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だから今日も、一緒に水を飲む

私には、もうすぐ2歳になる娘がいるのだけど。

2歳ともなると、こちらの話す言葉の意味は大体わかるし、娘自身が話せる言葉も増える。つまり、「なんとなくコミュニケーションがとれる」ということだ。

頑張って伝えようとする姿勢は食べちゃいたいくらいかわいいし、成長を感じてしみじみはするけど、嘘みたいに自己主張が激しくなるし、しつこいし、なにより声がデカい(個人差はあります)。認めたくないが認めざるを得ない、ついに我が家にも「イヤイヤ期」が到来した。

先月息子が産まれて、1年の育休を取っている夫は、そんな娘と過ごす時間が一気に増えた。すっかりパパっ子で夫はデレデレのデレ。最近、娘のトリセツに「娘の指定した行動を共にすること」が加わったのだとか。

具体的に言うと、
「水を飲むときは同じタイミングでコップを口に運ぶ」
「絵本を読みたいときは別々のものを隣で読む」
「お昼寝するときは隣で同じ姿勢で横になる」

そんな感じ。

お水をどのくらいコップに入れるかとか、どの絵本のどのページを読むとか、ベッドのどこに寝るとか、割と細かく指示出しをしてくるようになった。

ちょっとサボると
「あんまぁ!!!」と怒られるらしい。

ちなみに娘なりに人を選んでる(?)のか、私にはそこまで強要してこない。

「なんか恋人みたいだね」と言うと、

「いや、恋人より厳しい」と夫。言葉とは裏腹にちょっと嬉しそうだったりして。一瞬彼女を甘やかす彼氏に見えた。

ぶっちゃけ、かわいい娘が親と行動を共有したいと思う時期なんて一瞬だし、そんな貴重な時期を大事にしたいのが親心。

いつ「パパ臭い」「うるせぇクソババア」って言われるかわからないから、嫌ってほどかまってあげられる今を噛み締めたいよね。

子どものイヤイヤ期が原因で親がイライラ期に入る気持ちもわからないでもないけれど、長い人生として捉えたときのほんの1.2年かと思えば、それもアクセントと楽しめる気持ちの余裕くらいはもって生きていきたい。(あくまで個人的に、)

だから今日も、娘と一緒に水を飲む。

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