性教育と大事な部分をじっさいに見せること。いろんな家族がいることの話。(おすすめの本3つ)
先日、娘(3歳)と息子(5歳)が風呂上がりに性器の見せ合いっこをしている現場に遭遇した。
いやいや、プライベートゾーンは見せたらいかんやないか、と。
「いや、ここは見せたらいかんところやからね。お風呂やから、家族やから一緒に入ってるけど、他の人に勝手に見せたらいかんよ。大事なところやで。」
と念の為、話す。
そしてタオルを取りに帰って脱衣所をみると・・・まだ色々見せてる。
まぁ、ここまできたら今日は、男女の身体の作りは何が違うのか、話を徹底的にしよう。と思い直し、話しをした。
息子が言う、「自分と違うところ」
息子がさかんに言ってたのは「なんか白いのある!なにこれ?自分のちんちんにはない!」と言う言葉。
・・白いの??洗い残しの汚れ??なんだろう?と思って確認すると、
結果的に ”一日前に利用した、お尻・おまたの周りの赤くなった部分に塗っていた薬” だった。のだけど・・・
私はそれを お股の中のひらひら部分のことだと思い、
「おしっこのでる穴と、子どもがでてきている穴、そしてその周りで守っているひらひら、しわしわ部分、じゃないの?
Y君(5歳息子)は外におしっこの出る穴と、そのまわりのカバーみたいな皮があるから、見た目が違うのは当たり前なんよー」
と説明していく。
心のなかでは、こういう質問が来てくれて有り難い!と思う自分がいる。やはり幼いときに、身体に興味を持つことは大切だし、ここだけ説明を省くのも変でしょ、と思う。
話す内容はほぼ、以下の本の受け売り。
↑これはなんせ内容も写真も、ポップで可愛い。このテイストだと恥ずかしくないのでカフェでも読める。風船で作ったアートの部分とか、むしろ芸術作品のようで見入ってしまう。
↑こちらもテイストは可愛い。そしてイラストでやんわり書いてくれているが、経膣分娩と帝王切開の子どもの出てくるシーンのイラストとか(まだへその緒が付いている)、性器の正しい洗い方とか、イラストで3段階で書いてあるのが分かりやすい。
大好きなアクロストンさんのnoteも貼っておきます。いつも素敵な情報発信、ありがとうございます!
本を読むとワクワク。でも実際に説明するときにまだまだ躊躇する母親5年目の私。
先日もこの本が到着して、外で子どもたちが自転車で遊ぶのをみながら読んでいたら、シェアハウス内の子が「この写真何?」って聞いてくる。
(そのページは女性器の形も色もみんな様々!ってことを伝える部分の写真で、めちゃくちゃ説明しづらい・・・)
私も正直うろたえる。この子のお母さんがどう説明しているのか、わからないからだ。
なのでそのときは、やや濁した反応をしてしまった。
今はこの本をそのままシェアハウスの本棚に置くので、いつか手にとって欲しいなと思う。
説明は難しいが、自分も色々悩みながら伝え方を考え、相手に理解してもらえた時の感動はひとしお。大げさではなく生きてるって感じがする。
漫画で気に入っている本もある。
気に入っている理由は、何より表現がわかりやすく的確。実際に小学生男子が、よくこれを玄関前で読んでいるのをみるからだ。
親が見えないところで、こっそり読んでいる姿を見て、小学生なりにいろいろあるんだろうなぁ〜(だてに保育園児とベイブレードしてるだけじゃないんだなーと思う。)
ママから”生まれたから”好きなわけじゃないと思う。
その次の日に息子が話しかけてくる。
「僕とNちゃんは、ママから生まれたから、ママが大好きなんだ。大好き!愛してるよ!パパもね!」
素直にありがとう、嬉しい。愛してるってことはこうやって言葉で伝えられると嬉しいよね、と話した後に、いつも私は付け加える。
悪気はないのはわかっているのだが、”生まれたから”と言うところに、どうしても違和感があるからだ。
いろんな家族がいていいし、その事を話したい。
「お母さんのお腹から出てこなくてもね。一緒に住んでたり、家族だったり、色んな形があるんだよ。じいじばあばや、シェアハウスの一緒に住んでいる○○ちゃんも、△△さんも、一緒に住む家族だから大切だよね。」
毎度毎度、私は言いすぎなのかもしれないが、息子は慣れているので、笑顔でこう言う。
「知ってるよ。一緒に住んでいる人は家族だもんね!○○ちゃんも、△△さんも、大好きだよ〜」
(いつもは、でも別に全員好きじゃなくていいよー。嫌いな人や苦手な人もいるしねー。と言うが、今回は話が長くなるので話さなかった。)
結婚は誰としてもいい。カゾクもどんな形でもいい。
ついこないだは、「保育園でね、いろんな男の子が、Nちゃんと結婚したい!って言ってくるんだ」と言ってきた。
3歳の妹Nは「わたしはRちゃんと結婚したい!」と言い、
5歳の兄は「おんなのこどうしは結婚できないんだよ〜」と、若干からかったように言う。
すかさず私は突っ込む。
私「好きな人とだったら、男女じゃなくても、男と男でも、女と女でも、結婚できるんだよ。今まではね、なかなか認められない国もあってね。でも今は大丈夫。だからNちゃんがそう言っても、変って言わなくていいんだよ〜」と。
息子「えーでも赤ちゃんできないじゃん?」
私「そうだね。だから里親さんとか、色んな別の形で赤ちゃんが来るとかっていうのがあるんだよ〜それは変なことじゃないんだよ。」
毎回うるさすぎるのかもしれないけど、私は性教育の話は突っ込みまくる。
子どもとの対話が大好き。
2020年もコロナや帰国、シェアハウスの住人になったりと色々環境が変わりました。
変化を喜びながら、家族に向き合って、子どもに向き合って行きたいと思います。
2021年もどうぞ宜しくお願いいたします。
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