロボノ」とは、「公共善のために」を意味するラテン語「Pro Bono Publico」を語源とする言葉で、【社会的・公共的な目的のために、職業上のスキルや専門知識を活かしたボランティア活動】を意味します。

認定NPO法人サービスグラント WEBサイトよりhttps://www.servicegrant.or.jp/probono/

活動はずーっとおもしろかったのですが、特に、考え方が変わるような出来事を経験したことについて、お伝えしたいのです。


そもそも、なぜやりたいと思ったのか?

社会人生活10年。ずっと1社に勤め続けています。ずっと同じところにいると、褒められても、褒められなくても、世の中から見た自分の価値というのは分からなくなります。特に秀でたところも専門性もない自分だが、ちょっとだけ外に出たら、どんなもんなんだろう?というのを試してみたいと思っていました。

外の空気を吸うためには、会社関係者以外と交流できる機会があるといい。その交流というのは、一緒にちょっと飲みに行くとかお話しするとかじゃなくて、「一緒に、なんかやる」ような機会が。

わたしは学生時代に大学祭実行委員会やサークルに参加していて、そのメンバーたちとは、たとえめったに会えなくても、心の拠り所だと感じています。それは「一緒になんかやってたからだ!」と、どっか思っているところがあります。

今、仲良く楽しい「親睦」はあまりいらなくて、「信頼関係」を持ちながら一緒に何かを楽しめるのがベスト。そのために、どこかの誰かたちと一緒になんかやりたい。でも誰と何を?

……そんなことを、考えるでもなく考えているときに偶然「プロボノ」という言葉を知り。調べてみると出会ったのが、NPOなどの支援先とプロボノワーク希望者を繋ぐ、認定NPO法人サービスグラント様。

「数人でチームを組んで、一定期間で取り組むプロジェクト」という形式で参加機会が提供されており、これはまさに「一緒に、なんかやる」だ!と喜び勇んで登録したのでした。


……と、いろいろ書いたけど単純に、「おもしろい時間を過ごせそうだ!」という期待と直感から始めたというのが事実です。笑


びっくりして、考え方が変わった

めでたく参加できたプロジェクトは、「特定非営利活動法人 友ー友」様のウェブサイト制作です。(読み方は、「ゆうゆう」です)

▼プロジェクト紹介ページ

友ー友様は、大阪府吹田市で、ご高齢で買い物や調理が困難な方への「配食サービス」兼「見守りサービス」事業などを行われています。

今回ウェブサイト制作にあたってどんなことをしたかというと、利用者様やそのご家族・ボランティア参加者様にヒアリングしたり、同業者様にもお伺いしたり、どんなサイトにするか提案資料を作ったり、はたまた原稿を書いたり、制作作業をしたり…。

わたしにとっては、家と会社との往復生活から飛び出して普段会えないような人に会うのも、To Doを想定して自分でやっつけるのも、やったことないことをどうしたらできるのか調べてうまく当たったときなんかも。すべてがワクワクの「おもしろ経験」でした。

プロボノは社会貢献したくて始める人が多いなか、わたしはただ自分のために始めたわけで、やることなすことすべて自分のためにやっているだけなのですが、

友ー友の方々やチームメンバーのみなさんの人柄に触れ一緒に活動するうちに「お役に立てるように、しっかりやらんとあかん!」という使命感が湧いてきました。それは、半年間取り組み続けるためのエネルギーになっていました。


そして……終盤、びっくり事件は起こりました。

新しいウェブサイトのオープンをお知らせするチラシを、必須タスクではなかったのですが趣味で作って、友ー友様にご提供したとき。

そのあと、友ー友代表の川口様からいただいたメールに

こんな素敵なチラシまで作って頂いて感動しまくりで先ほどから本当に涙が止まりません。

と書いてあったのです。

えええええええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!

本当に嬉しく思ったし、「そんな、感動して涙してもらうようなこと、あんのや」という衝撃がすごくて。普段の仕事でそんなことある?いや、ない。

しかも、

お仕事をしていても、もうええ歳やのにいつまで頑張れるんやろう? とか、泣きの入った感情を持つ時もありますが、このホームページを見ていたら一生頑張れる気がします。

とまで書いていただいている。

一生!?!?

まじか〜〜〜!!そんな風に思っていただけるとは!!!!!

それは川口様が、ご高齢の利用者様や一緒に活動しているボランティアの皆様のことを想いながら、サラリーマンである自分には到底想像できないような苦労や泥臭いことを経験されてきたからこそ、感じていただけたことなのかもしれません。本当に使命感を持って、今、事業を続けていらっしゃるから…。尊敬、のひとことに尽きます。


* * *


このメールにびっくりして、その衝撃波で!?わたしの心の中にあった考え方が、ちょっと変わりました。

「特に秀でたところも専門性もない自分だが、ちょっとだけ外に出たら、どんなもんなんだろう」と疑っていたわけですが、

その疑いは、「秀でてなくちゃ、専門性も高くなくちゃ、人のお役に立つことはできない」という固定観念から来ていたことかもしれないなぁと気づいたのです。

何か自分の能力やスペックを測るときって、高いか低いかだけで考えて、誰かと(あるいは誰でもない「世の中の優秀な人たち」という幻想と)比べては、「低い低い」とばかり思っていました。

でも「こんなん、べつに、誰にでもできるわ」と思いながらやっていることが、案外、時と場合によってはお役に立って、めぐり合わせれば人をめちゃくちゃ勇気づけることができるのかもしれない。

だから。スペックを高めることも勉強することも大事だけれど、とっとと生かせるところで生かせばいい。めぐり合わせに行けばいい。どんどん、なんかやればいい。

そういう、自分の能力についての捉え方が変わる出来事でした。これからも、お役に立てるようなところに馳せ参じたいと思っています。


最後にもう少し、友ー友様のことを。

友ー友様が利用者様に提供されているお弁当は、主菜、2品の副菜、デザートに至るまですべて手作りされています。カット野菜も、冷凍食品も使われていません。

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わたしもお弁当をいただいたのですが、その日メニューに入っていたごま豆腐がぷるんとして、しっかりごまの味がして、食べながらなんともホッコリしました。人気メニューと聞いて納得。それも、もちろん手作り。

そして、ボランティアの皆様の手で、ご利用者様のもとにお届けされています。「こんにちは!」という朗らかなご挨拶とともに!!

ひとり暮らしされている利用者の娘さんにお話を伺ったとき、「母はずっと家にひとりでいるから、友ー友さんに元気をもらっていると思う」と、感慨深い様子で仰っていたのが印象的でした。おいしいお弁当と、あの朗らかなご挨拶に救われているおじいちゃんおばあちゃんが、たくさんいます。

友ー友様にボランティアで参加している皆さんは、そんな自分たちのサービスを誇りに思いながら活動されています。

友ー友様は絶賛ボランティア参加者を募集中です!大阪府吹田市近隣のみなさま、もし少しでも活動にご興味をお持ちいただけましたらぜひ、ウェブサイトをご覧いただきお問い合わせください!!!

▼友ー友様 ウェブサイト
※今回参加したプロジェクトの成果物です!


そして、「プロボノ」にご興味のある方はぜひこちらをご覧ください!

▼サービスグラント様 ウェブサイト


読んでいただき、ありがとうございます!