救国シンクタンク自治体経営研究会第2回セミナー✨「決算カードと減税条例の読み方」復習を兼ねて。資料リスト&資料間の関連性メモ有 R5.11.14 Ver1.1
はじめに
第1回の行政評価条例に続き、第2回はタイトルの通り、さらにリアルな減税の仕方にコミットする内容でした。講師は渡瀬裕哉研究員です。今回は、倉山理事長も講義を受けておられました。
議員も、国政から浜田聡、斎藤健一郎議員もご参加。川崎市議の岩田秀高さんも参加されてよかったです。浜田先生は動画で報告されていました(後述)。
講義内容をおおまかに4点にまとめました。
以下では、大変ざっくりですが、自分なりに理解したことを書きます。
配布資料を参考までに、以下に記しておきます。⑨以外は、すべて公開情報ですので、分かる方は、このタイトルから推察してググってみてください。
資料がどのような関連性をもつか、をこちらに記録しています。
聴講中にパソコンでこれは記録しておいてよかった、と思いました!
1 名古屋市の事例を他の自治体に当てはめる
②の資料を自分の住む自治体の数字に置き換えてみてください、と講師が仰ったことがずっと心にあり、やっと調べる気になってやってみたら、意外とすぐに分かりました。
川崎市だとこうなります。
名古屋市は減税しているので、全てこれより低い金額です。
例えば、”1000万円以下である法人”は 税率が4.5万円です。
税率、なのに、年額が書いてあるので、最初よく分からなかったのですが、
額のことも率、っていうことがあるみたいなんです(;^_^A
この数字が、減税条例が可決されることにより、変わるわけですね!
名古屋市の減税については、こちらでもまとめがございます。
2 自治体の財政把握のため、決算カードからどこを見れば情報が得られるかを学ぶ。
決算カードの読み方については、今までにも減税界隈では、裕哉様はじめ、陰気なタマムシさんもnoteで市民税減税のアイデアを連載されていて、
ZOOMでも、減税キット、というエクセル表に、決算カードから分かる数字を入力するだけで、減税可能額がわかる!というキットの使い方をレクチャーしていただきました。
今回のセミナーで、あらためて決算カードの読み方のレクチャーを受けました。数字の小ささや、どこを見ればよいかなど、多少免疫があったので助かりました。
府中市の歳入は、決算カードの歳入合計によると、約1千4百憶円です。
個人均等割の額約4億8千万円は、歳入の0.3%なのです。
歳入の、0.3%の無駄遣いを見つけられないわけがないじゃないか!ということなんです。
納税義務者数
一人いくらになるか、という平均値をとるためには、「納税義務者数」が必要ですが、これが決算カードには掲載されていません。
市町村の納税義務者数は、総務省HP 市町村別納税義務者数でわかります。
【重要】市の借金は市債だけでなく、債務負担行為額も含めよ!
今回、あらためて意識したのは、債務負担行為額(裏書、連帯保証のようなもの。債権を発行せずにする借金)市債とは別の借金です。
実は、すっかり忘れていたのです(;^_^A
偶然だったのですが、ややリバライブ配信 R5.11.14 で債務負担行為額について質問された方がいました。ややリバ聞いた後に、このセミナーの復習する予定でいました。そうしたら、セミナーで既出だったんです。。。笑 いやでも、神タイミングでした✨
質問は、市債と債務負担行為額の違いは何ですか?
というものでした。まさに、セミナーで講義を受けたことです。。。復習になりました。
ここで教訓! 市の借金は市債だけでなく、債務負担行為額も含めよ!
3 府中市の事例として、事務事業評価シートから減税の財源を探すポイントを学ぶ。
かなり見慣れて来た事務事業評価シートですが、今回初めて♡だったのは、その債務負担行為がシートに掲載されている点でした。ひとつの事務事業が、さらに構成事業一覧リストとして分解されているのです。その一つが、債務負担行為を解消するための予算額である、と記載されていました。
さすが、府中市ですね。川崎市のにはありません。
資料⑦は、この債務負担行為の状況をしめすリストでした。ほとんどが、何かを建築するための借金でした。
4 行政に対する説明の強化に、さらに知っておけばベターなこと。
地方交付税もらってても減税はできる!
資料③政策Q&A 減税日本HPより は、想定問答集です。減税日本のHPをググると出てきます。
中でも、地方交付税についての質問への答えは良いですね笑
”国に恵んでもらったわけではない!”
その一方で、こんなニュースがありました。
渡瀬裕哉研究員は、最近、地方交付税の”からくり”に気づきを得たようです。その気づきからすれば、このような知事会の要望は全くナンセンス、なのですが。。。
説得力のある資料
資料➈~⑪は、公会計の資料、というのかな。バランスシートや、資産と負債を市で比較したグラフ、総務省の資料などで、あればベターということでした。ここは、また必要になった時に取り組めばよいかな?という感じに捉えています。
資産、というのは固定資産+流動資産の合計なんですね。有形固定資産、という言葉も初めて知りました。
おわりに
川崎市議の岩田さんが質問していました。「川崎市は不交付団体なのですが、交付は受け入れたほうがよいのか」という意味の質問だったかな。
答えとしては、交付されると自立性が失われるので、もらわないほうがよい、という意味のことをご回答されていたように思います。
減税するのがいいか、なにか事業をなくすのがよいのか。これは政治的パワーの問題であって、善か悪か、という話ではないのです。理屈よりも、パワーなんですね。だけども、理屈も理念もしっかりと持って活動するに越したことはありません。私もあらためて学びの多いセミナーでした。
まとめられるのか、ちょっと自信がなかったのですが、なんとかここまでまとめることができました。
なにか間違っていたり、ご質問がありましたらコメントなどいただければと存じます。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
楽しい振り返りはこちらで!笑
浜田聡さんの報告動画
感謝しまーす
ふわふわ~
減税あやさん💛
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