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vol.7 『セッション』

✿はじめに✿

こんばんは🌙

今日、久しぶりに映画を観ました。
「セッション」です。

偉大なジャズドラマーを目指しアメリカで最も有名な音楽大学に入学したアンドリューが、その学校でもエリートが集めるバンドチームを取り仕切る鬼教師フォールズ先生と出会い、成長する物語です。

マイルズ・テラー主演のこの作品は、第87回アカデミー賞で5部門でノミネートされJ.Kシモンズの助演男優賞を含む3部門を受賞しました。

見始めた時間が遅かったため、2日に分けようと思っていたのですが、引き込まれて一気に観てしまいました。

言葉がまとまらないままですが、この興奮をそのまま記そうと思います。

✿vol.7『セッション』✿

まず、主人公アンドリューのドラムに対する姿勢です。

彼は悔しさをバネに絆創膏を何十に貼ってでも血がにじむほど練習します。劇中ではまさに血と汗の結晶というほどの練習をします。その姿は、息をするのを忘れるというよりも、観る側が息をするのを許さないほどです。

一人の青年が熱血指導の先生と出会い、鬼気迫る姿で血と汗がにじむほどの努力をする。

それだけでも、十分なのにこの作品はそれだけで終わらせてくれませんでした。

彼は時に先生に真っ向から反抗するのです。もう意地と意地のぶつかり合い。

自分のドラムにプライドを持っているからこその姿勢なのだと思います。

事故に遭って血だらけになって演奏できる状態でなくても舞台に立とうとしたり、ドラムに専念するために彼女をひどく傷つけて振ったり…

彼はドラムに取り憑かれて盲目的にもなっていました。

でも、そこまでのめり込む、そして自分のドラムに自信を持っている、自信を持てるほど恐ろしいほど努力する、そんな生き方が
やりたいことが見つからず、ここまで注ぎ込むほどの努力をしていない自分からしたら、羨ましくも思いました。

次に、JKシモンズ演じるフォールズ先生です。
彼はただの熱血教師ではありません。

まず口は悪い。教え子に対して使う言葉ではないなと終始思っていました。
反感も買われるなあと。

そして何より、教え子をよくしているのか、落としているのか分からないのです。

彼は、褒めるときはとことん穏やかな顔で褒めます。しかし、突然に陥れるようなことをするのです。

特にラストは「あり得ない。。」という感じでした。

でも、それについてくる、いや超えてくるアンドリュー。
そのアンドリューの姿をみるフォールズ先生もどこか嬉しそうで
いびつな教師と教え子という関係ですが、どこか心が温まる気がしました。

この音楽を愛する二人のぶつかり合いがまさにセッションなのだと感じました。

✿最後に✿

セッションは、かなり見入って圧倒されるような作品です。
なんだか毎日パッとしないなと感じていた私にとっては、はっとするようなスパイスになったと思います。
もしこの記事を読んで観て頂けたら嬉しいです😀

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
感染の拡大と大雨が続いています。どうか、健康と身の安全に気をつけて
お過ごし下さい☕🌂

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