規約作成と法律相談
その昔、サービスサイトの制作にかかわった際に
仕事でwebサービスの規約を作成したことがあった。
皆さん、規約って読まないですよね?
作成した、私も仕事で関わる前は読んだことありませんでした。
利用規則、ガイドライン、ポリシー、サービス規約、約款
など、とにかく文字で埋め尽くされたもの。
・よほど好きか
・ビジネス上の契約するか
・サービス提供側か
作成手順
10年位前の作業手順ですからね。
・似たようなサービスの規約をエクセルで条項ごとに並べる。
・必要項目の洗い出し。
・修正、加筆、削除したりして再度作成。
・完成したものに抜けやリスクが無いか、顧問弁護士に相談。
・再度改変、修正等の対応
こんな流れで作成しました。
法律家への相談
作成したものを専門家へ相談して、ややグレーなところを
明確化すべきかなど、様々な観点で確認します。
当時の私にとって意外だったのは、
リスクとなりうるところを
明確化すべきか、そもそも規約に盛り込むべきかなどの
グレーゾーンをピッシとアドバイスしてくれると思ってました。
いざ、大手の顧問法律事務所に相談すると、
よほどの法的リスクが無いと、彼らもグレーな回答したことでした。
当時の私は、
「コレで何かあったら、私たちにお任せ下さい!!」
なんて言葉を求めていたのかもしれません。
アメリカのような訴訟文化と異なり
肌感覚として、専門家もリスクを嫌います。
まー当然と言えば、当然なんですが…
ただ、ビジネスにはある程度のリスクが当然つくものなので
そのあたりの考慮の度合いが低くって、意外でした。
結果、「リスク許容度を会社で判断してください。」
っていう結論を会社に持って帰った。
なんだかそんな記憶しかありません。
もちろん、こちらは専門家では無いので
全く持っていなかった観点のリスクの指摘をしてくれた
記憶はあります。
表向きは顧客志向を謳っていても
比較表を作成すると業界内における会社のスタンスが分かる
比較表を作成する人なんて、まず居ないと思うんです。
作成してみて改めて分かったんですが、「顧客志向」かどうか。
数社の比較表を作成したのですが、コレ如実に表れます。
どんなに顧客志向をアピールしていても、
末端または、リスク管理を行う法務まで
「顧客志向」浸透しているのか。
特に、企業規模、サービスサイズが大きいほど
分かりやすいです。
なんなら、同じ項目一つとっても
「誰に」「どのような」「リスクを」「どこまで」「負わせるか」
・とにかく利用者にリスク型
こんなサービス結構あります。
目的が、提供側のリスクヘッジのためのものなので
理解はできます。
何ですが、その度合いが比較表を作成してみて
どの程度なのかが、可視化されました。
もちろん、企業の規模、体力、成長ステージなど
様々なものが絡み合ってリスク許容度を元に
規約作成をしているとは思います。
皆さん知っている有名企業なんだけど、
意外と顧客に押し付けタイプだったんだー
など、結構気づきが多かったのを覚えています。
今は大変。もっと寛容に。
今の方が大変だと思います。
特に2Cサービスは。
作成は、生成AIを活用すれば比較表や違い、抜け、追加など
比較的容易になっているかもしれませんが、
問題は、フロントに立つ人が大変ってことです。
・約款に書いてありますか。
・規約に書いてありますから。
と言ってもSNSで炎上すると
ブランディングやマーケティングへの影響は大きくて。
後は、カスハラ。
カスタマーハラスメントを相手にしないと言う
企業側のスタンスは大賛成です。
ただ、ネット晒とのバランスは難しいです。
なんだか、ダラダラと結論無く書いてしまいましたが、
お伝えしたいのは、
・寛容でやさしい社会
・ルールが少なくても回る社会
自分も含めて意識しながら生活したいですね。
そもそも、ルールが多い社会ってなんだか苦手なんです。
だってルールって、人に迷惑かける人が多いと
どんどん増えていきませんか?
人に迷惑かけず、寛容でやさしい社会を
もっと考える時が来ている気がします。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。
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