働いて2ヶ月。自分への気づきPart1

ーまとめー

1) 働いてから自分自身、かなり受け身で過ごしていたことに気づく。

2)関心がある分野だからこそ、頑張れる。

ー内容ー

1) 受け身だった私。

最初に、私はカフェで働くまでバリスタとしての経験は皆無だった。私のカフェでは基本、一人体制でお店を回すため、慣れないコーヒー作りをして、接客をして、掃除から準備まで全て一人でこなすことは、正直思い通りにはいかない。失敗も数え切れないほどしている。その度に、オーナーから叱られたり、時々ひどく言われてしまうこともある。そしていかにカフェビジネスの厳しさや経営の大変さがあるのかを小さなカフェで働いていると小耳に挟んだり、身に感じることがある。気持ちが沈んでしまうこともあるが、それでも今現在は辞めよう、辞めたいとは思わない。その理由はなぜだろうって考えてみた。

最初に言った通り、全くのバリスタ未経験だった私がタイミングよく雇ってもらい、そして新しいことを毎日のように学べるこの環境が好きなのだ。通常だったらスキルもないのに未経験で雇われるってあまりないこと。ほとんどが上手くいかないことだらけだけど、ほんの少しでもできたことがあると、心から嬉しい。

バリスタとしての仕事を通して、はっとしたことがあった。最初、働き始めて様々なことを教わるが、一度教えてもらったことってすぐ忘れてしまうものだ。そして、忘れてどう対処したらわからない時、何度かオーナーに同じことを聞いたことがある。けど、それって「すみません、忘れてしまったからもう一度教えてください。」とお願いすることは、受け身で学ぼうとしている自分がいるってことなのだ。(勝手に判断はできない例外もあるが)

学ぶことってふた通りある。”ただじっと話を聞いて、たまに疑問に思ったことを質問して、ああそういうことかって理解する方法”と、”自分から疑問に思ったことをわかるまで何度も調べたり、体験して、実験のように繰り返していく学ぶ方法”。これって前者は私自身、小、中、高校の授業を通して繰り返してきた形であって、後者の方法は、大学生の時、記事か何かでこの大切さを読み、理解していた。というより、理解して実行していたつもりになっていた。

コーヒーに関してわからないことは山ほどある。豆を挽くグラインダーの調節の仕方、どのようにしたら美味しいエスプレッソを作れるのかも、今後ラテアートがさらに上手になっても、疑問は出てくる。疑問の点と点を繋いでいかないと、その先にどのようなことがあるのか見えてくるはずがない。学ぶことには終わりはないって誰か言っていた気がするけど、その通りなのだ。

2) 関心分野でスキルを磨くことで見えてきたこと

大学卒業後、デザインでもプログラミングでも作曲、翻訳、何でもいいが何かこれといったスキルを持っていなかった私。原因は、大学在学中、世の中への関心が薄かった?それか飽き性の性格から何かに没頭することなんてなかった。(*一つ言えることは大学生のうち、もしくはそれ以前の頃から自分でお金を稼げるようなスキルは絶対あった方がいい。)

様々な理由があって、当初語学留学で海外にきてしまった訳なのだが…当然、私は一体何をしているんだろうって気持ちになった。ただ偶然、コーヒーに関心が湧いて、ワーホリを取って、運よく働いて、今こうしてバリスタとして過ごしていることはラッキーで後悔がない。お客さんとの会話も楽しいし、上手くラテアートができて、お客さんが喜ぶ姿をみて幸せだなって思う。(ただ、根本の悩みは解決していないが。)

海外に来てから、どんな働き方、どのように過ごしたいか少しずつ自分の中で理解してきている私は、これから先、日本やどこで働こうが、きっと”受け身の自分”は薄れていくと思う。



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