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推しが入隊しました。

4月2日、タイトルの通り、私がずっと応援しているWINNERのジヌくんがついに国の義務を果たすため、軍隊に入隊した。彼のことについてと、韓国の兵役・軍隊のことについて、簡単に書いてみようかと思う。

김진우(キム・ジヌ / JinWoo Kim)

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韓国の超有名芸能事務所YGエンターテインメント所属、WINNERのメンバーでポジションはボーカル。1991年9月26(25)日生まれで、今年2020年は数え年で30歳の年。今年の9月で満29歳になる年齢。

生まれは韓国 全羅南道 新安郡の離島である”荏子島”。幼少期をここで過ごし、小学校中高学年で本土の方にある木浦に渡ったそう。最終学歴は木浦工業高校卒。(現在他のメンバーと一緒に、ソウルサイバー大学に在学していることになっている)高校生の頃歌手になりたいと思うようになり漁師をしている父親に告白、反対されながらも木浦のスクールに通い、高校を卒業した数え年20歳で現在の事務所に練習生として入社した。

血縁関係は父、母、姉1妹1。(なお両親は離婚していて同時に出てくることはほぼ無く、兄弟の露出もない。WINで応援に駆けつけたのが母姉妹で姉はこれが唯一の登場、WINNERTV最終回のビデオレターが父母妹が揃った唯一の登場。日本で行われたWINNER初のツアーファイナル(2014.10.11 2部)には母と妹が来ていた覚えがある。父は1度ジヌ君がゲストで出た釣り番組に呼ばれて出演していて、WINやWINNERTVでも1回ずつ登場。ただ地元がソウルからはあまりにも遠いこともあり、頻繁に会っている様子はない)

身長は177cm。ドラマ出演、舞台出演歴あり。歌手としてソロデビュー済み。ソロ作品は2019年夏のシングル또또또(call any time)


YGエンターテインメントには2010年に入社(練習生)。当時20歳。同期がバタバタと辞めさせられ、また辞めていく中、2013年に事務所のオーディションサバイバルプログラムに出演。タイトルはWIN -Who Is Next-。当時の事務所の全ての男子練習生11人がA/Bチームに分かれている状態で始まったこのプログラムで、彼の所属していたAチームが見事勝利、100%視聴者投票で決められそのままデビューが約束された。

デビューまでの間にBIGBANG,2NE1といった先輩の公演のオープニングアクトやWINNER単独のリアリティー番組WINNERTV、韓国ブランドNiiのモデルで露出あり。

WINNERTVで判明するのが絶世の方向音痴、そして天然キャラ。天然はWINで若干見え隠れしてたけど、方向音痴の新キャラが堂々の新出。メンバーを助ける(ドッキリの)為にこっそり抜け出したいのにそもそも宿泊しているホテルの出口が分からない、ホテルの窓から見える距離にある目と鼻の先の東京タワー(徒歩なら40分)に地下鉄を使って行こうとしたら3時間半かかる(そのうち、地下鉄の駅と勘違いして地下通路を行ったり来たりしたのが30分、出発して30分後にホテルの前に戻ってくる伝説含む)。最終的にはWINNERTVの中でやった、ドラマの(半分おふざけ)パロディでも方向音痴をいじられたセリフをバチバチに盛られる始末。


デビュー前の話はこのへんで終わり。


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2014年8月韓国でデビューアルバムをリリースしWINNERとして正式にデビュー。デビュー日は初めて音楽番組に出演した8月17日が公式となっており、デビューから5日の8月21日、Mcountdownで初の1位を手に。この記録はボーイズグループ最速の記録だった上にデビューアルバムの収録曲が次々とチャートインしていたため、デビュー直後から怪物新人と呼ばれた。


そんな華のデビューを果たしたものの事務所からはなんとなく放ったらかし気味(というか、デビュー以降1年半もの間曲のリリースゼロ、韓国でのコンサートゼロという謎の空白期、それを超えてリリースした曲は1位を取ったのに何故かプロジェクトは初回で中断)にされた結果、メンバーだった1人のメインボーカルの脱退を経験し、サブボーカルぐらいの位置に見られていたジヌくんは2017年、新体制でのカムバック以降かなりの成長を遂げた姿でステージに立つ。

2017年ReallyReallyで完璧な復活 & 間を置かずに夏にもカムバック & 2曲ずつ出してどの曲もかなり売れたことを機に、夏の定番、信じて聞けるWINNERなどと言ってもらえるように。2018年にはデビュー以来2回目のフルアルバムと年末にシングルを、2019年にも2度のミニアルバム。ここ数年で今までとは桁違いの活動・曲のリリースをしました。曲のクオリティの高さ、メッセージ性、コンサート向きを意識した定番曲が増えまくったことで安定感も増した、

そんなWINNERのボーカルの一人が今回この投稿で取り上げているジヌくんなのだ。


韓国の兵役の話。


今回ジヌくんが入所したのは、兵役期間の最初の1ヶ月(4週間)をマストで過ごす陸軍訓練所。これは基本的に今後過ごすメインの兵役期間がどこの部署に配属になっても入るもののようだが、これが忠清南道のノンサンにあり、ジヌくんは今回この訓練所に入所した。


①ノンサン訓練所

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▲ノンサン訓練所のホームページより。

普段はこんなところで過ごすらしい。。。また他の写真を見ると、医療施設として歯医者からCTスキャンの機械まで揃っていて、何かあった時の体勢は万全な感じ。


ジヌくんは4月2日から4月29日までの4週間ここでの訓練を受けて、その後社会服務要員として、どこか施設の補助員だとかそういう場所に配属され、ボランティアに近い形のお仕事をして、2021年12月31日に除隊予定になっている。(本来の日数的には2022年1月1日までだが、この日が祝日だからか繰り上げで前日の除隊になるらしい。)


②社会服務要員(公役)

すぐ上でも記載したが、ジヌくんは公役の配属になる予定。周りのメンバーが相次いで首のヘルニアをやっていたり、腰を怪我して一時期ステージに立つのが厳しかったのと比べると彼はとても健康そうで、”なんであの子が社会服務要員(公役)なんだ?”という疑問・批判的な声もちらほら上がっているが、彼の場合は先天的な身体の問題で公役につくという噂アリ。生まれつき人より肺が小さく生まれたことを過去に番組(2018年「優しく生きよう/착하게살자」という刑務所体験企画)の中で言及していて、ファンの間では喘息持ちだとか、気胸をやった話も上がっています。(正直気胸の話に限ってはここ7年では聞いたことないのでそれ以前の話か、、、あんまりアテにはしてない;;)

このように身体に不自由があったり身体的に何か問題がある人には、段階がつくようで、通常の陸軍や志願制の海軍などとは違う、負担の少ない仕事への配属になる。これは健康状態だけで無く、身長が一定の基準以下の場合なども対応があるようだ。


③軍隊の入隊制限

現在韓国の軍入隊の年齢制限は”20歳から30歳”というのが多く言われるようだがこれは数え年での表現なので、厳密には満18歳から満28歳ということになるそう。

ここでまた数え年の話w 現大学生の私なんかより少し若い代になると、韓国では学年の区切り方を年度ではなく年に切り替えたのでこれから分かり易くなっていくと思うのだが、今の高校生ぐらいの世代までは日本と同じように年度で学年を分けていた(韓国は3月始まり2月終わりなので、3月から翌年2月までが1学年)。しかしそこで数え年が厄介になってきて、1月の年明けと同時に歳を取る数え方をするので、同じ年(19XX年)に生まれた人は学年が違くても同い年、早生まれの人は次の学年の遅生まれと同い年、学年の中で常に1才差のある2つの年齢が存在することになっていた。特に高3の1月(卒業直前)で遅生まれは全員20歳になるものの、早生まれはここでやっと19歳。満年齢で言えば卒業する時点で一番誕生日の遅い子まで誕生日が来るので、全員が満18歳。(日本での考え方と同じです、車乗れる年齢で考えたら分かりやすいかも。)つまり、兵役の入隊可能年齢の最低ラインは高卒の年ということでしょう。

なんだかここ数年で色々変わって、28歳までに入らなきゃになるとか、それが満年齢の話何だか数えなんだか私にはよく分からなかったのだが、とにかく1991年生まれのデッドラインは今年2020年の誕生日までで、1993年の人から早まるのかなんなのか2021年までとかなんとかって見たような見てないような(ココのところ正確じゃないのでアテにしないでほしい💦)とにかく、入らなきゃいけない年齢を過ぎちゃうと、そういう罪で罰せられちゃうとか。だからたまに兵役逃れとかなんとかって言葉あるよな...  あとは他の国籍との混血(いわゆるダブル・ハーフ)の人は20歳までに自分の国籍を決められるみたいなので、そこで韓国以外の国を選ぶと韓国での兵役の義務はなく、韓国を選べば同じように兵役があるってことで。また外国人とか女性でも希望すればできるらしい。



最後に、 私が彼を応援する理由。


そんなこんなで、昨日はついにWINNERの長男ジヌくんが、グループのトップバッターということでついに入隊をした。遅咲きだったこと、ここ数年でやっと波に乗れたこと、1年半以上自分の居場所を手放す気持ちで行くのがどれだけ心配で不安なことか。ファンからしても本人からしても、ただの寂しいとか悲しいとかそういう訳じゃない。(私はまた4人集まってWINNERをやってくれると100%信じてるので悲しいとか行かないでとか全く思ってない。このご時世なので特に、健康で帰ってきてねって事のみ。入隊現場見て泣くとかないな。むしろ彼の入隊映像には一頻り笑ったファン。)(話を戻すと)ましてや入れ替わりの激しいアイドル業界。今回WINNERとしてのフルアルバムのリリースがこの後4/9に決まっているのだが、そのアルバムの活動があるとかないとかじゃ無くて、こんなにギリギリまで完全体で活動してくれて、なんなら空白の期間を少しでも短くしようと作品を置いていってくれて、長年応援しているファンとしては嬉しいばかり。


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私が彼のことを好きなのは見た目、顔だけじゃない。もちろん顔は綺麗ですが彼の何が偉いかって、機嫌が悪くならないところ。というか、嫌になることも多いだろうけど、嫌な顔・態度をそうそう見せないこと。人間これ出来る人ってかなり限られてくると思うのだ。私だったらできない。あんなにただ移動するのに、ただ歩いているのに、いつどこでカメラ向けられて誰かも知らない人にシャッター切られても感情を外に出さないの本当に凄い。「裏では分からないよ〜」とか言われるかもしれませんが、正直裏でどんな不満を垂らしてようと表に出さないのはプロだ。たぶん彼の場合は相当色んなこと我慢してきたかと思う。過去に告白していること、してないこと、ただのファンには分からない色々なこと。WINの時代に、ここでチームが負けたらデビューできないどころか、チームは解体、ジヌくんに至っては当時既に23歳だったので当時の社長からは”お前は負けたら軍隊な”とまで言われた子だ。そんなことを言われている状況の中で、”ここで僕のせいでチームが負けたら、自分だけじゃ無くて、あとの子たちの人生をめちゃくちゃにしてしまう”と、”少し寝なかったぐらいで死にはしない”と本気で寝ずに努力をした子なのだ。あの頃を思い出すとここまでよく頑張れたと言うか、チャンスというチャンスを努力で掴んで無駄にせず、あの人柄とキャラ、ビジュアルを持ちながらも調子に乗る事はまず無く、人としての礼儀がなっている事で周りからの信頼も厚く、それがWINNERというグループ全体を見てもそうだった事が、私がWINNERをジヌくんを応援する理由、いいなぁと思える理由である。


韓国だからとか、 KPOPだからとか、そう言う拘りじゃ無くて、たまたま韓国のアイドルの中からものすごい人たちを見つけちゃって応援している感じ。(他の韓国のアイドルはほぼ分からん)人生の中でしっかり応援してますっていうアイドルはBIGBANGに続いて2チーム目だけど、BIGBANGは私の遅れめ途中合流だったこともあって純粋にファン(今は彼らは露出がないだけで、WINNERの次に好きです)、WINNERの場合は、本当に私の人生最初で最後の推しグループと言った感じ。7年間も見てきた彼らもこれから一人二人と入隊しますが、仲良し4人が揃った姿を見られるのは果たして何年後になるだろうか....


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私は普通の生活をしていて、普通に好きになったアイドルが本人の生まれた国の義務のために数年見られなくなるファンのうちの一人。私は私でちゃんと成長して、残りの大学生活そして就活もあるから気合入れて、WINNERが「ファンの皆さんが、僕たちのファンであることを恥ずかしいと思われないようなアーティストになりたい」って言ってくれるように、私もWINNERのファンを名乗って恥ずかしくないようなそんな人間になりたいと思う。一瞬離れざるを得ないこの時間を成長の時間にできるように。お互いにやるべき事をやって、お互いに一回り大きくなった姿で集まれるように。

貰った力と思い出をバネに一生懸命生きるぞ!!!!




💙4月4日、今日はWINNERの日。💙

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