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IELTS の勉強法

今日は、私がイギリス大学院進学にあたって苦労したIELTSの勉強法について振り返りたいと思います。IELTSの勉強を始めたい、すでに頑張っている方の参考になれば幸いです。トップ画は実際に使っていたテキストとノート。
IELTSとは、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能を測る英語の資格試験です。アメリカだとTOEFL iBTなどが主要かと思いますが、イギリスの大学院に進学するにはIELTSがメジャーです。トップスクールを除いては一般的にオーバーオール(全スコアの平均)で6.5以上が殆どだと思います。英検で言うと、準1〜1級、TOEIC 820~870点、 TOEFL iBT 79~93です。まあ純ジャパからしたら簡単ではないですよね。私は簡単ではなかったです。

私は最終的にはオーバーオールで7.0を取得しましたが、そこまでいくには地道にひたすら英語と向き合っていました。その勉強法について、4技能のセクション別に書いていこうと思います。

Reading

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こちらの記事が大変参考になりました。公式テキストの問題を何時間かかけて精読して、あとはひたすら多読を繰り返すというものです。筆者さんを真似してテキストを汚すことを楽しんでました笑。(上記写真は私のです)。これ、勉強した感が出て良いです。(実際に勉強もしていますが)。私は筆者さんのように8.5を取ったことはありませんが、7.0以上は安定して取れるようになりました。この方法を試してから1番スコアが取れるようになったセクションです。精読でちゃんと中身を理解しているので、多読していて「意味が分からない...」ということはなくなりました。また、繰り返し同じものに触れることで脳に文章構造・単語が定着します。

IELTSの勉強に総合して言えることですが、繰り返し同じ問題を解くのがスコアアップのコツです。色々な経験者さんの記事を拝見しましたが、高スコアを取っている人は大抵公式問題集をひたすら繰り返している印象です。

Listening

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リスニングも基本的にはリーディングと同じで、とにかく同じ音源を繰り返し聞いて、理解することが大事です。私はリーディングの時のように、公式問題集に付いているスクリプトを精読し、その後シャドーウィングを繰り返しました。シャドーイングとは、音源を聴き、真似しながら発音していくトレーニング方法です。3年経った今でも問題の音源を思い出すことがたまにあります。

また、イギリス英語に慣れると言う意味ではBBC  Newsを聞いたり、イギリス映画を見るのも良いと思います。多くの人はアメリカ英語に慣れていると思うので。字幕も合わせてみると理解が深まります。

Writing

私が1番苦労したパートです。パート1・2ありますが、パート1は特にパターンを滲みつけるのが大事です。「IELTS ライティング」などで調べると色々な表現が出てきます。まずその表現を取り入れて書いてみて、添削してもらい、直してもらったものを写経していました。特に6.0以上を目指す場合はアカデミックな表現を使うことも大事です。

パート2は特に大変でした。私の場合は、英語を書く以前に、自分の意見をまとめるのに時間がかかってしまったため、そこを克服しなければなりませんでした。心理的に苦手、と思ってしまってたのも良くないかな、と思います。ライティングに苦手意識がある人は、 最初から完璧に書こうとしないで、まず時間内に書ききることを目指すことをおすすめします。下手でも、思ったことが言えてないな、この表現で良いのかな、と思っても書ききってください。その初めの文章をアップデートすれば良い話なので。最初に書いたものを自分で見直して、改善して、その後ネイティブに添削してもらう。このプロセスで段階的に良いものを仕上げていこう、というスタンスで良いと思います。最終的に添削してもらったものは、写経して声に出して読んでみる。最初から完璧にやらなくて良いんだ、と心理的負担を軽くして、ライティングが苦にならない環境づくりをしてみて下さい。

Speaking

IELTSのスピーキングで高スコアをとるためには、ただ英会話ができれば良いわけではありません。上級者向けの表現を使うことも必要になってきます。私はいくつかのオンライン英会話サービスを試しながら、毎日喋っていました。具体的に使っていたのは以下です。

DMM英会話
マイチューター
ベストティーチャー

なぜ3つも使っているんだ、と疑問に思われるかもしれませんが、順に解説していきます。

DMM英会話は、「英語を喋ることに慣れるため」に使っていました。値段も安く、使いやすく、サービスもよく、個人的にとても気に入っていました。沢山教材があり、IELTS用もあります。私はIELTSか、デイリーニュースを使っていました。実際に起きている出来事についてディスカッションできるので、自分の意見を言う練習(IELTSで求められる)になりました。日本にいると、英語を使う機会もそうですが、何に対して自分はどう思うか、を言う機会が少ないので、その練習に役立ちました。講師のレビューを見れるのも良いですね。

マイチューターは、「IELTS形式で練習をするため」に使っていました。スピーキングのパート1からパート3まで通しで練習し、その後フィードバック・より良い表現などを教えてもらっていました。必ず通しでやらなければいけない訳ではなく、パート2だけ、など選ぶことも出来ます。
満足していますが、ただテストの場では使わなそうなスラングを教えられ、クオリティに疑問を思ったこともあります。

ベストティーチャーは「正しい表現でスピーキング」するために使っていました。上記のよう実践はもちろん大事ですが、話している時は中々自分のミスに気付きづらいものです。なので、喋ることを前もって書いて、自分のミスや、別の言い方はないか、と振り返るために利用していました。移動途中によくスマホで打ち込んでいました。
「喋ることを書く」と言う作業は、スピーキング向上する上で大事なプロセスです。

私は中々スコアをクリアできず、入学するタイミングを考えるとこれで最後、という試験のスピーキングの面接官がそれまでで最悪で、(愛想悪く、相槌もなし) 試験が終わったときにはああもうダメだ...と思って試験会場のトイレで泣きました笑。
結果、スコアはクリアしていたので拍子抜けしたのですが。なので、面接官の愛想が悪くても気にしないで下さい。(滅多にないことだと思いますが...。)

まとめ

IELTSの勉強法をまとめると、

・繰り返し同じものを解く。
・フィードバックをもらう。
・少しずつの成長を楽しむ。

特にライティングやスピーキングは、ネイティブの方からのフィードバックをもらって下さい。IELTSのテストのことを分かっている人が理想です。高スコアを取るために必要な表現などを教えてくれるはずです。フィードバックをもらった後は、自分で書く&音読です。一人だけで頑張らないでくださいね。

語学勉強で一気に飛躍することはあり得ません。また、「1週間に1回5時間」というよりは、「30分でも毎日」の方が定着するはずです。ここでは忘却曲線云々の話はしませんが、コツコツ続けるのが大事です。
私は7.0でスコアが取れたので渡英しましたが、経験者さんのブログなどを読んでると、5.0スタートで、最終的に7.5, 8.0などスコアを取得されている方もいます。その方達のブログやYouTubeを見てモチベーションを上げるのも良いと思います。そして、コツコツ頑張れば自分も達成できる、と信じることも大切です。

私はIELTSを勉強して人生が変わりました。
英語学習をしている皆さん、頑張って下さいね!応援しています。
何か質問などあればインスタグラムからお気軽に連絡下さい。(@ayasan_jp)


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