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8月29日イベント「血のつながらない他人だからできること」〜ログと振り返り①〜

8月29日にどうしても開催したかったオンラインイベント、「血のつながらない他人だからできること」を開催しましたっ!

その中で特に印象に残ったところなど、ぜひ参加できなかった皆さんにも共有させていただきたく、noteに書いてみようと思います。

(めちゃくちゃ自分が参加者として楽しんでいたイベントでした!!)

*注:以下、でてくる( )は、私の振り返りのコメント、です。


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最初は、子どもと不動産が大好き!山中真奈さんのお話。

地域開放型・シングルマザー下宿(食事見守りつき)MANAHOUSE経営
シングルズキッズ株式会社 山中真奈さん。

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プロフィール:1986年生まれ、埼玉県出身。10代でギャル・ギャルサークル・キャバクラ・引きこもりを経験後、二十歳で某FC不動産会社にて4年間従事。働き方への疑問とやりたいことに目覚め2015年独立。 『シングルズキッズ(=ひとり親で育つこども)を最高にHAPPYに!』をミッションに、世田谷区にてひとり親とこども、シニアが同居する下宿事業を企画開始。

(この裏歴史がめっちゃ共感ポイントが多いのなんの、、、!その後、何をきっかけに社会復帰し、こういう活動につながったのか?など突っ込みたいところ満載です。ちなみに”シングルマザー”は聞くけど、”シングルキッズ”ってなかなか聞かないですよね?このカテゴライズは行政にはないので、とても着眼点も打ち出すポイントも素敵だと思っています!)


①子どもに親戚を増やしたい

通常、シングルマザーシェアハウスはあまり地域に開いてないことが多いのだけれど、うちはめちゃくちゃ開いてます笑。子どもに近所の親戚を増やしたいな−と思っているので、親戚食堂という名前でやっているんです。
ここに元々住んでいた、卒業生(家族)が近くに住んで、実家機能としてご飯を平日毎日食べに来たり、イベントのたびに泊まりに来る先になっています。

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(バッチリ写真もみせてくれました!)

私も実際にマナハウスさんに契約時に、こんなに地域に開いてていいんだ−と思った記憶があります。

後半の話でもでてくるけど、マナハウスだけで自己完結してたら”循環”にならないんですよね。なので地域に開くことに私は大賛成です。

②自分が倒れたらどうなるんだろう?と不安を持つシングルマザーの声。

話を聞くと、お母さんの心のゆとりがない。共働き、単身赴任、すべてのお母さんに共通すること。繋がりの孤独を感じている。
何が必要なのかなと洗い出し、“現代版の下宿“ということで企画を始めました。

(これ、死ぬほどめちゃくちゃわかります。私は子どもが生まれてからずっとワンオペ育児でして。夫婦で子育て、ではなくて、”母親に紐づく子どもたち”という認識でずっと無理して子育てをしていた気がします。)

今は、日曜日の一番母親的にしんどい日、(仕事がある日のほうが楽じゃん・・・というような休日の時間にも)プールを出してくれたり、かき氷を付き合ってくれたり・・・誰かの目があることに本当に安心できる毎日を過ごさせてもらっています。

今なら多分倒れても、誰か子どもを見てくれる人がいる。そして倒れる前に、自分がしんどいからお願いしたいって誰かに言えると思う。

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③仕事も家もあっても、他に困り事がある。

「仕事も家もあるけど、往復だけで。世界には私と子ども、二人しかいないと思ってました・・・」と話す働くMANAHOUSEに住んでいたお母さん。
そこをわかってくれる人がもっと増えて欲しい。それは行政・福祉だけではできない。行政やNPOだけでできないのであれば、民間営利企業でうまくいく事例を作りたいんです。
福祉も不動産も、重要なインフラなのに、共通用言語がない。大家さんと会うと、福祉が全くわからない。これは絶対とりもてるところだと思う。
割り切れること、曖昧さ、とかがでてくるんですよね。(苦笑)


この課題はトークセッションで首藤さんと話したいですよね、と言いながら次に繋げてくれました。

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最後に。

④他人だからできることって何?

(今回のテーマに挙げさせてもらったお題です。カゾクじゃなくて、他人だから、気持ちよくできることってあるよね、と思っている私からの投げかけです。)

真奈さんは、

今の答えは、「愛と感謝と許し」だと思っています。
それは自分が持っているだけではなくて、水や川のように巡らないといけないと思っているんです。循環が大事。

そう回答してくださいました。

(許しか。・・・言語化できない気持ちがもやっと自分の胸の中にあるのがわかる。)

そうおもうと私もシェアハウスも家庭でも、どんどんだめな自分が出ていってるなぁ・・と思うことがいくつも。正直、愛とか感謝って、私にとっては子どもにしか言えないワード。自分らしく明言できるキーワードになってないので、同年齢の真奈さんが言語化しているのにもパワーを頂きました。

自分の価値観としては、「十数年前は、親子で完結している恩送り的な子育てや介護も、もっと周りと循環させたらええんちゃうか」と思っています。だからこそ、愛だとか、感謝を、声にして、受け取り合うことが大事なんじゃないかって。



ではお待ちかね、もうひとりのゲストのお話。

株式会社Happy代表
介護付きシェアハウスはっぴーの家ろっけん首藤義敬くん

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です。

実は事前のアンケートにもありましたが、「福祉とビジネスの境界線は?」という質問。これにもドンピシャに答えてくれました。

⑥福祉と不動産ビジネスの境界線は今後もっと無くなる

ネットで検索して、駅から何分とか検索して。どんな生活がみえてきますか?それって暮らしを選べていますか?不動産も、福祉も、住んでからが勝負。家を紹介してからがスタートだと思っています。

なるほど、不動産って家の契約をしてお付き合い終了、だと思ってたのだけれど、はっぴーの家ろっけんの定義はそうじゃないらしい。目からウロコだ。

ちなみに私は今まではっぴーの家ろっけんさんに4,5回遊びに行ってますが、行ったこともない人も多いと思うので、、イベントでは動画を実際に見せてもらいました!

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(この写真は去年のうちの息子@ろっけん)


*動画を見ながら・・・首藤くんの解説。

ふつう高齢者がいる施設って、演歌とか流れているんですが
Hiphopが流れているですよ。こっちは不動産の相談をしています。真ん中はおばあちゃんがいますね。子どもはゲームをしている。奥では男性が一人で本を読んでいる。もっと奥ではだれか、宿題をしてますね。

(同じ空間でこれだけの年齢幅で色んな事をやっている・・・日常的に高齢者施設に行って治療をしている私からすると、、、100%ありえないことなんですよね。笑。

こけないように車椅子、〜〜しないように○○、ってルールだけが増えていく施設が多い印象なんです・・・。それを子どもたちもいる場所で一緒に過ごせてるって福祉にいる人にはなかなか信じられない気がします。。)

⑦何一つ諦めずにできることはないのか?自分のエゴを追求して作った。

社会のためにとかやってないんですよ。
みんな自分の暮らしを諦めているんですよ。
自分たちの場合は、介護もはじまってダブルケアになった。
何かをセーブしたいといけない、何かをあきらめないといけないんですよね、今の世の中。
何一つ諦めずにできることってないのか?と自分たち夫婦がやりたい暮らしを探したら、なくて。じゃぁ、作ろう!と自分たちで作り始めました。
自分たちのエゴを追求して、探して。ジャンルがなかったので、名前をつけたら多世代型介護付きシェアハウスになった。という感じです。

これはかなり考えさせられました。自分のやりたい暮らしってなんだろう。そしてそれは今まで、仕事をセーブするとか、保育園をお願いするとか、何かを我慢する。そうやって成り立たせていた気がします。

首藤くんまでぶっ飛んだことは少しあとにしても、(○○円お金借りましたという話があとのクロストークででてきて、私は結構顔が真っ青になりましたw)どうして諦めてしまっているのだろうか?という問は自分に深く刺さりました。

誰にも否定されてなくても、できないって思い込んでない?って。



⑧教育方針

自分を振り返ると、「人にたくさん会ったこと」「本をたくさん読んだこと」だと思ったので、そういう環境を家庭で作れたらいいなと思っています。
子どもにとって人に会えるのはいいこと。それはぼくら大人にとっても全く同じで、そしてそれはおじいちゃんおばあちゃんも一緒だと思うんですよね。

このあとの、「なので特に育児はしていません。」という言葉も聞いていて歯切れがいい。実際には自分の子どもととても優しく関わっているのも知っているし、色んな問いかけをしているのもチラ見している私として、素敵な気遣いだと思う。(正直教育方針の話しがでてくると思っていなかったので、聞けてラッキーだった。)

子どもにいいことは自分たちにいいこと。そして高齢者にもいいことって、ダイバシティー的なとこで抽象的には掲げられますが、ここまで実践できているところは本当に少ない。素晴らしいなと思う。


⑨大家族神話を変えたい。どれが正解だとかはなくて、こういう考え方もあるよねって。

リノベーション屋さんに間違えられる。ハード面はどっちでもよくて、ソフト面の考え方を変えられたらいいなと思っている。
家族の概念をかえたい。大家族を押し付けられても困るねんけど、と思っている俺ら世代は多いと思っていて。大家族神話をリノベーションして、「遠くの親戚より近くの他人。」をいうのを掲げてます。

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(みんな血の繋がりのない人たちの写真を見せてくれた。)

それぞれ色んな問題を抱えている。シングルとか認知症とか居場所がないとか。ワケアリの子どもとか。家族を否定しているわけでもなく、親戚を否定しているのでもなく、近くの他人のコミュニティが豊かだと暮らしって豊かになるよね、という考え方もあるよね、と思っています。


⑩ほどよい関係性をデザインする

多様な人が集まればトラブルもあるけど、その中で程よい関係性を作ることが仕事。(スタッフに)介護とか医療をしたいのなら、病院に行ってねと言ってます。関係性をデザインするために、絶対必用だけど、専門性は20%ぐらいでいい。色んな人が支えてくれています。


⑪お互いの信頼関係を交換する

一人でやらないということを掲げている。作るときもワークショップを何回もして、色んな素人の人に意見をもらいました。この紙に書いてあることはそこまで大事じゃなくて、どういう人がいて、どういう事を考えているのかということ。例えば真奈さんが来て約束したのに、実現してなかったら気持ち悪いじゃないですか?
大事なのは日常の登場人物を増やす、ということ。

⑫会社をするときに、誰を幸せにするのか徹底的に考える

NPOとか社会団体がやりそうなことを、会社としてやる。それがモットーです。今の世の中、何でもあるじゃないですか。なので新しいサービスも会社もほぼほぼいらんと思っていて。笑。
でも一方で。あなたの周りの人に「幸せ?」って聞くと、100人中3人ぐらいしか幸せって言わないですよね。これだけ満たされているのに、みんなちょーはっぴーって思えないんですよ。要は、ものじゃなくて、個々人のある意味エゴだったり、こうやって生きたいという”芯”のところ(が重要じゃないか)かなと思っている。

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ビジネス、新しい企画をやるときに、誰を幸せにするのかを徹底的に考えろという。顔の見えない誰か、広い社会のこと、を考えるのではなく、リアルな顔の見える人を幸せにする事業のみを、会社でやっていきたい。NPOや社会団体にお金が落ちる時代じゃなくなっていくから、会社として社会課題を解決していくことが自分たちのやりたいことだと思っています。


いい言葉がありすぎて、めちゃくちゃ長くなりました。

RACもきちんとビジネスとして回収して事業を継続したい!という思いと、お金が取れなくて色々思うこととと。社会課題をきちんと会社として回す、ことの大切さをひしひしと実感しています。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

後半は特に真奈さんと首藤くんが、なかなか答えにくい質問(!?)にずばり答えてくださっています!(○億円、借りて手が震えた、とか。もはや笑えない!)

続きますので、公開までもう少しお待ち下さいね!

クロストーク部分、一つブログを更新しました!↓


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RACという団体でショートステイ・短期里親の普及活動をしています。 歯科医師(訪問歯科、高齢者)、MBA、東京大学大学院 客員研究員。 子ども・高齢者・社会を繋げられたらなと思っています。5歳3歳の母。 BlogはRACの活動と趣味の性教育ネタ。
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