"溶け合い"という和の力

枕草子で知られる
清少納言は神だと思っている

季節の美しさを
日常レベルに落とし込んで
あんなに的確に
言い表す人はいない

もともと
日本人の心には

自然を生活の一部
として愛でる

という感性が備わっている


借景などといって
自らと外界をつなぎ合わせる


外と溶け合う能力が
ある

脅威に立ち向かい
排除するだけではなく

受け入れ、溶け合う


耳障りのいい言葉で言うと
共存する力

いいか、悪いか
だけではなく

いいね!か死ね!
だけではなく


違いや恐れを感じながらも

そこを敬い
共に新しい世界観を
創っていく


これからの時代は

山そのものを見ることよりも


山を見て
どう感じるか、どうするか

その感性
にスポットライトが
あたるのではないか


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