研修カリキュラムの自動生成を実験
この記事でわかること
この記事では、生成AIに企業で実施している研修の要件定義を入力して、研修カリキュラムを作成してみたらどうなるかを紹介します。
企業研修とは?
まず、企業研修について簡単に説明します。多くの方は、社内や社外の講師による研修を受けたことがあると思います。特に大手企業では、コンプライアンスの重要性が高まっており、毎年のように研修を実施しています。新入社員研修から始まり、役職者向けの研修など、さまざまな研修が行われます。
最近では、人生100年時代と言われ、アンラーニング、リカレント、リスキリングといったキーワードが注目されています。企業も、従業員が自主的に学べる環境を整えつつあります。
企業研修市場は非常に大きく、例えば矢野経済研究所のデータでは、2023年度の市場規模は約5,500億円とされています。初期投資が少なく、自身のノウハウで起業できるため、参入障壁が低いビジネスです。
研修実施の流れ
研修を実施する流れをざっくり説明すると、以下のようなステップがあります:
組織における人材の課題感を把握
課題解決の手段を検討 ※手段ありきで研修かもしれませんが。
研修内容の検討
外部会社からの情報収集
ヒアリングを通じて課題の解像度を上げる
提案を受けて実施(外注または内製)
新入社員研修のように毎年実施するものは、前年の内容をアップデートすることが多いです。ヒアリングを通じて、研修のカリキュラムが作成されますが、過去の実施内容や他社事例を参考にすることで、ある程度モジュール化できるものもあります。
生成AIを使った研修カリキュラム作成
では、本題です。研修カリキュラムを生成AIで作成できるか試してみました。以下が要件定義です:
受講対象者:新入社員
入社企業:自動車メーカー
受講者数:100人(20人×5クラス)
実施時間:5日間(1日あたり7.5時間)
学びたいこと:ビジネスマナー、社会人としての心構え、電話の取り方、チームビルディング、コミュニケーション、社内ルール、コンプライアンス、ロジカルシンキング、報連相
この要件を基に、ChatGPTにカリキュラムを書いてもらいました。結果、細かく具体的なカリキュラムが出来上がり。
ちょっと情報が荒いので、もう少し細かく書いてもらうようにしたら。
さらに外注した場合の費用も計算してもらいました。
新卒が使って人事が使ってないかも。
正直、ラフ案として利用するには十分な回答だと思いました。
こういうのって学生の方が情報早いし、楽したいから使ってて、
人事部の方が会社側のセキュリティが厳しくって生成AI使えなかったり、
試してなかったりするんだろなー。なんて思いながら見てました。
まー大学やら高校やらも同じだと思います。
なんだかなー。
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