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慣れないことしすぎたDay

とうとうこの日が来てしまった。
私は柄にもなくナーバスな朝を迎えたのである。

スターバックスフレンドのシアトル出身、Jillさんと2人で東京に行くのだ。
さらにキャッスル・ティンタジェルなる中性バトルスポーツに挑戦する。

約2ヶ月前くらいだろうか、スターバックスでJillさんと話していた際に、
キャッスル・ティンタジェル行こうよ!と誘われた。
中世バトルエクササイズ、楽しいよ!と言われ、
なんか楽しそうじゃん!と思い、深く考えずにOKした。
新しいことに挑戦するのは大好きだ。
直感を信じる事はインポ・インポータントなのだ。

それなのになぜこんなにナーバスな朝なのだろうか。
何がナーバスかと言えば、言うても言い切れないのだが。

一番はほとんど英語しか話さないJillさんと、1日過ごせるかと言うことだ。
学校教育の英語は学んでいたものの、留学経験などあるわけなく、
ワイのエングリッチュはちょっと話せるくらいのテクでしかないのだ。

スターバックスでチョチョイと話すのとはわけが違い、
駅で待ち合わせしたりとか、電車を乗り換えたりとか、
色々としなけばいけない。
想像できないほどハードルがコンドルである。

結論を話せば、いざその時になると自然に英語が出てくるわけで、
色々な話を楽しんだ。
しかしこれは私の技量ではなく、
Jillさんがワイの幼稚なEnglishに合わせてくれたからである。
調子に乗ってはいけないのだ。

日本で色々と話せる友達ができて嬉しいと言ってくれた。
Jillさんは子供を中心に英語を教えるティーチャーなのだが、
お仕事になると「教える」ことが優先となってしまい、
リラックスして英語で話せないのだそうだ。

そんなこんなでキャッスル・ティンタジェル がある都内の倉庫に付いた。
そこで本日最大の難関が訪れた。
重い鉄の扉をギィと開けると、そこにティーチャーが立っていた。
まさかの見たこともないほどムキムキなドイツ人だったのだ。
ドイツ剣術を教えてくれるクラスだったので、当然と言えば当然だが、
てっきり日本人の先生だと思っていたワイは唖然とした。
しかも周りの生徒を見渡せば、多くが日本人ではないではないか。

そこで悟ったわけである。
ここは異文化空間だと。私は異文化に突然ワープしてしまったのだ。

やったことがないドイツ剣術を英語で学ぶことになってしまった私は、
必死に見様見真似で2時間のエクササイズをこなした。
色々と説明してくれたり指示してくれたりするのだが、
約半分は何を言っているかわからず、
文字通り体で覚える経験をしたのである。

そしてエクササイズとは言え、結構ガチなクラスであった。
ムキムキジャーマンTの目は真剣そのもので、
本気で殺されるんじゃないかと言う気迫を感じた。

ドイツ剣術は面白かった。
2時間程度で習得できるわけないのだが、
1つ1つの武器や1つ1つの行動にきちんと意味がある。
自らが切られるリスクを極限に減らしながら、
敵を攻撃する方法をいくつか学んだ。

これで金髪美女と出会っても、堂々と英語対応できるであろう。
金髪美女が悪いやつに絡まれても、
身を守りながら攻撃する術を学んだセンクスの実力を存分に発揮できる。

知らない環境に身を投じたことで、想像以上に慣れないことを体験できた。
非常に疲れた1日だったが、得られるものもたくさんあった。
出会いと環境に感謝顔射である。

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