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【一泊二日金沢旅】1日目③泉玉院丸庭園と金沢城跡

鼠多門(ねずみたもん)橋を渡って金沢城跡に入城。すると、すぐに目の前に素敵なお庭が……!

右手の建物が「玉泉庵」

金沢城は施設以外の入場料はかかりません。ビックリです。
一休みしたかったので、目の前にあった茶亭(玉泉庵)さんで休憩することに。

玉泉庵で一服

玉泉庵
お抹茶はアイスかホットを選べます
(右)「もみじ」という名前の和菓子
(゚д゚)ウマー

外は凄く暑かったですが、玉泉庵は空調が整っていて
絶景を観ながら美味しいお抹茶と和菓子で、ホッと一息。

なんて贅沢な時間。

この時点で、11時に予約していた21世紀美術館の「プール見学」には間に合いと判断しキャンセルして、14時の回に改めて予約を取り直しました。

平日でも人気で、10時過ぎの時点で13時より前の枠の予約は埋まっていました。

茶亭の隣には無料で利用できる休憩所があって(空調バッチリで座って休憩も可能)、庭園を一望できるフォトスポットもあります。

写真撮るのが上手なボランティアの方がいて、庭をバックに写真を撮って下さいました。ひとり旅だと自分を写真に撮ることが少ないので、ありがたいサービスです。

庭園一望

このお庭は正式には泉玉院丸庭園というみたいです。
玉泉院とは二代目前田利長の正室で、逝去後に玉泉院丸と呼ばれるようになったみたいです。
1614年に玉泉院の屋敷が造営され、玉泉院丸庭園は1634年に作庭が始まりました。

最初から今の形になっていたわけではなく、何代もの間に色々と手を加えられていきました。

そして、発掘や文献を参考に、2017年に歴代藩主が愛でたであろう姿が再現されたそうです。

明治時代には廃絶されて、大正時代には池跡が埋め立てられていた
意匠の高い石垣群
色紙短冊積石垣
滝から聞こえる水流の音に癒される
玉泉院丸に滝が作られたのは1856年
2015年に現在の姿に再現

昔は殿上人だけが鑑賞できたお庭をタダで散歩できるなんて、なんて贅沢なんだー!と思いました。数年後に入場料がかかるようになっても、不思議じゃない。

玉泉院丸庭園をあとにして、金沢城の跡に向かいます。

金沢城跡

内部を見学できそうな施設が見えてきました。

菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門

菱櫓(左端)と五十間長屋

五十間長屋に入り口があって、菱櫓(ひしやぐら)・五十間長屋・橋爪門続櫓の内部が見学出来ました。
入場料は、大人320円。「兼六園+1」という少しお得なチケットがあって
兼六園にも行く場合は少し安く利用できます。

兼六園+1 利用券
+1で利用できる施設一覧

いざ、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓に。

金沢城はどんなお城だったのかを丁寧に解説した展示が沢山ありました。
現在、金沢城の復元工事真っ只中で、二の丸を再建中と伺いました。

金沢城再現模型



金沢城は1546年に創建され、前田利家が入城したのは1583年。豊臣秀吉からもらったそう。

1602年に天守閣が落雷で燃えてしまって以降、天守閣が再建されることはなかったそうです。その後も、火災の影響で、本丸ではなく二の丸中心のお城だったみたいです。

天守閣がない状態だったためか、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓が金沢城のシンボルになっていますね。(天守閣が復元対象にならなかったり、パンフレットに使われるのは菱櫓が多かったり)

橋爪門続櫓からの景色


職業病

ここでちょっと職業病が。(仕事はプロジェクトマネージャーをしています)

「仕様書ですやん!」

御殿の仕様書
仕様記載
指示書まで

1811年(江戸後期)に御殿を再建する際に作られた仕様書。
私の仕事において、仕様書はすごく大事なモノなので、なんだか不思議な気持ちになりました。

見学を進めていくと、最後の方に菱櫓の解説がありました。
櫓の形自体がひし形だったから、菱櫓(ひしやぐら)って言うのか!

菱形の解説

菱形の木組みには高い技術を必要とし、棟梁の腕の見せどころでした。

菱形の解説

「腕の見せ所というか、上司の無茶ぶりですやん!

職業病というか、棟梁さんや現場で働いていた方々に気持ちが向きます。
建築は専門外ですが、耐久性とかバランスとかすごく難しそう。全体的にすごく高い技術で作られていだな、と思いました。

菱櫓からの景色

見学を終えて、橋爪門(二の門と一の門の2つがあります)をくぐって、三の丸広場に出ました。

橋爪門(二の門)と橋爪門続櫓
三の丸広場。中央にあるのが橋爪門続櫓と橋爪門(一の門)

時刻は12時頃。21世紀金沢美術館のプール見学の予約は14時の回。

兼六園+1のチケットも購入していたので、そのまま兼六園の見学をして美術館に行くことにしました。

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