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音の鳴りムラをなくすためにツボを見つけよう
![](https://assets.st-note.com/img/1645574847457-mmXYv84jpE.jpg?width=1200)
うまく鳴らない音はありませんか?
他の音はそうでもないのに特定の音が苦手な場合は
その音に適した息の使い方ができていのかもしれません。
吹奏楽部時代、苦手な音を練習をしていたら
ある日とつぜん視界が開けたように
苦手だった音がしっかりと鳴る「ツボ」のような箇所をみつけました。
このnoteでは
✔ 音の鳴りムラの解消のツボの存在を見つける
✔ 鳴りムラとはどんな状態か
✔ 鳴りムラ撃退の練習アイディア
をご紹介します。
■いい音で響く”音のツボ”を捉える
![](https://assets.st-note.com/img/1645609909840-dVGacdSmEI.jpg?width=1200)
これは私の感覚の話にはなりますが
音にはめっちゃいい音で響く”ツボ”みたいなものがあります。
いうなればストラックアウトの的みたいなイメージです。
この番号(音)を狙うぞ!と目標を定めて
そこへ向かって息を使っていくと、いい響きの音が鳴る
とった感覚があります。
>ツボは1か所じゃない
![](https://assets.st-note.com/img/1645610090759-qvKmliZ5DC.jpg?width=1200)
ここで重要なのが
その狙うべき的は1か所ではないという点です。
音の数だけ存在している感覚があります。
いい音で吹くにはこんな息使いだよ!
と色んな表現でお伝えはしますが
(例えば「あったかい息」とか「太い息」とか…)
これは音の原材料の話です。
その息をどこにどう使うのか。
これが音を響かすときのポイントになります。
そして1つ1つの音(音域の違い、音程の違い、運指による管の長さの違いetc…)によって
アプローチの仕方が違っている、という話です。
![](https://assets.st-note.com/img/1645611161003-oUAm9XSWyr.jpg?width=1200)
■音の鳴りムラってどんな状態?
![](https://assets.st-note.com/img/1645610341824-8osFhg1HAl.jpg?width=1200)
さて。
そもそも音の鳴りムラとはどんな聞こえ方をしているか
言葉で表現できますか?
音の鳴りムラとは
✔ ある音から上(もしくは下)になると音が小さくなる
✔ 音色が明らかに変わったり
✔ 特定の音がうまく鳴らない(失敗率が高い)
と、こんな状況の音のことです。
![](https://assets.st-note.com/img/1645611260743-4J67PlIf6X.jpg?width=1200)
>うまく響かない音を見つける
![](https://assets.st-note.com/img/1645610500562-enMu0zlCAl.jpg?width=1200)
聞いていてわかりやすい現象としては
ドレミファソ~♪みたいな感じで
連続して違う音を吹いた時にデコボコして聞こえる。
この時に小さく聞こえてしまっている音が
いわゆる「上手に響いていない音」です。
これを根気強く見つけていきます。
>隠れ鳴りムラも見つけておく
![](https://assets.st-note.com/img/1645610558877-1pzbyAN4ec.jpg?width=1200)
トラップとして
単体で確認するとそれなりに響く音がするヤツがいます。
でも流れで吹くとそうでもないヤツです。
それはステルス機能の高い鳴りムラです。
騙されずに見つけていきましょう。
■ムラのない状態
![](https://assets.st-note.com/img/1645610675330-uvBtT6Mo6k.jpg?width=1200)
ざっくりいうと
同じ形をした違う色のブロックが並んでいるような感じです。
ドとかㇾとか音程が違うから色味が違って見えるけど
物体としては同じもの、というイメージです。
>物体としてイメージ変換してみる
![](https://assets.st-note.com/img/1645610874170-wIWqUbcR5R.jpg?width=1200)
たとえば同じコップの色違い(白と黒)があったとして
並べて置いた時に黒色の方がちょっと小さく見える。
けど実際機械で作っているのでサイズは一緒のはず。
この差が音でも起きていて
同じ音程の高い音と低い音(例えば高いドと低いド)が
違った響きの印象になるのはこういうことなんじゃないかな~
と個人的には感じています。
![](https://assets.st-note.com/img/1645611330284-80p0enn4er.jpg?width=1200)
■鳴りムラ撃退練習アイディア
![](https://assets.st-note.com/img/1645611004428-3zEaCyzgOW.jpg?width=1200)
ポイントは1つ1つの音を丁寧に検証することです。
>スケール練習が効果バツグン◎
半音階(クロマティックスケール)や音階練習のような
順次進行形の基礎練を使うと相性抜群です◎
吹くときの感覚も大事ですが
耳をフル活用していま鳴らした音がどんな音なのか確認してください。
どちらかというと
耳で「これは響いてるぞ!いい音だ!」と思った時に
「さて、感覚やポイントはどんなかな?」と探るといった感じです。
>上手な人の音真似をする
まずは「響いてるいい音」自体がどんな音か知らないと…ですね。
CDを聴くでもYouTubeで聴くでも手段はたくさんあります。
著作権とか問題はいろいろあるけど、…非常に便利な世の中です。
「知らない・わからない」で逃がしませんよ(笑)
収録物もよいですが
やはり生で聴けるのであれば1度は聴いてほしいとも思っています。
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聴くときには音を具現化したらどんなものになるのか
そこまでイメージを膨らませられると
自分に落とし込むときに重宝します。
動作を真似するというよりは
音を再現させる、といった感じで真似をしてください。
>自分の音を録音して聴いてみる
吹いてる最中は曲芸並みに色んなことをやってます。
まさにマルチタスク状態です。
スマホもPCもそうですが
色んなものが起動したままだとパフォーマンスが低下しますよね
せっかく練習するならすばやくできるようになりたくないですか!
(私は爆速でできるようにしたい!)
なので、「あとから検証する」をとてもおすすめします。
自分の耳で吹きながら聞くのと
聴くだけに集中して聴くのとでは気づきが全然違います。
嘘だと思ったらぜひ試してみてください☆
■まとめ
今回は音を均等に鳴らす「鳴りムラ撃退」についてご紹介しました。
✔ それぞれの音に適した息の入れ方がある
✔ ツボを探す
全部同じように吹いちゃうとなかなか改善できません。
耳もたくさん使っていきましょう!
次回(3/8配信予定)は
音の揺れを改善させるにはというお話をしようと思います。
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イベント全滅中なので純粋に生活の糧になります… いつまで続くんでしょうかね… さすがにだいぶダメージが大きくて泣きそうです(苦笑)