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偽薬本(プラセボん)

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『僕は偽薬を売ることにした』(2019、国書刊行会)についてのあれこれ
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#梅棹忠夫

梅棹忠夫「情報産業論」と複素効理論

梅棹忠夫「情報産業論」と複素効理論

呪術は一種の情報の体系である。薬効もまた一種の情報の体系ではなかったか。
梅棹忠夫『情報の文明学』(中公文庫、255ページ)

そんな問いかけで締められた一節。

ここに、複素効理論へ至る道のりの端緒を見出すこともできるかもしれません。

情報産業論本記事は「情報産業論」と題された梅棹忠夫氏の論文を『僕は偽薬を売ることにした』(国書刊行会)へ接続する試みです。

「情報産業論」は1963年(昭和3

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