ワイン備忘録


手にしたはずのものが溢れ落ちて行かぬよう、繋ぎ止める為の自分の為の記録。

〜気候〜
◆気候の分類
16.5℃以下=冷涼な気候
16.5〜18.5℃=温和な気候
18.5〜21℃=温暖な気候
21℃以上=高温の気候

①大陸性気候
大陸内部 最暖月と最寒月の気温差最大=大陸度が高い。夏は乾燥し短い。秋は急速に気温が大きく下がる。夏は灌漑が必要となることもある。
②海洋性気候
冷涼から温和。最暖月と最寒月の気温差が小さい=大陸度が低い。一年を通して均等に雨が降る傾向。穏やかな気温。秋になってもブドウが成熟を続けられるほど暖かい。→ボルドーのカベルネ・ソーヴィニョンがよく成熟する。
③地中海性気候
最暖月と最寒月の気温差が小さい=大陸度が低い。夏は温暖で乾燥する傾向。地中海沿岸地域、カリフォルニア州沿岸地域大半、チリ、南アフリカ、オーストラリア南東部。海洋性気候より温度と日射量が多い。→タンニンの成熟度高め、アルコール度高め、酸味低め、ボディが厚くなる。

ex)冷涼+大陸性=アルザス、ドイツ、オーストリア、トカイ



◆ブドウ畑の気候に影響を及ぼす要因
⑴緯度➖北緯南緯30〜50°
⑵標高➖標高が高くなると気温が下がる→アルゼンチン北部のカファジャテは標高が高い地域でブドウ栽培が成功
⑶海流➖暖流は気候を温暖化、寒流は気候を冷涼化する
⑷霧➖地域の冷涼化→カリフォルニアやチリのカサブランカ・ヴァレーにある多くの優良栽培地域で重要な要因
⑸土壌
Ⅰ.濃い色の土壌や小石、岩石を多く含む土壌は太陽熱をたくさん吸収して再放射→冷涼な気候で果実の成熟に重要な役割
Ⅱ.水分を多く含む土壌は、暖まるのにより多くのエネルギーを要し、樹の熱を伝導するのが乾燥した土壌より早い→萌芽を遅らせる
⑹方角➖斜面の面している方角
赤道に向いているブドウ畑が最大の熱を吸収。北半球は南向き、南半球は北向き。
⑺大陸度と日較差
大陸度➖最も寒い月と最も暑い月の気温差
日較差➖日中と夜間の気温差


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