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エジプト旅行カイロ3泊4日モデルプラン

先日、JICAに勤めている友人が駐在しているエジプトのカイロ旅行に行ってきたので、その旅についてシェアします。ヨーロッパ旅行とは勝手が違うことも多々あり、大変なこともありましたが、ユニークでまた行きたいなあと思える国です。

偶々行った時がエジプトポンドが7円から3円下落したばかりで、インフレが追いついてない状況だったので、ちょうど色々お安い時期でした。

現地に住む友人おすすめのレストラン、観光スポットの紹介を含め、最後に注意事項も記載しているので参考になれば幸いです。


1日目

ロンドンヒースロー午前中発、現地時間の16:45に到着しました。初めてビザが必要な国への渡航で、ヒースロー空港で保安検査の前にパスポートチェックが必要だったり、色々手こずったので、時間には余裕を持って下さいね。
今回利用したのはBritish Airways。機内食はついてないと思っていましたが、サンドイッチ(半分)やスナックが入ったスナックボックスが提供されました。

エジプトカイロ国際空港に着いたら入国の前にまずビザをゲット。入国審査に入る前にBankと書かれた受付があるので、そこで購入します。$25で現金のみです(2024年4月時点)。

ビザ発行している空港内のバンク

その後パスポートチェック、荷物検査受けて(日本のパスポートだと、荷物検査スルーだったりします。実際に私もそうでした笑)。
さてこの後が大変。
空港でwifiに繋がらず、ウーバーを手配するのに手こずりました。その間タクシーのおじさんがひたすら私の周りをうろつきながら、「タクシータクシー安いよ。ウーバーはいくらなの」と空港の外に出るまでずっと話しかけてきました。
ウーバーを頼んだので一安心。かと思いきや、アラビア数字読めない。。プレートナンバーに書いてある数字が分からず、運転手もどこにいるか(アプリで見れますが)いまいち分からなかったので何人かウーバーらしき運転手に直接聞き。そうこうしているとウーバーででしょ~と話しかけてきて、この人かと思って質問してみるとただの客引き。疲れているので頭がこんがらがっている中でそのように話しかけてくるの危険だなあと思いました。

ようやくウーバーに乗った後、40分ほどかけて友人が済んでいるザマレクに到着。ザマレクは現地の経済的に豊かな人が住むエリアなので、宿泊にもおすすめです。
ちなみに別で来ていた友人は、タクシーに乗り、$10ほどだったそう。ウーバーで$だったので、乗車までの疲れを考えると悪くない気がします。降りるときもチップは請求されたけど、運賃は$10だったと言っていました。きちんと金額を確認して乗るように。

ちなみに空港で携帯がwifiにつながらなかったのは私がちゃんと電話番号を入れてなかったからのようです。自分の情報を入れるのが嫌適当な番号を入れたらつながりませんでした。。
なので空港にあったOrangeという通信会社で1番安いSIMを購入。隣にVoderfoneがありましたが、こちらの方が安かったのでこちらにしました。

友人の家に着いて一息した後、早速観光に繰り出しました。まずはハンハリーリ市場へ。

ハンハリーリ市場入り口近く

市場入り口は値札の書いてないお店も多々ありますが、途中で細い道に入り、奥の方に行くと、ちゃんと値札もあるお店がちらほら。
現地に住む友人も買っているというお店で、アクセサリーやマグネット、キャンドル入れなどを購入しました。金額的には少なかったですが($1もしていません)、タッチカードの支払いも大丈夫でした。

お土産屋さんで購入したお土産

他にはランプの置物も沢山あって、アラビアン感がありますした。親指くらいの小さめなものから、インテリアとして飾れる大きめのものもあります。

またハンハリーリ市場といえばこちらのフォトスポット。夜に行くのが良いと思います。

ハンハリーリ市場フォトスポット

その後はAbou El Sid Restaurantというザマレクにあるレストランで初めてのエジプト料理。ガイドブックにも載っている外国人にも人気のお店です。

お肉の煮込み、フムス、そら豆の揚げ物ターメイヤ、モロヘイヤなど、どのお料理も美味しかったです。特にブドウの葉っぱにお米や野菜を詰めたマハシという料理が私は特に気に入りました。また、ここでなくても良いですが、エジプトに滞在中、飲み物はぜひミントレモンジュースを飲んで見て下さい。美味しくて、違うレストランでも何回か頼みました。
ファスティング後の飲み物として良いので、ラマダン時期よく見られるそう。
こちらの料理、おなか一杯食べて一人700円ほど。

2日目

この日は目玉のピラミッド観光がメインです。
朝ピラミッドに向かい、ピラミッドエリアに入場する前にこの9 Pyramids Lounge で知り合いの方々と合流し、ブランチを頂きました。

9 Pyramids Lounge のブランチ

西洋かエジプトスタイルか選ぶことができます。またここからは三大ピラミッドが見えます。特に朝時間は混んでなく、優雅にコーヒーとピラミッドとラクダの眺めを楽しみました。

ピラミッドの入場エリアから離れているので、タクシーやウーバーなど車で行くことをおすすめします。帰りはお店の人に頼むと車を手配してくれます。
ブランチ後、待ちに待ったピラミッドへ。ピラミッド内にも入れるチケットを購入しました。

余談ですが、私が旅行から帰った後の2024年4月、ピラミッドに券売機が導入されたようです。この時は人が受付しているところでチケットを購入しました。ピラミッドは、1番有名なクフ王のピラミッドをチョイス。進んでいくほど暗く道が狭くなっていき、上から降りてくる人と、下から登る人で譲り合いをしながら進んでいきます。

ピラミッド内

人が多く、蒸し熱いです。ゴールのお墓まで15-20分くらいだったと思います。お墓があるエリアはそんな広くなく、お墓しかありません笑。来た道と同じ道を戻り、大体40分ほどで終了です。

ちなみに、12:00~13:00はお祈りの時間で閉まっているので、ご注意を。その間私たちは周りで写真撮影、ラクダに乗りました。特にツアーでなく自分たちで行ったので、ラクダ乗りの人に値段を聞いて交渉し、400エジプトポンドで折り合いをつけました。
ラクダ乗りは1時間が普通のようですが、私たちは30分にしてもらいました。
ラクダ乗りには写真撮影も含まれています。

ちなみにラクダ乗りの平均価格は500エジプトポンドです。人数や時間によって交渉可能ですが、高額な値段を要求されたら、この写真を見せても良いかもしれません。

ラクダ乗り平均価格

ピラミッド後はスフィンクスを見て、その後考古学博物館へ。
博物館は、20万点以上もの遺物を所蔵しています。ロゼッタストーンのレプリカも。本物は残念ながらイギリスの大英博物館にあります。古代エジプトに関する全てが所狭しと展示されています。


私が行った時期はラマダンだったので16:30閉店でしたが、1時間くらい前にはみんな出てくださいの圧が笑。中は広いので、先にツタンカーメンを見ていおいて良かったです。中の写真撮影は禁止ですが、ツタンカーメンのマスクはもちろん、棺や彼が身に着けていたとされるアクササリーなど展示されていました。

ツタンカーメン展示入り口

そしてこの日の夜ごはんは南にある高級住宅エリア、マーディーにあるレバノン料理屋さんのTawlet Yvonneで。現地に住む方のおすすめです。雰囲気がとても可愛らしく、お料理はもちろん、デザートも創作的でおすすめです。

Tawlet Yvonne
食後のデザート

3日目

まず初めにムハンマド・アリモスクへ向かいました。

ムハンマド・アリ・モスク内

カイロで1番有名であろうモスク。オスマン帝国の支配下にあったエジプトの近代化の基礎を築いたムハンマド・アリにより建設されたされました。
庭園も中も美しく、見惚れてしまいます。映えもばっちりです。インスタを意識して建設したでしょ、と思うほど笑。
また、敷地内からは、カイロを一望できます。高層ビルがない街並み。目を凝らすとピラミッドも見えます。
金曜日の集団礼拝の時間は入れないそうなので注意して下さい。

その後オールドカイロを散策。

オールドカイロ

エジプト人口の90%はイスラム教ですが、人口の10%はコプト教です。2世紀ごろからローマ支配下のエジプトで広がったキリスト教信者で、オールドカイロにはコプト教の教会がいくつかあり、他観光名所とは違った雰囲気を味わうことができます。どこか時間がゆっくり流れているような落ち着いた感じです。
いくつか教会やシナゴークを回り、最後に割と新しくできたスーク・エル・フスタートというお土産屋さんが並んだエリアにも立ち寄りました。

ハンギングチャーチ内
スーク・エル・フスタートお店一部

ラマダン中のせいか、やってないお店もちらほらありましたが、雑貨系の可愛いお店が多かったです。手作りのものが欲しい方はぜひ覗いてみて下さい。

また、私たちは教会メインで行きましたが、コプト教博物館も観光名所のひとつなので、気になる方はぜひプランに加えてみて下さい。

オールドカイロ周辺にはあまりレストランがないので、ザマレクに移動してお昼ご飯を。外国人が多いレストランは開いていたのでこちらのLe Pacha 1901へ。こちらで、エジプトにきたら食べたかった国民食コシャリも頂きました。

コシャリ

国民食なのでもっと安めのレストランでも美味しいところはある(というかわざわざ高級レストランでは食べるものでない)のですが、機会を逃したくない、と思い笑。

この日の夜は、アラビアモールというショッピングモールでお買い物。
エジプトの若者定番の遊びのようで、昼間よりも夜の方が混んでたりするのだとか。
現地ブランドの洋服や雑貨、食材など、沢山のショップがあるので、お土産調達にも便利です。
以下は私の現地に住む友達お気に入りのブランド。羽織もの、綿でできたお洋服が多く、エジプトらしさを感じました。

4日目

現地に住む友人は今日は仕事(エジプトは金、土が週末です)だったので、ひとりで国立文明博物館へ向かいました。

ちなみに朝カフェでコーヒーを買おうと思ったのですが、ラマダン中で、調べた3つくらいのお店は閉まっていました。GoogleMapの情報は当てになりません笑。

ザマレクエリアから博物館までは車で15分ほど。ミイラがメインのこちらの博物館。コロナ後、待ちに待って2021年にオープンした新しい博物館です。これでもか、というくらい沢山のミイラが展示されていました。一体一体違うのが面白かったです。残念ながら写真撮影は禁止です。
外の景色も綺麗で、高級ホテルの1部にいるような気分。

その後友人と合流する前、気になっていたフェアトレード・エジプトへ。

フェアトレード・エジプト内

少し分かりずらかったのですが、階段を上って、重たそうなドアを開けたらお店です。手作りの雑貨やアクセサリーなどが売られています。可愛いな~と思ったアクセサリーを購入。カード決済OKでした。

エジプト最後のランチは友人が地元の方におすすめされたというカイロ・キッチンへ。カラフルで可愛い店内。エジプトの家庭料理が食べられるお店で、味も美味しかったです。

カイロ・キッチン

注意事項

1から10までのアラビア数字を読めておくと良い

タクシーはぼったくりがあるからウーバーで!にしたは良いもの、ナンバープレートがアラビア数字で読めず、空港で苦労したので、事前に確認しておくと安心です。

wikihowより引用

写真を要求される

アジア人がめずらしいのか、子供たちが写真を撮って!と言ってきます。特に女性に対して言ってくるよう。彼らは純粋に一緒に撮りたいだけですが、彼らのSNSで拡散される可能性はあるので、嫌だなと思う方は断るようにした方が良いかと思います。

雨が降ったら渋滞

カイロは基本的に晴れの日が多いですが、最終日、少し雨が降りました。あお国柄雨に慣れていないので、雨が降ると移動に影響が出ます。私もプチハプニングだったのですが、空港に行きたいのにウーバーが中々捕まらず、3回ほどキャンセルされてようやく捕まえることができましたが道が渋滞…。間に合うかなあと冷や冷やしたので、雨が降ったら注意して、スケジュールに余裕をもって行動するのがおすすめです。

ラマダン中は日中お店が閉まってる

私が行った時期はちょうどラマダン中で(2024年は3月上旬から4月上旬)で、レストランやカフェなど、日中閉まっているお店がありました。観光スポット周辺やお土産屋さんは空いているのでそこまで影響ありませんでしたが、地元民向けのお店は基本閉まっているので注意が必要です。

治安は安全

注意事項ではありませんが、治安は安全です。カイロに着いてすぐ持ってきてカバンのチャックが壊れてしまい、それを使っていたのですが、特にスられるという経験はなく。人混みの多いハン・ハリーリ市場でもカバンのチャック閉まってないよと教えてくれるほどです。

いかがでしたでしょうか?私は今回カイロだけでしたが、大満喫したエジプト旅行。他にも素敵なエリアがあるので、ぜひまた訪れたいです。

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