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4月でたー坊が生まれて早7ヶ月。ぶっちゃけ第2もやもや期ナウ。

取り繕って良いことばかり書いても仕方ないのでありのまま書く。生きていれば「心は澄み渡り澄り気分爽快、超ポジティブ!毎日ハッピー!」みたいな日ばかりではない。それは別にたー坊がダウン症であるなしにかかわらず。

ただ、今私の生活は主に日中のたー坊さんを中心に回ってるので、その範囲で色々起きることに影響されることが多い。

要はぶっちゃけてしまうと、一言でいうと「たー坊ができないことが多くなってきた」ということ。しかも、「人と比べて」、「月齢の割りに」。

大抵、生後3〜6ヶ月で首座り、寝返り、早い子で安定して座り始め、離乳食が始まり・・云々と言われ、ハーフバースディ直後くらいから赤ちゃんの一大イベントが増えてきた。それまで気になっていたのは体重・身長くらいで、保健所の検診にいくと、やはりたー坊はちょっと小柄かなぁ、とか思うくらい。でも成長曲線は何とか底辺上ギリギリでこれたし、体格は仕方ないから気にしない(私も幼少期は小さかった)と言い聞かせてきた。

ただ、この数ヶ月で、首すわり、寝返り、お座り、さらにはおもちゃを取りに行く、両手で両足を掴む、と言ったメインイベント+αのどれもできていないたー坊を目の当たりにすると、本当にたー坊はダウン症なんだなと今更ながらに凹んでいる。とっくに受け入れたつもりだったけど、日々の生活の中で本当に些細な些細などうでも良いようなことが気になって、そして本当にどうでもいいことに傷ついたり。たー坊ができないことに焦るけど、私自身がどうにかできることではないし、当の本人は朝からテンションアゲアゲでニッコニコして過ごしている。元気が一番。それは分かっている。それでも心はザワザワ・モゾモゾする。

そんな時は決まっていつものあやつが登場する。

「良いじゃない。そんなに焦らなくて。たー坊にはたー坊のペースがあるのよ。早く何かができるようになって、なんてそんなの親のエゴよ。愛情を注ぐことが大切なのよ。他の子と比べるなんてよくないわ」という天使と、

「たー坊はやっぱりダウン症だから成長が遅い。そんなんでいいのか。人は競争の中で揉まれて成長していくんだ。おまえもそうだっただろ。ダウン症の子はただでさえ成長が遅いんだからもっとビシバシ育てないと後悔するぞ。」という小悪魔。(悪魔ほどキツいことは言わない笑)

大抵彼らが言い合う時、私の心はとんでもなくアンバランスで、しかもこれだけ天使と悪魔が激論を交わしても、結局結論はなーんにも出ない。というか、何をどうして良いのかわからない。先輩ママたちからは、ゆ〜っくりよ、とアドバイスをもらい、先生からは、焦らずのんびりね、と声をかけていただくが、そもそも極めてセッカチで、競争社会の中で揉まれ、他の人との勝負の中で力が身につくのだ、と身をもって実感している私にとってこの価値観から離れることは容易ではなく、頭では分かっているのに、とってもとっても難しい。

先日たまたま初めて訪問した母乳相談室にて助産師さんから、たー坊の外見について「私はこの業界にいるから何となーくダウン症かなってわかるけど、普通の人が見たらわからないかもしれないなーというレベルじゃないかしら」と言われた。たー坊の顔について特にこちらからどう思うか助産師さんに聞いたわけではない。向こうからしたら大した深い意味はなく、軽い気持ちだと思うが、なんせ受け取る側のコンディションがあまりよくないがために、こんな一言もぐさりとくる。

まさに今日、電車に乗ったら横にいた70代くらいの優しそうな女性に「可愛いですね」と話しかけられた。そして、「今生後何ヶ月?3ヶ月くらい?」と。こんな本当に何気ない一言にも心がぐりぐりっとえぐられたりする(結局この後、乗り換えた電車の中でなぜか同じように別の方から生後3ヶ月くらい?と聞かれた。偶然ってすごすぎる)。

さらに先週、療育センターのPTの方から、「たー坊くん、今日はすごく反っちゃうね。前回(2週間前)はまるまれたのにねぇ」と言われて激しく凹んだ。2週間の間、お家でも遊びながら丸くなる練習を必死にしていたのに、この2週間が無駄だった、退行しちゃったんだ(ただでさえ他の子がこの月齢で出来ていることをたー坊はできていないのに・・云々と続く)と。

私のコンディションが悪いせいで、今までだったら何でもない日々の本当に細かいことにいちいち影響を受けてザワザワする。本当に誰にとってもよろしくない。

大抵こういう時は、「健康第一、生きている今に感謝」念仏のようにブツブツ唱えながらたー坊が生まれた直後のNICUでチューブだらけだった時の写真を見返しては心を落ち着けるようにしている。

前に向けていると思えた数ヶ月前から突然の第二もやもや期。頭では分かっているけど・・というやつ。

先輩ママさん、パパさんたちはどうやって乗り越えていったのだろう。

【当の本人はこの笑顔】

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