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10年ぶりのカナダ生活は新しい街から

2020年夏

コロナcovid-19 パンデミック真っ最中にカナダに住居を移すことを決めた我が家。以前は東の大都市トロントに住んでいましたが、今回は西の都市バンクーバー。

カナダ行きを決断してからの毎日は準備で慌ただしい日々でしたが、家も仕事も決まる前に来てしまいました。

新型コロナの影響で感染防止のために学校が閉鎖され、世界各地でロックダウンが始まった春頃我が家は都内のマンションで大人しくしていました。食料や生活必需品なども早めに蓄えて、子供達はオンラインで授業を続け、朝夕は家族全員で犬の散歩や室内でのトレーニングなどをして気を紛らせていました。

一気に社会の状況が変わり、4月もGWにさしかかると世界各国で感染の拡大&死者の増加、東京オリンピックの延期、海外旅行の渡航制限などのニュースがどんどん出てくる状況になり一体これからどんな事が起こるのか、すぐには終息するようなものではないのではないか?という全く先が読めない不安が増していったのを実感していました。
その時夫は求職中でしたがしばらく無職の状況が続くかもしれないと思うようになりました。

そして、東京で高い家賃を払い続けるよりも、家を所有するカナダの方が出費は抑えられるのは確実ということで、いつかはカナダに戻ると思ってはいたもののあと数年は日本と思っていたのを早めるかたちとなりました。

バンクーバーに決めたのは偶然というか必然だったに違いありません。ずっとトロントに戻るつもりでした。家もあるし、親しい友人もいるし、土地勘もあるし。でもこれから仕事を探すのなら、どこを選んでもいいよね?じゃあお互いの実家にも近くて、もう少し小さな街で、冬もある程度マイルドなバンクーバーはどう?という家族の話し合いがありバンクーバーに決まりました。話し合いといっても一瞬でした。バンクーバーというキーワードはすぐにストンと消化できました。今まで話に出てこなかったのが不思議なくらいです。パンデミックが長引く事実が予測されるようになり、もしトロントに戻ってもすぐには賃貸にしていた家に入居が(コロナの影響で)ほぼ不可能ということが判明したというのもあります。

初めて住む街、あまり詳しい下調べもせずなんとなくこんなかな?とゆるい考えで来てしまい、思いもよらずカルチャーショックもたくさんあります。同じカナダの都市でもトロントとバンクーバー、顕著に違う事がたくさん。しかもカナダは州によって決まり事も違うのです。運転免許も違う。新しい事だらけの生活が始まりました。



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