大晦日@卯の年、浦和の狛兎 フランスの週刊フードニュース 2022.12.31
年の終わりのひとこと
みなさま、2022年も大変お世話になりました。大晦日がこんなに早くやってくるなど、想像しておりませんでしたし、みなさまもそのようだったのではないかと思います。公私ともに予測をしていなかったことが起きた2022年。想像もしていなかった現実から、新しいことが生まれるのだなという実感も得ています。
年末年始は必ず日本で過ごすことにしていましたが、昨年はオミクロン株の発生で、急遽帰国を取りやめたという出来事から始まった2022年。今年は日本にて年末年始を迎えて、世界情勢にも関わらず、帰国できただけでも幸せだと感じています。
2022年は、2020年のパンデミックが起きる前から始めていた中医学の勉強も、昨年で国際中医師試験試験を受験できるディプロム獲得にまでこぎつけて、今後挑戦する仕事の新しいフィールドを、仲間とともに構築できた一年でもあったことは、今から振り返れば実り豊かな必要な時間だったと感じています。
また、パリの弊社DOMAでは、共同経営者であるマリナ・メニニが伝える庖丁研ぎが事業の中心にもなり、フランスを中心にした若き料理人たちが庖丁と向き合う姿を目の当たりにして、食文化の交流のあるべき姿に触れたという貴重な日々も過ごしました。
ジャーナリストの生業を軸としながら、いろいろな立場に身をおいて食の現場に触れることで、今まで見えてこなかったステージに立てているのは、今後に確実に活かせる大切な体験だと未来を見据えながら振り返っています。パリで様々な形で活動されている同胞の方々の努力や活躍についての学びも深まった時でもありました。
2023年は、こうした学びを礎に、新しい形で発信をしていきたいと思っております。まずはこの場を借りまして、ご挨拶をさせていただきますことをお許しくださいませ。
来たる年は形を変えて挑みますが、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
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