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カクテルとの出会い

夜遊びが楽しい

当時は大学1年生の飲酒が厳しくなかった。高校を卒業した時点から飲み始めるのが常であった。わたしも先輩や友人に誘われ飲んだりしたが、気持ち悪くなるばかりで、それ程好きではなかった。飲む席は好んだが。ところがビアガーデンのアルバイトで生ビールの美味しさに目覚め(前記事を読んでもらえると嬉しいです。)他のお酒を試してみたくなった。
わたしのアルバイト先は温泉街である。飲食店や飲み屋さんなど立ち並ぶ。誘惑が多い。丁度ビアガーデンの階下にカラオケ・パブ(古い!!)があった。

コーヒー牛乳みたい

アルバイトが終わった後、飲みに行く習慣がつくまでそれ程時間はかからなかった。そこでくだんのパブにも行ってみた。そこは70~80人程の若い男女が歌ったり踊ったりして、大変賑やかだった。
メニュー表には見た事がない名前が並び目を白黒させた。大音量の中で気持ちもワクワクしてきた。「カルーア・ミルク……コーヒー牛乳の様な味わいです。女子に人気」と書いてあるのが目に留まった。これを注文して、程なくカッコイイお兄さんが運んできてくれた。

飲み過ぎた

「美味しい!!」を何度も連発していた。大音響の中なので、大声になっていた。本当に美味しく、楽しい夜だった。今でも忘れない、と言いたいところだが、実は途中から覚えていない。わたしは酔うとネコになるらしい。隣にいた友人にひたすら引っ付こうとし、大変気持ち悪がられたらしい。けど、次の日伝え聞いただけで、覚えていない。
これがカクテルとの出会いで、これから30年以上の付き合いになろうとは、この時は知らなかった。わたしは、生涯の仕事にバーテンダーを選ぶのだが、また別の話。

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