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偽薬本(プラセボん)

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『僕は偽薬を売ることにした』(2019、国書刊行会)についてのあれこれ
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複素効理論と公理的漫才論

複素効理論と公理的漫才論

僕は偽薬を売ることにした』(国書刊行会)では、「複素効理論」を提唱しています。読みは「ふくそこうりろん」。

一見して怪しげなこの理論を一言で表現するならば、「数学における複素数という概念を薬効理論に導入したもの」ですが、実際にどのような評価を受けるのかは分かりません。

しかし、この理論に期するところは明白です。

チリンチリン。

複素効理論に著者として期待するのは、まさしく「チリンチリン」な

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