双極性障害の私が司法試験に合格する話(362)師匠を見つけた。

年上の人に引っ張り上げてもらうことが、これまで生きてきて、私は、多いように思う。というか、私が勝手に慕い、つきまとい、勝手に真似をし、勝手に大きくなれた!と満足しているだけのことなのだけれど。

でもやはり。血の通った人間を目標とする「この人みたいになりたい!一緒に仕事したい!」こんな気持ちになれたら、私は強い、と自分で思っている。

前の記事でも書いたけれど。正直、司法試験に受かった後、こんな人になりたい、という目標となる人がいなくって。ただ漠然と、司法試験受かったらかっこいいよね!っていうほんと、俗っぽい理由でしかなかった。もちろん、お世話になっている塾の伊藤真先生は、絶対的憧れの存在なのであるけれど。伊藤真は、目標ではなくて、神みたいな人で。一緒に仕事なんておこがましいし、会えば私は緊張して話なんてできない、とわかっているので(写真撮ってください!だけは言えました。笑)。伊藤真は、突き抜けすぎて、目標にすると、苦しくなる。人間を太陽タイプと月タイプに分けるなら、私は確実に月で、伊藤真は太陽。月は太陽になりたくたって、無理なものは無理。月には月の役割があるので。目指してはいけない。そんな感じ。

それで、タイトルに書いた、師匠。師匠は、私の勝手な主観だけれど、月、なのだ。月の師匠を見つけてしまったのだ!もちろん、そばにいる人ではなく。大阪の弁護士さんなのだけれど。その弁護士さんの言うこと、全てに、わかるわかるわかる!と共感できる。背伸びせず、自分の言葉で軽快に語る講座をオンラインで聞いて、運命を感じた。

もちろん、大卒で、京大という立派なロースクールを卒業されているし、裁判所での書記官経験もある、私からしたら立派な経歴の持ち主であることは確かなのだけれど。人は学歴では測れないし。少なくとも、その弁護士さんの発する言葉から、失礼も承知で言うけれど、似たタイプだな、という感じがした。

弁護士さんというと、難しい言葉を使って、理路整然と正しいことを言う、説得力のある、反論の隙を与えない、そんなイメージだし、実際そう言う人が多い、あくまでこれは私の少ない経験からの価値観です。

その弁護士さんは、難しい言葉は使わないし、良くも悪くも話は脱線するし(だから面白い)、ツッコミどころがあるから、話したいと思っちゃう、人間的魅力を感じる方だった。講義を聞く限り、そんな印象。

私がなりたいと思っている弁護士像にようやく出会えた。見つけてしまった。

勢いで、その弁護士さんの事務所の問い合わせフォームに、感激と意気込みをメールした。これは感激した時の私の癖。そうやって、決意表明をしてから、走り出す。

少しずつ少しずつ、疲れた体に、オイルが注がれて、動き出せそうな感じ。たまったノルマを整理して。よしよし。いい感じ。ワクワクしてきた。

師匠!がんばります!必ず合格します!

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