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コンセプト・ポジショニングを確定させよう!【大学受験塾開業#14】

こんにちは!
塾開業のサポートやFC展開をしているアクシビジョンの朝倉です。

本日は開業する際に最初に考えてほしいことについて書いていきたいと思います。

それは、

コンセプト・ポジショニング

です!

現在は多くの塾・予備校が乱立しています。昔は指導形態の違いだけでしたが、現在は指導形態の中でもさまざま違いが出ているというのがあります。

大学受験塾を開業するために、どのようなポジショニングに自塾を設置して、ターゲットを誰にして、コンセプトをどうしてということを考えるきっかけの記事にできたらなと思っております。

まずはポジショニングから

ポジショニングの結論としては、オーナー自身が一番強みを持っているところや作りたい塾としてポジショニングするべきと思っています。

価格が高い塾
価格が安い塾

講師がプロの塾
講師が大学生の塾

個別指導の塾
映像指導の塾

コーチングがある塾
コーチングがない塾

医学部受験対応ができる塾
学力中間層への対応がうまい塾

難関私大に詳しい塾
国公立大学に詳しい塾

プロ講師としての実績や実力がある塾
プロ講師としての実績や実力がない塾

などなど色々なポジショニングがあるかと思います。これを掛け合わせて自身が作りたい塾のイメージを作り、同じ様な塾がない地域に出店することで、その需要を取り込むことが可能ですのでポジショニングを考えてから、地域を選ぶという形がいいかと思っています。

もちろん、開業当初には強みがわからないというケースも多いかと思います。ただ、その状況でも自分の塾は他塾と比較してどのポジションに入ればいいのかというのは考えるべきです。

また、ニッチ過ぎたりして、ニーズがないということもありますので、しっかり同じ様なポジションニングをしている塾を調査して、他の地域ではうまくいっているというのを見つけておくことも大事です。真似るということはビジネスにとって非常に大切なので、色々な塾を見ていいところはしっかり真似ていきましょう。

アクシブアカデミーではどうだったのか?

ちなみに、アクシブアカデミーの関西発の校舎である宝塚校の最寄りの宝塚駅では大学受験専門塾は東進衛星予備校しかないという状況でしたので、大学受験専門の個別予備校を出すことで成功できると考えていました。

また、次に出店した神戸三宮校も同じく、大学受験専門の個別指導塾というのが少ないエリアでした。武田塾さんが先にありましたが、大きなターミナル駅でしたので、問題なく問い合わせは来ました。

このように、勝てるだろうというポジショニングを取ることが大事です。

地域から考えてしまって失敗してしまう可能性があります。

地元のこの地域に出店したいなどあると思いますが、地域から考えてしまうと、自分の作りたい塾のポジショニングを取れない可能性があります。

開業の1校舎目というのはどこでも出店できますし、サービスもなんでも考えられるのでしっかりポジショニングを考えてから出店エリアを決めてもらえればと思っています。

おすすめのポジショニングは?

今の大学受験業界でのおすすめは

学力上位層向けの「映像指導×コーチング」の指導形態で、年間客単価を60〜80万ぐらいのタイプ

学力中間層向けの「個別指導×コーチング」の指導形態で、年間客単価100〜150万

の2つかなと思っています。

アクシブアカデミーではさらに、コーチングを社員のプロコーチがやるというさらなる差別化をしていますし、武田塾さんなどは大学生講師がやっているので、そことの差別化も意識してますし、一般的なトライさんのような個別指導塾ともプロコーチがコーチングするということで差別化できていると思っています。

また、自習室などの学習環境を大手予備校並みにするということも意識しています。他の個別塾さんは小中学生がいて大学受験勉強には不向きな学習環境になっているケースが少なくないので。

ポジショニングが決まれば、ターゲットが決まる

自塾の立ち位置が決まれば、勝手にターゲットは決まっていきます。ただ、その際に少しだけミスマッチがありえるということだけ伝えていきたいと思います。

上記で書いた「映像指導×コーチング」や「個別指導×コーチング」などはどちらも上位層向け、中間層以下向けの指導もできる指導形態です。実際、どちらも成功されている塾はあるでしょう。

しかし、個別指導があるかないかというのは非常に重要です。個別指導×コーチングの指導形態でも教材として、映像授業を使うケースもあるかと思いますが、個別指導があるということで、学力中間層の生徒が今何に困っているかがタイムリーに理解できますし、理解しているかどうかも把握できます

個別がないという塾の場合は学力中間層以下をきちんと対応できないケースがでてきますので、ある程度上位層に向けた方がいいと思っています。

このように、できるけどミスマッチがありえるということは念頭においてターゲットは決めてもらった方がいいかなと思います。

次にコンセプト作り

ポジショニング・ターゲットを決めて、そのポジションニングが成功しそうなエリアに出店することを決めたら、次はコンセプト作りです。

コンセプトといっても大それたことではなく、

こんな生徒をこんな風にします!
そのために必要なサービスはこれです!

というのを決めることです。

アクシブアカデミーでは

偏差値40台、50台の生徒を短期間で偏差値+10を実現します!
そのために、全方位個別アシストで全力でフォローします!

というものです。全方位個別アシストというのがわかりにくくて良くないものだとは思っているのですが、我々は大学受験の全てのサポートをするということを一番に意識しているので、そのような形になっています。

ちなみに全方位個別アシストのサービスは「プロコーチのコーチング、難関大生の1:1個別授業、個別カリキュラム作成、質問し放題、保護者サポート、Axiv模試、受験校選定サポート、最適な学習環境」などのこととしています。

短く、わかりやすいキャッチコピーが理想

コンセプトを短く、わかりやすい言葉にすることが理想としています。その点、アクシブアカデミーは良くないのかなと正直思うのですが、いくら考えても我々が表現したい言葉にはならないので、一旦そのままにしています。

武田塾さんなどは「日本初!授業をしない武田塾」というキャッチコピーが非常に有名だと思います。そのようにうちは授業ではない部分でのサポートを実施する塾ですとしっかりコンセプトが際立っていることが、あれだけ成長した1つの要因だろうなと思います。

1校舎目は長いコンセプトでいい

コンセプトのかっこよさや伝わり安さは最初はそこまで必要ないです。自塾に興味を持った人がわかってもらえるものであればいいです。

パッと見てわかるものではなく、しっかり説明してわかってもらうものでも最初は問題ありません。複数拠点展開しないということであれば、ずっとそのままでもいいでしょう。

大事なのは見た目より中身かと思うので、こんな塾にしたいという思いが詰まったコンセプトを作ってもらえるといいなと思います。

まとめ

今回はポジショニングとコンセプトについて書いてみました。非常に難しいテーマではありますが、まずはどこのポジションで戦うのかを考えるのが何よりも大切だと思っています。

自身の強みを出せて、こんな塾を作りたいと思っているものその地域にはなく、他の地域では流行っているというのを真似てしっかりいい塾を作ってもらえたらなと思います。

この辺りは最初に考えることですので、開業前には色々と考えてもらえればと思います!

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