濃厚に接触した者の運命は

先日、書いたとおり、たー坊さんの保育園でコロナ陽性者が出て登園自粛になりまして。

https://note.com/aya_gokigen/n/n75b623284735 

うんだかんだあって、ワンオペ自宅保育は超絶大変だったもので、次回以降は絶対に登園させる、と固く決意したのでした。そして、無事に自粛が解除されて日常生活がようやく戻ってきた!、と喜んだのもつかの間、ある晴れた日の我が家にとてつもない衝撃が走った。

何と、0歳児クラスの保育士さんがコロナに感染。しょえー。衝撃すぎる。金曜日の夕方、もうあとひと踏ん張りと企業との打ち合わせに入ろうとした5秒前、携帯にふと上がってきた保育園アプリのポップ。

よく見ると、「乳幼児クラスの保育士がコロナ陽性」

がーん。これはまさかのたー坊先生のクラスではないですか。よくよく読むと園児6名うち、3名が濃厚接触者に該当するとのこと。該当しない0歳児3名のお子さんは別の部屋に隔離しています、と。2分の1の確率で、一体わが子はどちらに入っているのだろう。。。

とにかく、たまたま在宅だった旦那さんに急いで保育園に電話をしてもらい、わが子が隔離されているのかどうかを確認。その間中、気が気じゃない中でもなんとかギリギリ打ち合わせを乗り切りまして。

結果、たー坊先生は堂々「濃厚に接触した者」認定を受けたのでした。話を聞いてみると、前日まで出勤していた保育士さんは、前日わが子にランチタイムの時にがっつり全介助でご飯をあげてくれていて、たー坊も大好きな先生だったので、そのあとも先生に超スリスリしていたご様子とのこと。

翌金曜日、先生は急な体調不良でお休みに。検査をしたら陽性とのこと。もれなく濃厚接触者認定をいただいたたー坊さんをお迎えに行き、金曜夜から「自宅待機」になったのでした。

声を大にしていいたいのは、先生に全く落ち度はないということ。私は知っている。先生たちがとてつもなく神経をとがらせて、うがい手洗い消毒を徹底してくれていることを。驚くほど寒い日でもガンガンに部屋を開けて換気をしていてくれることを。動物の本能丸出しでニヤニヤ顔で近づいてきては、隙あらば先生のマスクを引っ張って外そうとする動物園の猛獣たち、もとい子供たちを軽やかに笑顔で「ダメだよ~」とかわしてマスクを死守してくれていることを。悪いのはコロナ。先生たちは悪くない。でもこの前園長先生がポツリと言っていた。「自分のせいで・・と若い先生たちは自分を責めてしまうんですよね」と。そうだよなぁ。

預ける側の我々としては、恨むはコロナ。先生に非はありません、としか言えないけれど、言わないよりは言う方がいい、と思って声を大にして伝えている。

それでもって「自粛」から「自宅待機」に昇格したたー坊先生。もはや「待機」って何なんだ。潔く、「自宅安静」とか、「強制軟禁」とかめちゃくちゃ強めなガツン系のやつにしてほしい。その週末のほほんと、「歯医者さんどうしようかな~」という旦那さんに、奥様から激しく愛のある恫喝が飛んだことは言うまでもない。こういう輩がいるから感染が広まるのだ。。

そして、何にこんなにもピリピリしているのかというと、何を隠そうダウン症のたー坊先生は一応基礎疾患ありに入るわけでして。一般的に重症化リスクが高いと言われている。心臓系の疾患はないけれど、もしかかって肺炎になったり重症化したらどうしよう、と気が気でない。

自宅保育はひどくしんどくて保育園に預けたけれど、結果濃厚接触者となり、結局自宅保育となり、シッターさんにもお願いできない。ファミサポの人も呼べない。職場に相談して旦那さんも私も自宅待機。こんなことならば、先を見越して最初から登園させないほうが良かったんじゃないか、私は母親として仕事を優先して大切な判断を誤ったんじゃないか、そんな考えがよぎっては駆け抜けた週末。かなりの神経を使ってたー坊さんの様子を見守った1週間だった。ふう。

濃厚接触者認定を受けた金曜日、保育園に行っているので迷った末にたー坊さんをお風呂に入れた。そして夜、人影が消えたころにコソコソと食材の買い出しへ。我々親二人はよりにもよって金曜朝一で三回目のワクチン接種を受けていた。想像しただけで頭が痛くなる副反応。2回目接種時はたいそうなものだったので、恐れおののく夫婦二人。さらによりにもよって、二人で同じ日にうけるという。これでたー坊先生が万一発熱したら、我が家は発熱家族になってしまう。。そして予想通り夜には既に発熱と超絶な悪寒と軋むような関節痛の到来で既に熱は38度台へ。普段なら「ああ、副反応ね、これ」となるが、濃厚に接触した者がいると発熱の意味合いも全然違ったものになる。メンタル、大切。気は持ちよう。

ブツブツ唱えても何も一向に良くならない、そんなメンタル激弱な日だったので、これは早くねるっきゃないとあわてて就寝。ちなみに、旦那さんは「体がだるい」とかいってその夜よなよなゾンビ映画をみていたご様子。本当に神経を疑う。

そしてその夜中、体中が痛くて、汗をかき頭も痛くて途中で起きた。とにかく水分をとって横で爆睡するたー坊先生の呼吸チェック、パルスオキシメーターもチェックして問題がなかったので安堵のまま再度就寝。

土曜朝、引き続きの寒気と関節痛はあるものの、発熱はだいぶ収まっていて37度台に。2回目は38度が丸2日続いたので、3回目のほうがだいぶ楽だった。そして朝5時から超ハイテンションでご機嫌先生と、ゾンビ映画を見すぎたのか完全爆睡中の旦那さん。花ボコ提灯な旦那さんをよそにたー坊先生をあやしつつ、注意深く様子を見守ったが特に変わった様子なし。良かった!

翌日曜日、オンライン中国語レッスン、という名の四角いアレを操るゲームを友人とテンションアゲアゲで朝まで興じた旦那さんと、いつも通り朝5時からテンションアゲアゲなたー坊さん。二人の生活は恐ろしいくらい全く噛み合わず、かすりすらしないのでした。

そして、月曜日。PCR検査をたー坊先生と母子で受ける。陰性でありますように・・・と願わずにはいられない。抗原検査を受けようとしたけれど、小児科に電話で聞いたら発熱してないと基本受け入れられないとのこと。コソコソ買って貯めていた自前PCR検査をして、検体をこっそり郵便局へ。郵便物に祈りを捧げたのは、大学受験と保活のとき以来だった。

火曜日。療育はオンラインにて。毎週お願いしているシッターさんにも来てもらえず、仕事しながらの育児に発狂寸前。そして、同様に一緒にいるのに遊んでくれない、かまってくれない、ながらで構われるた―坊先生も発狂寸前。というかだいぶキーキーと叫んでいた。社内ミーティングの際キーキー、ウーウーがどうにも止まらないので致し方なくミーティングに同席させた。そしたら何とPCのジャックからイヤフォンのコードを引っこ抜くという大胆な行動に出た結果、母にこっぴどく怒られて30分放置されてますます不満ブーブーな顔に。この1週間、たー坊先生の百面相が止まらない。

毎日夜寝る前に、ベットでごろりんちょしながら「今日も楽しかったね!頑張ったね!」とたー坊に声をかけるのが日課なのだけど、この時は初めて、「ごめんね」という言葉がポロリと出た。本人はまーったく気にもしてないかの満面の笑顔でキャッキャキャッキャしながら、のび太君並みの速さで寝落ちをしていった。子供ってすごい。

【ニコニコ顔もほんの束の間】

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【あさイチのテンション】

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