3歳の女の子に励ましてもらいながら。
悲しい事件がありました。お母さんが子どもを残して外出し、子どもさんがなくなった事件です。
同じ、3歳の娘を持つ親として、うまく言葉が見つかりません。
毎度思うことは、同じ。
社会構造でこれが起こっているんだ、ということ。
(報道では、家を開けて出かけたお母さんが
過去に児童養護施設で生活した時期があることも書かれていました。
「こんなふうにするなんて、ひどい親だ!」と思わせんばかりのメディアの記事にいつもめちゃくちゃ嫌気が差します。)
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感情的には、
ただただ泣きたくなって、娘の前で色んなことを思い出して泣いていたら
「どうしたのー?」
と。娘が聞いてきました。
Nちゃんと同じ年齢の女の子が亡くなってしまったこと、
お家でなくなったこと、
部屋から出られなかったこと、
誰もそばにいなかったこと、
きっとそのお母さんも、誰かを頼ったり安心できるおとなが周りにいなかった環境で育ったのだと思うこと。
上記のような内容を、少し噛み砕いて話をしました。
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3歳の娘は
無邪気に、
「こんなふうに死んじゃったの?」
と
布団に転がって。
あぁ、もう、涙しか出なくなってきて
娘の顔を今は見れないや、と思いながら
「そうかもしれないよね。どんな気分だったのかな−と思って。」
と。
「誰もいなかったのが寂しいの?ママがいなかったのが寂しいの?」
と聞くので、
素直にうん、と言いました。
(いつもこういう真剣な話は、
最近5歳になったお兄ちゃんの方としかしてこなかったので
どんな反応を返されるのか、ちょっと想像がつきません。)
そして娘に同情してもらいたくて仕方がない自分の気持にも少し嫌気がさしてます。なんだかなぁ。。。
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私が(だいぶ大人げないけど)、話し終えたら
娘は
「そしたらお友達、書いてあげるね!
そしたらその子は、寂しくないよね。
いっぱい書こうね、明日起きたらね^^。
ままにも、このお人形(ポケモンのおもちゃ、たぶんミューって名前の子)貸してあげるね!」
と飛び切りの笑顔。
その笑顔に、
だいぶ救われて、
「そうだね!明日いっぱい書こうね。」と言って
一緒に寝ました。
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人を頼ることって難しいことだと思います。
まず悩みを自分で把握し、誰に相談したらいいかなって迷いながら、実行に移すまで。(あーよくピーシーズのいぶきさんが言ってる話と同じ。)
その経験が少なければ、なおさらです。
安心できる大人たちが、安心できる人たちが、
今までの生活でどのぐらいいたのかな、と。
親を責めて変わるものではなく、そこに気づくきっかけや、そこにいたるまでの様子で関われる人が増えていきますように。
社会全体としてはもっと子育て事業、レスパイト、にお金を投じてほしい。じゃないと変わらないから。
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最近読んでけっこう納得したBlog。
そしてもしこんな悲しいことを一人でも減らしたいと思い、
子どもと親のレスパイトの時間を作る事業としてやっていることが
RACの近所deすごし隊です。
現在はオンラインで活動している形になりますが、近所deすごし隊のことに興味があれば、
またよければイベントにも足を運んでください。
いつも応援ありがとうございます。サポートいただけたお金は、当事者の子どもたちとのご飯代金か、直接子どもたちに手に渡る寄付に回したいと思います。