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カナダ上陸の記録 〜初登校〜

2020/9/17 コロナ禍の新入生
まだまだ暖かい日差しの中、娘は他の生徒より1週間遅れで初登校だった。通常なら親が一緒に行って先生に挨拶して、バイバイ、もしくは少し様子を見ていってください、なんていう流れだろうが、なんせコロナ対策で親は学校内に入れない。

さらに事前に見学や下見もなく、日本からオンラインで校長先生と話しただけ。実はクラスルームの位置もわからない。通常なら校内にまず入って廊下からクラスルームへの入口があるようだが、現在は外からそれぞれ直接入れる入り口を使用するらしい???

わかっていたのはドロップオフ時は親は車に残ったまま、子供だけ降りてそこから外に面している自分のクラスの扉から入っていく、ということだけ。幸い、彼女のクラスルームは車から出たら3歩くらいで行けるところ。ただ初めて会う先生に、親もまだあったことがないのに、私は今日から始める生徒です、よろしく、、、なんて向かっていけるのだろうか?

頼るのは息子しかいない。息子はその1週間前、他の生徒と同じ日に新学期をスタートしていた。とりあえず、あのクラスルームらしいから一緒に行ってあげてと伝言し二人を降ろした。一緒に行ってくれた。ただ、誤算があった。まだクラスの扉が開く時間前だったのだ。それなら息子が一緒に待っててくれるだろうと思ったのだが、違った!妹を扉の前に置いて自分の校舎に行ってしまったのだ!遠目で見る親の心配なんて1ミリも気にせずに!

緊張しすぎてトイレ行けなかったかなとか、先生と話せなかったかななどとヤキモキした1日だったがお迎えの時、娘はとびきりの笑顔だった。そしてたくさん友達ができた〜と言いながら帰ってきたのだ!え?本当?すごい!他の子達と喋ったの?友達になったの?楽しかったの?よかったね〜〜。

これほどホッとしたことない。話を聞くと中に入って緊張する間も無く(と思う)すぐに馴染んで、お友達もできたらしい。新しい国の新しい学校でしかも他の子達より1週間遅れで初登校というシチュエーション、考えるだけでも緊張してしまうがそうではなかったらしい。
案ずるより産むが易しとはまさにこのこと。

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