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医師の処方箋に物申せるのは薬剤師だけ〜『アンサング・シンデレラ』が変えてくれた、薬のプロという意識。

今日も今日とて「noteクリエイターフェス2022」に参加中の英です。
本日のお題は「#マンガ感想文」ということで。

ぬおぅ、困った……。
本当に、読めてないのです。うぅ。
どんだけクリエイターフェスに全振りだろう、私。

ということで、以前ハマって今でもコミックスが出ると買ってしまうこの本を。

\ 『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』荒井ママレ /

2020年に石原さとみさん主演でドラマ化されて知ったマンガですが、もともとお仕事ストーリーが好きなので、面白そうだなと思って1巻を購入。
タイトルは、「縁の下の力持ちなヒロイン」という意味だそうです。

この不思議なタイトルと、薬剤師という身近なのによく知らない仕事の内情を知りたくて、当時出ている分はすぐに揃えました。(大人で良かった!!)
今でも新刊が出ると買っています。
私、そういえば子供の頃の夢が薬剤師だったな、なんてことも思い出したりしました。あはは
(良かった、叶わぬ夢で! 私がなったら事件起こす!)

そろえた当時は薬剤師の仕事に(物書き的な)興味があって読んでいただけでしたが、その後、私自身が偏頭痛と突発性難聴と不眠・うつになって、もっとぐぐっと薬剤師さんの存在が身近になり、読んでてよかったと思えた作品です。

なぜなら、薬剤師さんにもちゃんと自分の状態を話すと、薬の情報をより多く教えてもらえて、さらに心配なら処方した医師にまで確認を取ってくれる、という知識を得られたから。

主人公の薬剤師・葵みどりのセリフで、
「(薬剤師は)医師が処方を決めた後ーー患者さんにとっては最後の砦みたいな存在なのかなって
というのがあるのですが、本当にそのとおりです。

これ、意外と知らないことではと思うのです。
医師が出した処方に物申せるのです、薬剤師なら。

医者が一番正しい、偉い、というイメージがありませんか?
私もそう思っていました。
だから以前は、薬をもらうときに色々聞かれたり、注意されるのが面倒だなと思っていました。
「お医者さんに診てもらってるのに、また説明するの? 薬の説明もきいてるから、もういいよ。早く出してよ」とか。(言わないけど思ってた)

でも医者も人間なので、間違えることがあるのです。
薬の知識がアップデートできてない人もいます。
それを教えてくれたのが『アンサング・シンデレラ』でした。

このマンガを読んでいたおかげで、実際に私も薬剤師さんに助けてもらったことがあります。

難聴の薬と眠剤は飲む時間がかぶると、えらいことになるのです。(普段より長く眠り続けるだけだけど)
私の場合は、医師が間違えたのではなく、難聴の薬から眠剤を飲むまでの時間をちゃんと計算して問題なしと判断しての処方だったので何事もありませんでしたが、薬剤師さんは医師の言質を取りたいと、しっかり病院に電話して先生に直に確認してくれました

さらに、その薬を飲んでどうだったか、翌日にもわざわざ私あてに電話をくれました
心配なことがあれば何でも調べるから、些細なことでも聞いてください、と。
つまらない表現ではありますが、本当に希望の光でした。

それから1年半くらい経ちますが、未だに私が薬局に入ると挨拶してくれます。
調剤してくれたときは、顔色や表情などを診てくれているようで、雰囲気変わりましたねとか、表情が明るくなりましたねとか言ってくれます。
『アンサング・シンデレラ』を読んでいなかったら、この安心感は未だに得られなかったと思います

今後もきっとお世話になり続けるであろう、薬剤師さんたち。
必要なときは、薬のプロたちの知恵をどんどん借りて、自分をケアして行きましょ。
身を持って体験した私が断言します、「健康でなければなにもできません」からね!

今夜も自宅のMacBookから、英(あや)がお送りしました。
それではみなさま、おやすみなさい。
またあした、お会いしましょう。

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