曲の途中で遭遇する音程の悪い音の攻略方法
こんにちは、にしじまです。
今回は曲の途中で「その音音程が悪い!」と指摘された音に対しての攻略方法を解説します。
合奏などでピンポイントで音程を指摘されたことはありませんか?
(例えば「そこのC音程悪い!」とか。)
その時にその音だけをチューナーを見ながら修正していませんか?
確認したあと譜面通り通すとまた「音程が悪い!」といわれちゃったり…
■前提:管楽器の音程は自分で作らないといけない
ピアノは押せばその音程が確実に出ますよね。
管楽器も「この運指でこの音が出ます」という風にはできていますが
正確に言うと
この運指でこの音の近辺の音程が鳴ります
という状態です…
なので、その近辺の音程から
ドンピシャの音程へ自分で修正しなくはなりません。
■音程が悪くなる3つの原因
曲中で音程を指摘されるときには
こんな原因が考えられます。
ちなみに
ソルフェージュ能力というのは
ざっくり説明すると正確な音程を想像できる力のことです。
これが高い人はカラオケが比較的うまいです。(当社比)
①チューニングが良くない
最初に考えられることとしては
今のチューニング管の抜き具合では
セッティングが良くないということです。
温度の変化などで音程は変動してくるので
練習初めに合わせたチューニング管の抜き具合ではすでに合っていない可能性があります。
まずチューニングを再度してみましょう。
②フレーズのもっていき方(息の回し方とか)に影響を受けている
大きい音、小さい音
だんだん大きくする、だんだん小さくする
という音量の変化などを表現するために
息の使い方が変化していると思いますが
それと同時に音程まで変化させてしまっているという可能性も考えられます。
これを攻略する方法としては
ロングトーンをするときに様々な音量でやるのがオススメです
③ソルフェージュ能力が高くない
冒頭で音程は自分で修正していかないといけない
ということをお話ししましたが
正しい本当の音程を知らないと修正できません。
例えば
お手本なしに特定のキャラクターの絵を描いてといわれたとして
それっぽいのは描けるかもしれないですが
本物そっくりに描ける人って少ないじゃないですか。
これと同じです。
■朗報!ソルフェージュ能力は誰でも上げられる!
え、じゃあ無理じゃん!
って思った方に朗報!
ソルフェージュ能力は訓練でいくらでも上がります!
ただ、ちょっと時間はかかるかもしれないけど
楽器が上達するのと速度的にはそんなに変わらないくらいです◎
能力の上げ方としては
ピアノと一緒に音程を歌ってその音程を身体にしみこませる
というなんとも地味な手法です。
歌う音は音程が悪いって言われている楽譜のところでOK!
もっとしっかり基礎力上げたい!
何か教材はないのか!
といわれたら
実体験としては高校生の時に嫌になるほどやった
コールユーブンゲンという本?楽譜?
…が効果テキメンでしたよ◎
■まとめ
楽器を吹くときには
聴覚もフル活用しなくてはなりません。
もちろんいい音で吹けているか
ということの確認も大事ですが、音程もしっかり聞いてみましょう
頭の中で吹く音程をしっかりイメージして操らないと
楽器が勝手に似ている音程を出してきますよ…
次回(11月17日配信予定)
半音階の練習がとてつもなく上達の効果を出してくる、かも?
というお話をしようと思います。
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イベント全滅中なので純粋に生活の糧になります… いつまで続くんでしょうかね… さすがにだいぶダメージが大きくて泣きそうです(苦笑)