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音楽の3要素を演奏に生かせば上手な演奏への近道になる話

音楽の三要素って聞いたことありますか?

そんな座学的なこと演奏で役に立つの?と思いがちですが
これが上手に聴こえる音楽の作り方の基礎基本みたいなものなんです。

ざっくり言えば
これを押さえて演奏に生かせば上手に聴こえる演奏ができます。

このnoteでは

✔ 上手な演奏のための3つの材料
✔ それぞれの役割
✔ 演奏で押さえたいそれぞれのポイント

をご紹介します。

■音楽の三要素とは3つ材料のこと。

音楽と言われるものは
突き詰めると3つの素材でできています

字面だけだと「難しそう・・・」と思うかもですが
もうすでに皆さん絶対見てるし知ってます。

材料①
・曲頭に指定
・音符そのもの
材料②
・横の流れ
材料③
・縦に重なっている

>余談 音の三要素

ちなみにめちゃくちゃ語感が似てますが
「音の三要素」というものもあります。

これは 音自体のこと を指していて
・音程
・大きさ
・音色

のことで、今回の話とは別の話題です。

■知ってどうする?

音楽はバランスが命です。

何のバランスかというと
まさしくこの3要素それぞれのバランスです。

この3つのパーツが合わさって音楽ができます。

だからそれぞれの役割を知っておくべきなのだと
私は感じています。

■音楽の3要素

音楽で押さえておきたい要素は

・材料① リズム(拍子)
・材料② メロディ(旋律)
・材料③ ハーモニー(和音)

3つです。

どういうものなのか1つずつ見てみます。

>材料① リズム(拍子) 

テンポ(刻みとか拍子とかビートと言われるもの)を作り出している部分です。
演奏を聴いている時に、拍子したくなったり身体が勝手に揺れたりする(ノリノリになる)のはこれです。

音の拍の長さ(長短)や強さ(強弱)によってリズムは作り出されます。

また、これが一定に現れるときに拍子が生まれます

<ざっくりとだけど、拍子を感じるリズム例>
・強 弱 |強 弱 |~ :2拍子
・強 弱 弱 |強 弱 弱 |~ :3拍子
・強 弱 中強 弱 |強 弱 中強 弱 |~ :4拍子  etc.

>材料② メロディ(旋律)

その曲の顔になるメインの部分です。
ざっくりいえば「この曲なんだっけ?」と口で説明するときに歌うあの部分です。

>材料③ ハーモニー

2つ以上の異なる音が重なり合った部分です。
主に伴奏とかハモリがやっているのがこれです。

この部分でどんな印象の曲かが決まります

・楽しい曲
・悲しい曲
・明るい曲
・暗い曲  etc.

(参考)3要素の色味違いが体感できる「きらきら星」

ちなみに。
この3つの要素の色味を変えると
同じ曲でも印象がガラッと変わります。

こちらは4分くらいの動画ですが怒涛の展開で星がキラキラします。
分かりやすいのでぜひご覧ください~
(回し者じゃないけどオススメさせてください<(_ _)>)

■どう使うのか?

さてさて。
それぞれがどんな役割をしているのか分かったところで
その役割を全うさせるべく
演奏するときに気をつけたいポイントをまとめてみます。

>リズムのポイント

音の長短や強弱が一定に現れた時に拍子が生まれる
と解説しました。
この要素がぐちゃぐちゃだと明らかに下手に聞こえます。

さて、合奏練習しているときに
小節頭(1拍目)しっかり!と注意されたりしませんか…?
吹いているとだんだん早くなってしまったり
細かい音符でもたついたり
していませんか…?

これは自分の中に一定の刻みの意識がないと改善されないので
体に染みつくまではメトロノームと一緒に練習するのがオススメです。

また、
演奏が何だか味気なかったりのっぺらぼうに聴こえるのは
抑揚(強い拍弱い拍の差、アクセントなど)が上手に表現できていない場合が多いです。

今演奏している曲は何拍子なのか?
どんな特徴のあるリズムなのか
(踊りの曲などは特にそれぞれに特徴があるよ!)
これを知るだけでも随分とアプローチが変わります

>メロディのポイント

メロディは誰が何と言おうと主役です。
自信をもってしっかり堂々と吹けていますか?

でもこれは
決して大きな音で好き勝手吹けという意味ではありません。

ざっくりいえば
リズムの要素に音程がついたのがメロディです。

ただただ拍の長さに忠実に演奏すると味気ないのは事実ですが
大きな括りで見たときに刻みの中にハマっていることが大事です。
速くしたり遅くしたりしたらどこかで帳尻を合わせるような何かを実はしているのです。

>ハーモニーのポイント

ハーモニーは絶対に自分以外の音が存在しています。
自分以外の音としっかりハモれていることが大事です。
ざっくり言えばチーム戦です。

さて、
ハモれているとはどういう状態でしょうか?

音程のバランスはきっと死ぬほど注意されたり気にしていると思いますが
音量バランスや入るタイミング、音のイメージはどうでしょうか?

こういった部分も意思疎通してイメージを統一することで
精度の高い「ハモる」が出来上がります

■まとめ

今回は上手に聴こえるための音楽を作っている3つの材料を解説しました。

✔ 音楽はリズム・メロディ・ハーモニーで出来ている
✔ それぞれの要素のバランスが重要

どうでもいい音なんて1つもなかったでしょ?
目立たないから適当で良いや~なんて考えてはいけませよ!

次回(3/29配信予定)は久々にトロンボーンの話題
スライドを速く動かすコツについてお話ししようと思います


イベント全滅中なので純粋に生活の糧になります… いつまで続くんでしょうかね… さすがにだいぶダメージが大きくて泣きそうです(苦笑)