ブラジルのスーパーでの思い出
本日、生まれて初めてコストコ(日本国内)に行きました。
日本とは違うスーパーの形態
カートも乗せられるエスカレーター(オートウォークという名称らしいです)、
ベルトコンベア式のレジ、
キロ単位で販売されている精肉、
大量のパンや大型ケーキ…
さすが「アメリカ」という感じでしたが、
こういった様式は、ブラジルのスーパーでも見られます。
ブラジルのスーパーの思い出
私は、小学3年生の時に行ったブラジル旅行の印象がとても強いのですが、
その頃にこういったスーパーを目の当たりにしました。
なのでコストコに到着して「懐かしい!」と感じました。
(小学5年生くらいの頃、初めてトイザらスに行った時も同じような気持ちになりました。)
私の家の近くにあった大型スーパーは
carrefour でした。
フランスのスーパーです。
ポルトガル語:カへフォウー
こんな感じの発音でしょうか。
日本語:カルフール
日本にもあるんだと衝撃を受けました。
2010年を以て日本におけるカルフールブランドは消滅したそうです。
日本のスーパーと違うと感じた点をまとめてみました。
スタッフがローラースケートを着用
これはカルフール独自の方式らしいのですが、
スタッフが店内をローラースケートで動き回っています。
大型の店舗内で、急いで商品棚に辿り着くためのようですが、
歩いたり走ったりするよりも、確かに効率がいい気がしました。
危険ではないか、と思いましたが、
店内はとても広いですし、
スタッフの脚さばきやコントロールが巧妙な上、
お客さん側も「スケート靴を履いている店員が動き回っている」と認知しているので、
そこまで心配するような雰囲気ではありませんでした。
レジ係が椅子に座っている
日本でレジの店員さが椅子に座っていたら
店員「(お客様が立っているのに自分だけが座るのは失礼だよな)」
お客さん「(失礼な店員だなぁ)」
と感じますが、
ブラジル人は店員もお客さんも
「立ってる意味あるの?」
と感じるそうです。
ずっとその場から動かないのですから、
確かに座っていても問題がありませんし、
むしろ快適に仕事できそうな気がします。
日本人の「お客様は神様です」という精神が知らぬ間に根付いてしまっているんだなぁと考えさせられました。
(ちなみに近頃は、面接などで「お客様は神様」論を持ち出すと、不合格になってしまうお店もあるそうです。そんな考え方を持っている若者はさすがにもういないですかね。)
1セントのお釣り
これはブラジルに限らず、アメリカやカナダ、オーストラリアなど、
様々な国で起こっていることだと思いますが、
1セント単位のお釣りは、ほとんど返ってきません。
(カナダやオーストラリアなどは、1セント硬貨の製造をやめたとか。)
0か5セントの時だけ返ってきます。
それ以外の時は切り上げか切り捨てです。
1円単位まできちんと払い、
お釣りをもらう環境で育ってきた日本人の多くが、
海外で戸惑うそうです。
私も最初は
「日本人だから誤魔化されたのではないか!?」と
不安に思いました。
お釣りの代わりに
私は1セントの代わに
小さいキャンディやガム1粒(ブラジルでは1粒や2粒で売っています)をもらうことがありました。
「騙されてる!?」と動揺しましたが、
他のレジを見るとブラジル人たちはみんな抵抗なくもらっていたので、
「1セント単位のお釣りの代わりなのか」とすぐに理解しました。
逆に、59セントなどですと
60セント渡されたりします。
そういう細かい概念がないのです。
納税者番号(CPF)
会計の際に、必ず納税者番号を聞かれます。
CPFと呼ばれるもので、
ブラジルに納税する必要がある人が持っている番号です。
国籍に関係なく取得できます。
(後日詳しく話します。)
私は当時、CPFの存在を知らなかったので、
スーパーのレジで何を聞かれたのかよく分かりませんでした。
しかし日本人だと分かると、
店員さんが「多分あなたには関係ないものよ」と言ってくれたので、
その場はなんとかなりました。
旅行者や、ブラジルに居住していない人であれば、”Não. (持っていません)”で問題ないと思いますが、
何か番号を聞かれることは覚えておくといいでしょう。
スーパーひとつでも奥深い
私は旅行に行く時、
観光名所もいいですが、
スーパーに行くことの方が好きです。
その土地の人たちがどのような生活をしているのか
どのようなものを食べているのか
知ることができるからです。
これは海外だけでなく、
国内旅行でもそうです。
この記事を書くにあたり、
興味深いお話をいろいろ思い出しましたので、
少しずつ書いていきたいと思います。
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꧁愛マリアンジェラ꧂
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『日常ポルトガル語会話ネイティブ表現』(出版: 語研)
※共著
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