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【塾開業】開校で失敗した教室の共通点〜大学受験専門塾編〜

こんにちは!
アクシビジョンの朝倉です。

私はコンサルタント時代にはどっぷりサポートするケースと軽くアドバイスするケースを合わせると数百校舎は新規開校をサポートしてきました。

また、アクシブアカデミーでも直営、FC含めて20校舎程度はしっかり開校を見てきました。その中で感じる失敗した共通点を書きたいと思います。

今回はアクシブアカデミーの例をもとに高校部・大学受験部の話に特化したいと思います。

閉校・撤退の考え方

アクシブアカデミーの直営校では今までで2教室閉校しています。閉校しないことを目指して経営をされている企業様も多いかと思いますが、アクシブでは開校をしてうまく行かなければ1〜2年で撤退して、そこで働いてる社員をより活躍できる教室でがんばってもらうことにしています。

優秀な社員をうまく行かない校舎に配属していても宝の持ち腐れですし、まだまだこれからという社員に対しても忙しくなる校舎に配属したり、管理職と同じ教室に配属したりした方が成長するので、閉校をマイナスだけとは捉えていないです。

うまく生徒が集まらない校舎でも、この社員ならあと1年したらなんとか利益トントンまでいくと感じたとしても、もっといい立地やエリアの校舎だったら1000万の利益出せるのではと考えた場合は閉校を検討するようにしています。

学習塾(アクシブの)開校の失敗事例

まずはアクシブアカデミー失敗事例をお伝えしたいと思います。成功事例は以前の宝塚校や神戸三宮校などの記事をご覧いただければと思います。

アクシブアカデミーのターゲット

アクシブアカデミーは大学受験の個別予備校ですので、対象は高校生・浪人生です。ターゲット学力層としては、MARCH・関関同立や国公立を目指しているけど、今はあまり勉強していないみたいな層が多く、模試の偏差値ですと40台50台の生徒がほとんどです。

東大・京大・旧帝大など難関国公立を目指したり、合格してく生徒はいない訳ではないですが少ないのが現状ですので、ターゲットは難関私立や地方含めた国公立を目指す生徒です。

このようなターゲット層だと、地域のトップ校ではなく、2番手3番手校の生徒の方がよくきてくれるという印象になります。

(失敗①)立地選びの失敗

開校の失敗はほとんど立地選びで決まります。私が以前にいた船井総研というコンサルティング会社でも「立地一番」という考え方があり、立地は何よりも重要です。それをわかっていながら失敗しています。。。

閉校した教室の大きな失敗は

最寄りの高校からの集客を期待しすぎたこと

これに尽きます。

小中学生がメインの学習塾では、基本的には近隣の中学校のシェアを高めるということを意識されているかと思いますし、それが正解だと私も思っています。(最近、小中学生の塾運営を見てないのでわかりませんが・・・)

それは、小中学生は歩いて学校に通い、学校の近隣に住んでいることがほとんどだからです。

ただ、高校生はほとんどが電車や自転車で広域から高校に通っており、通学時間が20分30分などは当たり前です。

なので、高校の近くの塾・予備校に通おうと考えている生徒よりも、家の近くで塾に通おうという生徒の方が圧倒的に多いです。

アクシブは今後は繁華街・ターミナル立地もしくは最寄り駅の周辺の人口が多い住宅立地にしか今後は出さないようにしようと今は考えています。

(失敗②)開校時の教室長選定

これもよく失敗してしまうなーという感じですが、開校時は必ず一定レベル以上の教室長(できればエース教室長)を配属するべきです。

大手さんのように知名度がある場合はいいのですが、そうでない我々のような塾では開校時の教室長がその塾の評判となってしまうので、最初の入学説明や体験であまり対応が良くないなーとなってしまった場合その後の集客に大きな影響を与えます。

アクシブでもそうなってしまったという教室は閉校した2校舎のうち1校舎はそうだったので、開校時の教室長選定は非常に重要だと思っています。

特に、失敗①で書いたような近隣の高校に通う生徒を獲得すると考えた場合は何人か来たその高校の生徒の口コミは何よりも大切ですので。

(失敗③)近隣に教室を出しすぎた

私自身、数多くの塾を見てきた経験もあり、どのぐらい離れても大丈夫かなどはわかっているつもりでした。ただ、大学受験専門の塾の開校はそこまで多く携わっておりませんでした。

なので、小中学生の感覚で近隣に出したら、集客が分散して、1教室ごとの問い合わせが明らかに貼ってしまったということがありました。

中学生と比べると通塾率も高くないですし、高校受験をする率は100%に近いですが、大学受験をする率は50〜60%程度になるのでどうしてもターゲットが少なくなってしまいます。

近隣に出すことで良い効果が出るかなーと思っていたのですが、現状のアクシブアカデミーの認知度だとそこまで出せないなというのが今の結論になっています。

東進衛生予備校さんのように各駅に出すぐらいになりたいものです。

まとめ

アクシブアカデミーで失敗した3つのことを書きました。もし、大学受験専門塾を開校をされる場合はこれらは絶対に意識してほしいなと思っています。

それ以外にも

  • 物件の視認性

  • 塾ナビの競合数

  • 最寄り駅周辺の人口数

  • 最寄り駅の乗降客数

  • 近隣の高校数

なども確認していきながら、開校エリアを選んでいます。今後アクシブアカデミーで新しく開校したりした場合はお知らせできればなーと思います。

今回は大学受験専門塾の開校時の失敗についてでした!

また、次回もお楽しみに〜

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