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心理カウンセラーAYAです☆彡今まで、小中学校のスクールカウンセラー、児童福祉・障害福…

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心理カウンセラーAYAです☆彡今まで、小中学校のスクールカウンセラー、児童福祉・障害福祉・精神科医療等の現場で心理士をしていました。心理カウンセラーとして日々考えていることを書こうと思います。カウンセリングのご予約受付中→http://aya-counselingroom.jp

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カウンセラーが大切にしていること①

 みなさんは、どんなカウンセラーに自分の悩みを相談したいですか?これから、私がカウンセラーとしてクライエントの方のお話を聞くときに大切にしていること、日々心掛けていることをまとめてみようと思います。良いカウンセラーさんとの出会いを求めている方、カウンセラーを志望されている方の参考となれば幸いです。 (1)クライエントの主体性を尊重する。 「今、暴力をふるう夫と離婚しようかどうか迷っているんですけど、どう思いますか?」  こういった質問は非常に多いです。こちらの考えを尋ね

    • 自ら死を選ぶ人を少なくするために、私たちは何ができるのか?

      「死にたい」と考えることは、誰にでも起こりうることです。 「死にたい」と考える人が、その気持ちを誰かに打ち明けて、支援を受けやすい世の中になってほしい。「死にたい」と考える人へ、たくさんの人が手を差し伸べる世の中であってほしい。  ただただ、そう願って、今回はこの記事を書いています。 ①「死にたい」と考えることにまつわる、マイナスなイメージを払拭しよう。「死にたい」と考える人は、弱い人間でもダメな人間でもありません。「死にたい」と考えることは、誰にでも起こりうることです

      • 【一人で抱え込まずSOSを出すことも時には大切】

        今、これまでに経験したことのない困難な状況に置かれていて、これまでに経験したことのないストレスにさらされている方もいらっしゃるかと思います。 4月から、新しい仕事をスタートされた方々。 4月から、新しい学校、新しいクラスで頑張ろうと思っていた子どもたち。 きっと4月へ向けて様々な準備と覚悟をしてきたはずだと思います。 予想していたようなスタートをきることができず、焦りや不安、諦め、色々な気持ちが心の中を行きかい、ストレスや疲れを感じている方もいらっしゃるのではないでし

        • あなたの踏み出す一歩に 大きいも小さいもない

          何年間も真っ暗な部屋の中に引きこもって生活している人が、 何年かぶりに外の景色が気になってカーテンを開けてみたり。 家族にも友人にも助けてくれる人がいなくて、 思い切って、自分でクリニックの番号を押してみたり。 誰と会話することもなく、全く声を出さなかったので、 自分の声を忘れてしまったような人が、 一人、部屋にいる時に、ふと声を発してみたり。 そういうのって、全て誰も気が付かないようなことだけど、 世の中には、誰にも気付かれていない、 たくさんの人の、前へ

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        カウンセラーが大切にしていること①

        • 自ら死を選ぶ人を少なくするために、私たちは何ができるのか?

        • 【一人で抱え込まずSOSを出すことも時には大切】

        • あなたの踏み出す一歩に 大きいも小さいもない

          カウンセリングを受けることへのハードル

          昔は、オンラインでカウンセリングを受けることなんてできなかったし、心理カウンセリングを受けることへのハードルは今よりも高かったと思う。最近はオンラインカウンセリングが普及してきて、色々な意味で、受けやすくなったと思う。 人にバレずに受けることができるようになったし、手軽にカウンセリングを受けることができるようになった。 これは、カウンセリングを必要とする方が、カウンセリングを受けやすくなたっということで、とても喜ばしいことだと思う。 しかし、未だ数多くの自殺者がいること

          カウンセリングを受けることへのハードル

          自己紹介②~心理カウンセラーとしての修行~

          児童養護施設に実習に通っていた私は、心理カウンセラーとして、まず児童養護施設に就職しようと考えました。 児童養護施設で働き始めることができ、児童養護施設の子どもとの面接を重ねて行きました。 その面接の中で、ある子が、急に、家で暴力を振るわれていたことを口にしました。私は、子どもから暴力被害に関する話を直接聞くことは、その時が初めてでした。 虐待被害は子どもたちにどのような影響を及ぼしているか、どのようなケアが必要なのか、などの情報は本を読んだり、大学院の授業を受けたりし

          自己紹介②~心理カウンセラーとしての修行~

          自己紹介①~なぜ心理カウンセラーになったのか?~

          今は心理カウンセラーとして働いていますが、 私がカウンセラーになりたい、心理学について学びたいと考え始めたのは、 高校3年の大学受験を控えていた頃でした。 小さい頃から、周囲の人々の行動や心理を観察することが好きだったし、 自分自身の内面、感情を観察することも好きだったので、 専門的なことをもっと学んでみたいな、と思ったからです。 幼稚園に通っていた時に、1週間ほど病院へ入院をしたことがありました。入院生活を終えて幼稚園に戻ると、たくさんの子が「一緒に遊ぼう!」と

          自己紹介①~なぜ心理カウンセラーになったのか?~

          良い家族関係って、どんなだろう?

          心理カウンセラーが考える、良い家族関係って、どんなものなのか?まとめてみようと思います。 私が心理カウンセラーとして面接をさせていただく上で、家族関係かどうかを判断するためのポイントが5つあります。 ①会話の量が十分がどうか? (あまり会話をしていなかったとしたら、何らかの方法で意思の疎通が取れているかどうか?) ②会話の内容に、困り事の相談なども含まれているかどうか? ③会話の中の言葉に、共感や思いやりがあるかどうか? ④会話を通して、お互いの最近の様子、状況を

          良い家族関係って、どんなだろう?

          「心」を休ませること、できていますか?

          みなさんは、休むってどういうことだと思っていますか? 休むの苦手なんだよなーとか。休み方がわからないから、休めないんだよなーとか。 自分は休みなんてなくていい、何かしていた方が気が楽だし、とか。 休む、ということについては、様々な意見があるかと思います。 心理カウンセラーとしては、みなさんにぜひ、心を休ませる時間を作っていただきたいです。 では休むとは、どういうことなのか? 必ずしも、何もしない=休む、ではないと思います。 何もせず、ぼーっとしていることが至福の

          「心」を休ませること、できていますか?

          【精神科シリーズ③】心の病を持つ家族と共に生きる

          もし家族に、心の病を持つ人がいたら?あなたはどんな気持ちで、どんな生活を送るでしょうか? 心の病を持つ人自身も、その家族も、病気だからこそ考え、向き合わなければならないことがあります。 どこの病院で、誰に診てもらうのか? 通院は一人で行くのか?誰かが付き添うのか? 誰かが付き添うのだとすると、誰が?家族何人かで分担して付き添うのか? 誰かが付き添ったとして、診察にも一緒に入るのか? 通院していることは、職場には言うのか?友人には? どこまでの身内に言うのか?

          【精神科シリーズ③】心の病を持つ家族と共に生きる

          【精神科シリーズ②】精神科へかかるということ

          精神科へかかることで、自分の生活、人生が、大きく変わってしまうのではないか?と思っている方はいませんか?そんな不安を抱えていて、病院に行きたいけど行かず、辛い気持ちを一人で抱え込んでしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか? 精神科へかかろうかな、と思っているけれど、そのこと自体が不安で、なかなか予約を入れるという行動まで行きつかない。予約したけれど、当日怖くなってやめてしまったという方も、いるかもしれませんね。 精神科へかかると、家族や職場から、冷たい目で見られ

          【精神科シリーズ②】精神科へかかるということ

          【精神科シリーズ①】精神科へかかるタイミングとは?

          みなさんは、どんな時に、どんな人が精神科へかかると思っていますか? 精神科は、何らかの心の病を持つ人が通うところですが、その病気の内容や、重さは、様々です。 統合失調症やうつ病、適応障害、発達障害などと診断された方、または、それらの疑いのある方たちが、医師の診察を受けにいらっしゃいます。必要に応じて、適切な薬を処方されます。 では、精神科に通院されている方は、最初、どのようなタイミングで来院されたのでしょうか? 精神科にかかるタイミングを計る上でのポイントとして一つ挙

          【精神科シリーズ①】精神科へかかるタイミングとは?

          不登校シリーズ③不登校の「過ごし方」

          不登校になって、どのような生活を送るのか? どのような生活を送ることを、心掛けたらいいのか? 食事や睡眠、家族との会話。 そういったものが、適切な形で生活の中に組み込まれているかどうか?が大切だと思います。 (1)生活を整える 不登校の子どもの中には、少しずつ寝る時間が遅くなり、朝起きる時間が遅くなり、日中寝ている時間が増えて、次第に昼夜逆転の生活になってしまう子もいます。生活リズムが乱れてしまうと、心のバランスも乱れてしまって、将来を悲観する気持ちが強くなったり、よ

          不登校シリーズ③不登校の「過ごし方」

          不登校シリーズ②不登校との「向き合い方」

           もしも、自分の子どもが不登校になったとしたら、どんな気持ちになりますか?現在、お子さんが不登校のおうちのお父さんお母さんであれば、今どんなお気持ちですか?  子どもが不登校になったとしたら、きっと、焦ったり、苛立ったり、悲しくなったり、色んな気持ちが湧いてくるのではないかと思います。不登校という言葉を耳にすることは多いと思いますが、自分の子どもが実際に不登校になったとしたら、まず驚くでしょうし、気持ちが動転してしまって冷静でいられないという方も、いらっしゃるのではないでし

          不登校シリーズ②不登校との「向き合い方」

          不登校シリーズ①「不登校を生きる」ということ

          不登校のイメージみなさんは、不登校というと、どんなイメージを抱きますか? かわいそう? 大変そう? 弱い人? 怠けている人? 果たして、本当にそうでしょうか。 実際にこの記事を読まれている方の中に、不登校のお子さんがいるお父さんやお母さんもいるでしょうか? そういったお父さんやお母さんは、きっとお子さんのことを思い、心配だったり、不安だったりするかもしれませんね。 もし、お子さんのことを思うあまり、感情的になって、お子さんのことを怒ったり、責めたりしてしまって

          不登校シリーズ①「不登校を生きる」ということ

          カウンセラーが大切にしていること②

          (1)「枠」を守る。 「枠」って何?と思うかもしれませんね。  「枠」とは、カウンセリングの時間や料金、場所などのことを言います。「構造」とも言ったりします。家を建てる時も、枠組み、構造がしっかりしていないと、非常に不安定で脆弱な家となってしまうかと思いますが、カウンセリングも同様で、枠組み、構造をしっかりさせる必要があるのです。  時間を50分と設定しているのに、1時間以上会話を続けていたら、クライエントはどう感じるでしょうか?カウンセラーにとって自分は特別なクライエン

          カウンセラーが大切にしていること②