テレフォンセ○クス

眠れない夜
すっかり寒くなって
なんだか人肌恋しい季節
そんな時には思い出すの
あなたの熱いスティック
ミートでできたそのスティック
先端から止めどなく湧き出る白濁
それはまるで泉のよう
その熱い飛沫は
いいえそれは温泉かしら

どうでも良いのよ
今日はあなたの熱い飛沫が欲しい
飛沫感染なんて言葉が流行っているけど
私が欲しいのはひまつじゃない
私が欲しいのはしぶき

でもあなたはここにいない
遠くベーリング海でマグロを釣るあなた

触れたくても触れられない
マグロのように泳いで
あなたの元へ行けたらいいのに
いいえマグロじゃいけないわ
だって逝けないもの

そんな時は電話を手に取り
大事なところにはあてないわ
私のスマホは防水じゃないの
こんなスマホじゃ私の洪水に耐えられない

受話器越しに聞こえるあなたの声
なんてセクシーなの
その声だけでYが熱くなってくる

でもそれだけじゃ物足りないの
あなたZOOMって知ってるかしら

ビジュアライズされた私の顔をみて
潮にまみれたあなたの顔も見たいのよ
あらやだ
その潮は私の潮じゃないわ

あなたの凸もみせてちょうだい
私の凹もノーカット無修正で見せるから

あらやだあなた
私の凹はノーヘアカット無臭よ
失礼な冗談を言うのね

冗談も言えないほどギンギンにしてあげる
ビジュアルの力がいかに強大か
今に見せてあげるわ

テレフォンセックスという言葉が死後になるくらいにね
私がテレフォンセックスを葬った女
私はリモートセックスよ